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2016年3月

2016年3月31日 (木)

やきとりちゃんこ夢 旗の台

Photo

やきとりちゃんこ夢

最寄駅は旗の台。昭和大学病院にも近い当店へは仕事関係者と2名でお邪魔し、

奥の小上がり席を利用。オーダーは訪問歴のある同行者に任せました。

力士みそきゅうり@600

みそが秀逸!ニンニクを効かせ肉片が入っているのかしら?

ピーナッツみそのような食感に旨味があって、瑞々しいきゅうりを美味しくいただけます。

厚あげ@600

自家製の厚あげのようで、外はかりっと中はふわふわ。

刻みネギと鰹節を背負い、生姜醤油とのマッチング力も優秀。

ちゃんこ鍋@2,200

塩orみそを選べますが、オーダーは塩で。

卓上カセットコンロを使い、鍋は豊富な具材をセットした状態で運ばれてきます。

粉末の鰹節が味のポイント。鍋にはうどんも入っているから、これ1つで満足度も高いのですが

〆には中華麺もお願いしました。確か別注文扱いだったかな。記憶が曖昧ですみません。

鍋の終盤、ぽってり濃厚なスープに絡ませていただくと喜びも倍増。

胃袋もほかほかと温まりました。

焼酎はボトルで注文しましたが、飲みきれない場合は持ち帰れます。

また同行者の話だと、当店は焼き鳥も美味しいのだとか。

気さくな女将さんが接客にあたってくれるので、初回でも肩が凝らずに楽しめました。

機会があれば、また利用したいと思える店であります。

 

やきとりちゃんこ夢

東京都品川区旗の台2-1-8

TEL       03-3787-2032

営業時間/  17:00~23:00(L.O.22:30)

定休日     水曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月30日 (水)

麻辣誘惑 大宝 池袋北口店 (マーラーユウワク タイホウ) 池袋

Photo

東北料理「麻辣誘惑 大宝」 池袋北口店。

最寄駅は池袋。北口より徒歩3分程でとても分かりやすい立地なのだけれど、両サイドを

風俗店に囲まれ、しかも店名に「誘惑」の2文字。意味深でなかなかに危うさが漂うロケーション。

某日は宴会仕様。リザーブされたのは2階右手の個室テーブル席。

以下の料理は、幹事さんが、グランドメニューを中心とし事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、(今回の料理に)興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

銘々へのテーブル・セッティングはなく、ターンテーブルに取り皿、ロゴ入り箸袋に入った箸が

まとめ置かれ、同様にタオルおしぼりも積み上げて提供。

また、卓の中央には、調味料一式と爪楊枝、テッシュボックスもありました。

料理はすべて大皿での提供で、取り分け作業が必要。

当日、菜單の提示はなく、日本語を流暢に話せない中国人スタッフさんが配膳につくため

言葉の壁があるのでしょう。口頭説明もカット。

宴の解散後、幹事さんより料理名が公表されました。

自家特製皮凍

豚皮の煮凝り。

箸で掴みづらいぐらい、つるんとした煮凝りには、醤油だれと刻みニンニクのツンとした

辛味が好相性。コラーゲンによる美肌効果を期待したいな。

五香熏肉

下味をつけ軽く燻製にした豚肉はパサパサになりすぎず、噛みしめると旨味あり。

香熏百葉(百叶)

くるくると巻いた厚手の中国湯葉(百叶)からはスモーク香が香り、地味だけれど

ついつい箸がのびる美味しさです。

酸菜白肉鍋

スペアリブと細切りにした酢漬け白菜の煮込み。白菜からもっと発酵臭が発せられるものかと

思っていましたが、意外にも穏やかで下世話になりすぎない味加減。

鍋に同居する凍豆腐と汁を吸いこみとろとろになった春雨が美味い。

黃金小饅頭

中央の器には練乳。

私のイメージでは、炸饅頭(揚げ饅頭)はデザートのポジションなのですが、宴会料理は容赦なく、

ハイテンポに次から次へと運ばれて来ますから、これを気にしていてははじまらない。

熱々の饅頭を割り、甘い練乳をたっぷりつけていただく。素朴な味わいだ。

複数人でいただきますから、二度漬け禁止令が発動しそうね。

地三鮮

3種の野菜はジャガイモ、茄子、ピーマン。

各野菜にしっかり火が入りソフトな食感で、家常的な安心感を得られます。

橄欖菜四季豆

橄欖菜、挽肉、インゲンの炒め。唐辛子がところどころ見られますが辛くはありません。

橄欖と芥菜の塩漬けが味の主軸でお酒の進む味わいです。

乾鍋金錢肚

成都で人気の汁なし火鍋「干鍋」は固形燃料を用いてターンテーブルにサーブ。

ハチノス、レンコン、コンニャク、干しシイタケなど、具材が豊富なのは嬉しいけれど、

肝心のハチノスは少な目。四川独自のむせるような強いスパイスの香りもありませんし、

辛さそのものも破壊力を感じられません。

冰花煎餃

ニラと炒り玉子の羽根つき焼き餃子。

むっちり皮を噛み切った瞬間に肉汁を含んだ熱々のスープが飛び出てくるので

衣服を汚さないようご注意を。

竹筒香脆蝦

竹筒に収められたのは、殻付きエビのスパイシー揚げ。カリカリに揚げた食べれる唐辛子や

ピーナッツも入っているので、スナック中華菓子「香脆椒」との合体技のよう。

蒜蓉菠菜

ニンニクを効かせたほうれん草炒め。

鐵板豆豉牡蠣

ピーマン(赤・青)、キクラゲ、タマネギと、身近に感じられる野菜を牡蠣と組み合わせ

濃い味ですが、ダイレクトな豆鼓使いは感じず、大衆的でとっつきやすい味の仕上がり。

ランチで供したら、予想以上の威力を発揮して白飯をどんどん消費できるのではないかしら。

水果

メロン、リンゴ、オレンジ。変わったタイミングですが、ピークタイムに忙しく行き来する

スタッフさんにチェイサーまでお願いしづらいため大歓迎。

紹興酒の合い間の水分補給はフルーツから摂取する。

特にメロンの甘みと水分は乾いた喉に潤いを与えてくれるのです。

重慶辣子雞

鶏肉、ネギ、唐辛子、香脆椒。

申し訳ないが、これが後から辣子鶏だったということを知り驚いた。

辣子鶏は、山盛りの唐辛子の中から鶏の唐揚を探しだすもの、

と定義していた自分にはショッキング。

唐辛子はお気持ち程度のため、重慶パンチは皆無に等しく甚だ残念である。

蔥燒牛蹄筋

牛アキレス腱とネギ炒め。無難な味わい。数人のシェアで丁度良い。

松仁玉米

松の実とコーンの甘炒め。

ミックスベジタブルを使用しているのか、ニンジンとグリンピースもちょこんと参戦。

とうもろこしの甘みが味のキーポイントで、頂に点在する松の実が妙に有り難い。

孜然羊肉

ラム肉の漢方クミン炒め。タマネギが参加し、香菜との相性は鉄板。

こちらは味に安定感が望め、美味くいただけた。

脆皮鮮奶

ラストは甜品2種。

脆皮鮮奶はカスタード風味の生地を俵型に形成し揚げたもので、中心部を見ると

柔らかい餅状のものが入っています。なんだろう?

自身は初体験ですが、素朴で優しい味わい。参加メンバー女子の熱い支持を受けた。

五彩糯米棗

種を抜き餅をつめた棗に水飴のような甘いシロップをかけたもの。私はこちらが好み。

五彩とありますが、お供はカシューナッツのみの単独支援。

棗は香りも味も大好き、別腹が開いて、どんどん食べれてしまうわ。

 

以上、計19品の宴会料理。銘々に選んだドリンクの代金を含め

Hand01会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入) 

品数を多く、支払額を安く抑えたいときは大人数に限りますが、当店は驚異的な安さ!

これは特別料理にこだわらず、次回プライベートで利用した際も各自が注文できるように計らい

費用徴収額が膨大にならないよう、幹事さんが入念な打ち合わせでコントロールしてくれたからです。

 

これは主観ですが、今回、選ばれし料理たちは、四川系より東北料理の方に味の軍配があがりました。

また、デザートも興味深いものがあるので、上記料理からの判断ですが、ここでは東北で攻め、

甜品で締めるのが定石だと思います。

※加筆:利用状況により麻辣使いに差がでるようです。

 

麻辣誘惑 大宝 池袋北口店 (マーラーユウワク タイホウ)

東京都豊島区西池袋1-44-10 花鳥風月ビル 1F・2F

TEL   03-3971-5668

営業時間/  11:30~翌5:00

定休日/   無休

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

2016年3月28日 (月)

磊磊落落 (ライライラクラク) 田園調布

Photo

京中華「磊磊落落」 (ライライラクラク)

場所は、田園調布駅東口。三井住友銀行田園調布支店脇のバス通りを

田園調布下まで向かう緩い坂道の右手、道沿い。

うなぎ 「平八」さんの並びで駅近、徒歩1分の好立地です。

ネット情報によると、イートアンド㈱の新業態として2016年2月にオープンした当店は

京野菜や厳選した食材にこだわり、「中華の技法を用い、和を融合させた京風中華」

を提供する、というコンセプトのよう。たいへん興味深い試みだと感じます。

まずは、一人ランチ訪問を目指し、11時15分頃、店の前に到着すると、灯りはついて

いるのですが、営業中の札はなく、また表に出されるであろう品書きも整っていない。

このあたりの店のランチ営業は11時30分からが多いのできっと当店も?

その30分を過ぎた頃、営業中の札を待つ私の横をすり抜け、

田園調布マダムとおぼしき2人が暖簾をくぐり入っていった。

――あれ、営業しているの?無駄に待っちゃったか。

彼女たちの後を追うように急ぎ向かう。

当店、間口の狭い入口で靴を脱ぎ下駄箱に入れるシステム。

これが、銭湯のような下足札の鍵付きで、まるでチェーン店の居酒屋さんのよう(汗)。

ちょっぴりミスマッチにも思えましたが、ほかに靴を収納できる余剰スペースはないため

仕方ない事かと思います。

 

効果的に畳を使い、木の温もりを大切にした町屋モダンな店内は、左手にオープンキッチンを配し、

カウンターには客席に向き合う小さな鉄板コーナーがあり、前にはカウンター席(10)。

また、店内奥にはテーブル席と掘りごたつ席が設けられており、食べログによると

総席数は32席とのこと。

スタッフさんから指示を受けたのはカウンター席ですが、その前に上着を預かってくれるという。

見ると、後ろの壁にフックがあるのでハンガーにかかったお客様の上着がずらりと並ぶ感じだ。

さて、このカウンター席も足が下せるようになっていて、床暖房が完備され、足元は暖かく

心地よさをキープ。なかなか快適である。

着座後、タオル地おしぼり(トレー置き)と、茶呑み茶碗(茶托付き)をもらえ、

耐熱ガラスティーポットで茶もサービス。同時にランチメニューを手渡されましたが

当店昼の単品注文はなく、

楽膳@2,000、鳳膳@3,000、吉膳@3,500、福膳@5,000というラインナップ。

内容構成等、今後変更があるかもしれませんが、平成28年3月の利用時では以下のとおり

【楽膳】 ・本日の京中華前菜15種盛(京漬物3種、炒め2種、揚げ1種、煮物3種、お刺身2種、
     酢の物1種、京とうふ1種、肉料理2種)・本日のスープ・白金豚と京野菜の黒酢あんかけ
      ・炊きたてご飯or中華粥・杏仁プリン

【鳳膳】 ・本日の前菜5種盛・土鍋ふかひれあんかけそば・杏仁プリン

【吉膳】 ・本日の京中華前菜15種盛(京漬物3種、炒め2種、揚げ1種、煮物3種、お刺身2種、
     酢の物1種、京とうふ1種、肉料理2種)・本日のスープ(ふかひれスープ+1,000円)
     ・鉄板焼き薄皮海鮮餃子・鶏と京野菜の炒め・真鯛の鉄板グリル黒酢ソース
     ・近江牛の炒飯・本日の甘味

【福膳】 ・京中華前菜5種盛(京花菜と小芋の中華煮、活車海老跳揚げ、白身魚揚げ五香塩、
     きのこの中華グリル、藤野の京とうふ坦担ソース)・ふかひれスープ・近江牛鉄板焼き
     二種と京野菜、九条ねぎのガーリックライス・本日の甘味。

いいお値段ですが、ちょこちょこと品数豊富です。

楽膳@2,000

お願いしたのは最もリーズナブルな楽膳。選べるご飯は中華粥でオーダー。

木製の角盆に本日の京中華前菜15種盛、中華粥をのせ、刺身用の小皿に醤油をさした

状態でサーブ。後に本日のスープが追行してきた。

厨房で調理を担当するのは店主ほかコックさん1名、サポート役の女性2名、フロア男女各1名と

スタッフ数も十分。不慣れなところもありますが、提供時には1つ1つ、説明してくれる姿勢に

感じ入りました、

本日のスープは、ホタテ貝柱、豆腐、玉子のスープ。

まずはこれから口にして、味の中枢をみてみよう。

当店は昆布と鰹で仕上げた和だしに無添加無化科学調味料でベースを作るらしく、

不実のない味わい。貝柱の出汁もしっかりと感じられ、たっぷり入った滑らかな豆腐と

柔らかな溶きたまごが口に優しく、先々の信頼に値するスープだ。

目にも艶やかな前菜15種は食べ手の好奇心を煽る様相。

八角、牡蠣油、甜麺醤など様々な中華調味料を巧みにこだわりの各食材に合わせ用い、

味のかぶりがない点も喜ばしく、シンプルでストレートに提供される京漬物、魚貝の刺身らが

和を根付かせ懐石料理をイメージさせるような精巧さ。五感をソフトに刺激しつつ、

あっさり軽やかにいただけるので、年配者にも受けが良いことと思います。

とろりとした中華粥の中央には刻みザーサイが浮かび、塩加減も上々。

スタッフさんからは刺身を醤油につけて食べるよう、サジェスチョンを受けたけれど、

せっかく粥でお願いしたのだから、それではつまらない。

私はちょいつけ刺身を粥へ投入し、一緒に食べるんだもんね。してやったりの美味しさですよ。

白金豚と京野菜の黒酢あんかけ

さて、各盆メンバーから少し遅れて登場したのが楽膳の主菜。白金豚はバラ肉で塊を成し、

箸でも容易に切れる柔らかさ。黒酢の加減もどぎつさがなく、上質な肉の旨味を生かす

ソフトな甘さで、万人にアプローチできる美味しさです。

杏仁プリン

むっちりと濃厚でリッチな味わい。また、デザート時にはおしぼりの差し替えも有り、食事は終了。

ボリューム重視のスタミナ中華とは異なる和中華の真骨頂で、女性にも喜ばれるであろう膳でした。

なお、フロアを担当するお兄さんに申し出て、夜のメニューを見せてもらうと、

コース料理は桔梗コース@6,000、睡蓮コース@9,000のほか、アラカルトでの注文が可能。

酒は紹興酒(ショット中心・銘柄によってはボトル有)、ワイン(ボトル)を揃えていますが、

お値段は高めでした。

会計はテーブルチェックにて。ぴったり2,000円。

平日ランチの来店客は、地元の年配富裕層が中心。

然もありなん。提供できるものは最も安価な膳で2,000円からなのですから。

ですが、上のクラスの膳を望まずとも、ちょこちょこ料理が楽しめ、楽膳でも十分に、

味を楽しめ心の満足度は高かったです。

交通費をかけてまでとは言い難いのですが、お近くの方や、隣駅の自由が丘散策の折には、

素材を大切にあっさりはんなり味の京風を体現した和中華をランチ候補の

一つに検討するのも良いかと思います。

 

磊磊落落 (ライライラクラク)

東京都大田区田園調布2-50-3 柊ビル 1F

TEL      03-5483-3330

営業時間/ 11:30-15:00(L.O14:00)17:00-23:00(L.O22:00)

定休日    水曜日         -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月27日 (日)

競馬の話 高松宮記念G1

3月27日(日)は、中京競馬場で高松宮記念G1が開催されるのです。

予想は・・・

◎  4 ビッグアーサー
○  6 ミッキーアイル
▲  1 ブラヴィッシモ
△   5 スノードラゴン、8 アルビアーノ

3連複BOXで。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

結果は・・・ 

1着  ◎  4 ビッグアーサー(単8人気)
2着  ○  6 ミッキーアイル(単5人気)
3着  △   8 アルビアーノ(単4人気)

配当は3連複1,740円、3連単6,690円。

2016年3月26日 (土)

按田餃子(アンダギョウザ) 代々木上原

Photo

按田餃子」(アンダギョウザ)

2016年ビブグルマンを獲得した当店は、料理研究家、按田優子さんをオーナーの

一人とする水餃子専門店(オープンは2012年4月)。

最寄駅は代々木上原。小田急線代々木上原駅東口からは徒歩2分程の利便性の良い立地である。

某日は世田谷区在住の友人(以下、世田谷特派員と 記す)とのランチ利用。

情報によると、客席はカウンター席(6)とテーブル席が1卓のみ。そのため店の前で集合した。

当店はアイドルタイムなしの通し営業。

時間は13時30分過ぎなので、すんなり入店できるものと考えていましたが、ガラス越しに

中を覗くと満席。そのため外での順番待ちですが、丁度、先客が会計のタイミング。

ほどなく声をかけてもらえ、待機ストレスは少なかった。

利用の時間帯、店は2名の女性で切り盛りしていて、指示を受けたのは入口に最も近いカウンター席。

殺風景ともいえる空間にレトロな雰囲気を調和させた店内は上述の通り小体な造りで、

カウンター上には、調味料一式(餃子のタレ、味の要、豆鼓ミックス、黒酢)、爪楊枝、

使い捨て紙おしぼり、箸(箸立て内)、メニューが完備。

また一段高い位置には取り皿とレンゲも置かれている。

そして、まだ寒いこの時期、水ではなくコップでお湯がサーブされるのも、胃腸を冷やさない

ようにと、お客様の健康を気遣うためなのかもしれません。

水餃子定食@973+税

昼の品書(11時半~15時)から、水餃子定食を通常サイズ(大盛で+54円)で注文。

主役の水餃子は、①鶏 白菜と生姜、②鶏 香菜と胡瓜、③豚 大根と搾菜、

④豚 カレー風味と人参、の4種が各2個ずつで、豚そぼろご飯、海藻湯がセット。

海藻湯は素材の味を大切に調味を控えた大人しい味わい。

ラゲー煮込み(小)@450+税

さらに、飯の助っ人要員にと、単品から、木耳、金針菜、豚肉煮込をオーダー。

ぷるぷるの木耳にほろほろの豚肉、金針菜は煮込まれてとろんとろんだし、タマネギも

ちょっぴり参加し、しみしみの甘めで素朴な味には、どこかしら懐かしささえ覚える。

生姜で味のピントを調整し、トップの青唐辛子の酢漬けをちょっとつまめば、

味覚の切り替えにも効果的だ。

HPによると、自家製の皮は殻ごと粉末にした有機ハトムギ配合とのことで、

色味は薄いグレーで食感はむっちりと厚め。

4種の個性豊かな餡を縁起の良い帽子型に包んでおり、それぞれにしっかり下味が

ついているのでこのままでも食べれますが、好みで卓上の調味料をどうぞ。

好き嫌いの分かれるところでもありますが、スパイシー路線もあり、スパイス使いも

独創的で他ではなかなか味わえない水餃子です。

豚そぼろご飯は、ただの白飯ではなくプチプチした食感のハトムギ入りで、生姜、漬物がトッピング。

豚肉は下に敷かれているので、混ぜてから食べるようにとアドバイスを受けられた。

肉そぼろというので台湾の魯肉飯的なものをイメージしていたのですが、肉の繊維が

ほろほろに崩れた茹で豚肉が隠れていたのには驚き。

味が混じり合ったところを、口に運ぶと屋台風を感じさせるナチュラル飯で悪くありませんが、

あまりにも真っ正直な味わいなので、後半戦の食傷を避けるために活用したのが、

パウダータイプの豆鼓ミックス。これをぱらぱらと飯にふりかけ塩気と風味を補強。

自分好みに味も引き締まった感じだ。

一方、世田谷特派員は、水餃子(5ケ)鶏 白菜と生姜@450+税、

ラゲーライス(小)@600+税を注文。

ハトムギご飯に、ラゲー煮込み漬物、写真では隠れてしまってますが、

青唐辛子の酢漬けもトッピング。

一杯麺@350+税

さらに食べたりないと見えて一杯麺を追加。私もスープの味見をさせてもらえましたが、

あっさりテイスト。小さい碗での提供なので、小腹満たしにも丁度よさそうです。

当店、テイクアウトも可能。水餃子定食の水餃子は茹でずに渡してもらうこともできます。

アジアの食堂をイメージした店内に面白味のある水餃子たち。

ヘルシー志向の方や流行に敏感な若い女性に受けが良さそうであります。

 

按田餃子

東京都渋谷区西原3-21-2 1F

TEL      03-6407-8813

営業時間/ 11:30~23:00(L.O.22:30)

定休日   火曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月25日 (金)

中国料理 蘭蘭酒家 (チュウゴクリョウリランランチュウジャ) 初台

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中国料理 「蘭蘭酒家」 (チュウゴクリョウリランランチュウジャ)

各メディアにも紹介されその活躍が目覚ましい当店は、上海料理をベースに中国各地の

料理を提供する街の人気店である。

聞くところによると、餃子の評判も高く、私も兼ねてから食したいと思い、予定を立てて

いたのですがタイミングが悪く、リニューアル工事でお休みに入ってしまったのです――。

 

2015年10月に店は全面リニューアル。某日、ランチに向かう。

最寄駅は初台。中央改札から南口にでて、右折した道沿いの駅にも近い利便性の良い立地。

入口のメニュー看板と営業中の札を確認後、入店し正面レジで対応にあたってくれた

年配の女性に1人である旨を告げると、「奥の右手にどうぞ」とのこと。

厨房を横目に進み、指示を受けた右手奥、卓を2人用にレイアウトした席に着いた。

新しく綺麗な店内は、すっきりと落ち着きのある中国料理店空間。

ようやく訪問が果たせたなと一人にんまり。

卓上には、醤油、酢、辣油、爪楊枝、ランチメニュー。着座後、氷水はもらえましたが、

おしぼりはなし。

店内奥の卓に紙ナプキンは集められ、ピッチャーも1つ置かれているので、水のおかわりは

スタッフさんを介するのか、自分で注ぎに行くのかは未確認です。

ランチメニューは週替わりランチのほかに、裏面にアラカルトで注文可能な料理名が

ずらりと記されていましたが、訪問時、来店客のほとんどは週替わりから選ばれているよう。

蘭蘭酒家特製 焼餃子@790

自身も平日の週替わりランチからチョイス。

ライス、サラダ、スープ、お新香付。(大盛ライス+50円、半ライス-50円)。

通常で840円ですが、半ライスで注文のため790円。

餃子を飯のパートナーに出来ぬ自分には、セットメンバーのおかず力次第で(飯の)

消費量が決まる。餃子に連れ立つ御一行は、角盆に乗りこみ箸を手前にランチ参戦。

酸味のあるドレッシングがけの水菜サラダにタマネギ、ニンジン、エノキの薄味スープ。

お新香チームは、キャベツ、ニンジン、カブの浅漬け。という層の薄い面々である。

――ううむ、予測の範囲内ではあったが、これでは飯が進まない(汗)。

せめて、浅漬けではなくザーサイだったら、少しは応戦できるのに。

白飯は居残り組に決定だな。申し訳ない。

アラカルトでも餃子は頼めたので、週替わりから選ぶこと自体が冒険だったのかもしれない。

気を取り直して、餃子に向き合うと、こんがりと旨そうな焼き色をつけ、むっちり膨らんだ

豊満ボディは食べ手の目を引き、存在感があって食欲のそそり方も凄い。

また、べっぴん餃子はひだが美しいのだ。

ぴちぴちの皮を噛み切ると、淡い色味の肉餡は野菜と肉汁を含んだスープとの

バランス感に優れ1個のボリュームはあるけれど、味にどぎつい重たさがないため、

どんどん食べれてしまう。この焼餃子は、当店の守護神!

こなれて安心感のある味わいだから、老若男女に受け入れられやすいし、

不動の人気を誇るというのも納得いたしました。 

中国料理 蘭蘭酒家 (チュウゴクリョウリランランチュウジャ)
   
東京都渋谷区初台1-39-12 初台富士ハイライズ

TEL      03-3370-3641

営業時間/ ランチ 11:30~15:00(L.O.14:50)
                 ディナー 月~金 17:00~23:00(L.O.22:30)  土・日・祝 17:00~22:30(L.O.22:00)

定休日    第2木曜          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月23日 (水)

福清菜館 福来園(フクセイサイカン フクライエン) 池袋

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福清菜館 福来園

福清市は中華人民共和国福建省福州市に位置する県級市。-Wikipediaより-

池袋チャイナタウンでは北方系の中華料理店が多いというイメージですが、

都市名を店名に冠した当店では南方系の福建料理・福清料理が味わえます。

個人の嗜好で恐縮ですが、自身はやはり南方系の味が好き。

そのため当店への訪問は長い間の課題でした。

通りに出されている電飾スタンド看板を目印に入店すると、女性スタッフさん(中国人)より

中ほどのテーブル席へ案内を受ける。ここは、厨房を配するゾーンだが、客席からは

目線の位置が揃わないためライブ感が伝わる、というまでには至らない。

また店の入り口は反対側にもあって、「ラーメン十二麺坊」という、つけ麺、ラーメン店も

営んでいる様子。「いらっしゃいませー、ニイハオ!」という言語が飛び交う面白味のある空間だ。

卓上には、醤油、酢、辣油、胡椒、一味唐辛子、爪楊枝、箸(箸立て使用)、紙ナプキン、

呼び出しベル。また、ウォーターピッチャーにはカットレモンを入れた氷水も用意されている。

着座後、メニュー、取り皿がセットされ、目前でスタッフさんが業務用タオルおしぼりの

袋を割り、手渡しで供された。

グランドメニューを広げてみる。池袋らしく、この地ではお馴染みの羊肉串もあるが、

アラカルトチョイスは福建・福清料理を中心に組み立てたい。

蟶子抱蛋(マテ貝と玉子炒め)@1,580

福建省は海に面しているため海産物が豊か。そのため、魚介を使った純朴な料理が多く、

また福建料理は海峡を隔てた台湾にも影響を与えています。

貝チョイスは牡蠣をスルーしてのマテ貝。季節ものなので、入荷の折には食べたい一品。

マテ貝をたっぷり使い、表面はこんがり、中をしっとり仕上げた理想的な玉子炒めのアプローチ。

ネギの風味に塩加減も整い、火が通って生みだされるほのかな甘味も申し分なく、

飾ったところのない味ですが、しみじみとした美味しさがあり、口に馴染みやすいので

貝が嫌いでなければオススメしたい料理です。

荔枝肉(福清風酢豚)@980

野菜は彩り程度にタマネギ、ニンジン、ピーマン(赤・緑)。

衣をつけて揚げた豚肉は、カリッと見事なまでに香ばしく、歯触りもしっかり。

以前、「福満園」さんでいただいたものに比べると甘酸っぱさはなく、黒酢を穏やかに効かせた

一般的な酢豚に近い印象。これも当店が“福清風”だから?

インパクトに長けてはいませんが、ひと口サイズの酢豚のため食べやすく、

またその味自体も悪くない。食傷せず箸も進み完食です。

龍高番薯丸(薩摩芋団子)5個 @980

番薯丸は「厦門厨房」さんで蒸しを実食済だから、当店ではスープにチャレンジ。

青菜、アサリ、ニンジン、そして福建省の特徴的な極細の米粉(ビーフン)が使われている。

ピンポン玉ぐらいの大きさのむっちりした団子を割ると、期待通り肉餡に混じり海鮮、

生海苔がザクザク現れた。はじめスープに感じた独特の風味も、生海苔が放出される

ことにより磯が香り、ぐっと親しみやすい味わいになる。 

光饼夹(红烧or红糟)故郷ハンバーガー@380

薩摩芋団子は1個のボリューム感があるため、腹にズシンと応えた。

麺までは食べきれないと判断し、福建省福清市名物の光饼を1つで注文できないかを尋ねた。

返答はOK。しかも半分にカットして出しましょうかと聞いてくれたのだ。

とかく素っ気ない対応が多い中、気の利いた提案に感謝。

さて、光饼はハードタイプのパンで素朴な味わいだけれど、ごわごわして単体で食べるのはきつい。

そのため味付けをしたおかずを挟んで食べるわけですが、よく考えず红烧を選んでしまったけど、

ここは福建の調味料、红糟を使ったものでオーダーすべきだったかなあとこっそり反省です。

(ノブロー) 味のしみた肉はパワフルでうめえよ。オラもっと食いてえだ。

店内は喫煙OK。

化粧室に掃除チェックリストが置かれているあたり、日本人の飲食店で経営を学んだ

もしくはアドバイスを受けたのではないか、と思わせるきめの細かさ有り。

呼び出しベルも「ピンポーン」と校内放送のチャイムのような「ポポポポーン」という音が

混在しているので、厨房を同じくする2店で使い分けているのかもしれません。

酒はスーパードライ瓶ビール@600×2、5年紹興酒(ボトル)@3,000、
グラス@500×3を注文。

紹興酒のお値段がまずまず良いため、のん兵衛には支払額にも響き

Hand01 会計は、1人当たり5,000円(千円未満四捨五入)

料理の守備範囲は日本人を意識したメニューや池袋チャイナタウンらしく中国人の好む東北・

四川料理と広範囲に及んでいますが、その中に埋もれず、しっかり福建料理が確立されて

いるのが嬉しい。頑張れ!福建料理。また機会を設けて訪ねたいお店です。再見!

 

福清菜館 福来園

東京都豊島区西池袋1-43-9 アミューズ池袋 1F

TEL       03-4530-9161

営業時間/  11:00~15:00 17:00~23:30

定休日     年中無休          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月22日 (火)

紅龍擔擔麺 ( ホンロンタンタンメン) 大森

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ネパール料理飲みの〆に流れたのは、並びの「紅龍擔擔麺」 ( ホンロンタンタンメン)。

店前の赤い提灯が立ち寄り心をくすぐるのだ。

利用は窓際のテーブル席。卓上には調味料、紙ナプキン、爪楊枝、割り箸、レンゲも完備され、

灰皿も置かれているので喫煙可のようだ。

焼き餃子(五個)@400

餃子を頼みましたが、焼き色も浅くその味に特筆なし。内容からして、お値段が高いと思えた。

紅龍担担麺@800

トッピングで煮玉子をプラスしました。たしか100円。

肉そぼろ、もやし、チンゲン菜がレギュラーメンバー。

胡麻の風味豊かなスープはさらりとして、辛さ控えめ。麺は細麺を使用。

バランス的には悪くないけれど、平々凡々で、記憶に強く刻まれるものではなかった。

担担麺のインパクトにはかけましたが、当店、酒の肴もあるし、酒の種類も豊富。

居酒屋使いにも対応できて、のん兵衛さんには使い勝手の良いお店かと思います。

 

紅龍擔擔麺 (紅龍担々麺 ホンロンタンタンメン)

東京都大田区山王2-2-7 八景坂ビル1F

TEL      03-5746-1021

営業時間/  月~金 18:00~翌04:00 土・祝 18:00~23:00         

定休日   日曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月21日 (月)

タカリバンチャ 大森

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ネパール料理「タカリバンチャ」 

大森駅西口から池上通りの商店街を環七方面に直進(左)した道沿いのビルに

タカリ族の料理が味わえる店があるという。

住むエリアからも近いので某日の夜にふらりと寄ってみた。

店はビルの地下1階。客席は左右にテーブル席を配置し、ちょっとうす暗いが

異国感もあり、まあまあの雰囲気。

先客は団体様とファミリーで半分は埋まっていたが、幸い予約なしでも入店が叶った。

卓上には紙ナプキン、メニュー、爪楊枝。カトラリーバスケット内にスプーン、フォーク類が

収納され、灰皿も置かれているので店内喫煙可のようだ。

タオル地のおしぼり(直置き)をもらい、伝統的タカリ料理メニューから2品注文した。

(レンタロー) 今日は羊ごっちゃんになれるいうんで、ついてきただ。

パパドはお通しでもろうただよ。

ギディ ジブロ ブテコ(GIDI JIBURO BHUTEKO)@890

羊の脳みそ、タンのスパイス炒め。スタッフいちおしメニューとのこと。

脳みそはクセがなく白子のような歯触りなのですが、タンが驚くほど硬かった。

自分的には居酒屋で食べる鶏の砂肝を飛び越えた硬さ。

味付けは問題ないけれど、歯が立たず、これには参った。

アル シミ スクティ(AL SIMI SUKTI)@890

羊の干し肉、じゃがいも、いんげんの炒めもの。

しっとり柔らかいじゃがいもとくたっとしたいんげん、干し肉も硬いけれど、タンほどではなく、

羊の旨味が絡み、ジンブーというネパールのスパイスが風味をつけ、素朴で納得のいく美味しさ。

双方ともにポーションは少ないのですが、こちらの方が気に入りました。

当店、ジェンティモン(赤・白)(フランス)@1,600、タクン(赤・白)(チリ)@1,650と

ワインがお手頃価格。ネパール料理飲みには有り難い。

また、スタッフさんは料理の味を心配して「大丈夫?」と声をかけてくれ、フレンドリーだし、

見ていると地元のお客様も安定して入っているので、信頼も厚い店なのではないかな。

お会計は、生ビール@450×2、タクン(赤)@1,650×2と、少ない料理でよく飲み(汗)、

Hand01 1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)でありました。

 

タカリバンチャ

東京都大田区山王2-2-7 B1F

TEL           03-3776-1471

営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30) 17:00~23:00(L.O.22:30)

定休日     月曜ランチ          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月19日 (土)

味坊鉄鍋荘 湯島

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中国東北料理「味坊鉄鍋荘

神田の羊料理の有名店「味坊」さんの姉妹店でグランドオープンは2016年1月。

オーナーの梁さんが中国・黒竜江省のチチハル市の郷土料理を紹介したいと

はじめられたようで、目玉は何といっても鉄鍋で供される煮込み料理。

最寄駅は湯島になりますが、店が面する通りは夜の人通りも少なく、控えめな外観のため

見過ごしてしまいそう。某日は付近に住む友人との会食で、予約も全て任せしてしまった

のですが、第一希望日は既に満席で断念。週を遅らせることで予約が成立出来ました。

すっきりと、いい意味でぶっきらぼうな店内の最も入口に近い卓に、先に到着していた

友人を見つけ着座。奥には厨房と客席が数卓あり、総席数は20席ほど。

テーブル・セッティングは、取り皿(2)、箸(横置き)、使い捨て紙おしぼり。

また卓上には黒醋とテッシュボックスも置かれていますが、ここで目を引くのは、

卓に埋め込まれた2つの鉄鍋と天井から下がる排気フードだ。

友人同様、ビールを注文し、料理を検討しようと思いましたが、肝心のメニューというものが

見当たらない。厨房前の短冊から選ぶのかと、店のお姉さん(中国人)に尋ねると、

現在店は5,000円と3,500円のコース料理のみとのこと。

――しまった。自分も店の情報を事前確認しておくべきだった。

2人なので、鉄鍋とアラカルトで酒を飲もうと思っていたのだけれど、こうなったら

本気を出して食べなければならない。

5,000円コースは前菜7種、鉄鍋料理2種、饅頭、餃子、デザートという内容構成で

3,500円コースとは前菜と鉄鍋料理の品数に違いがあるとのこと。
(※3,500円は前菜5種、鉄鍋料理1種)。

卓に2つ鍋が置けるようになっているのだから片方休ませては勿体無い。

やはりここは2種の鉄鍋料理がいただける5,000円コースが良いと、友人とも意見が一致。

また鉄鍋料理は客側で選べるので、たどたどしい日本語ですが、口頭で一生懸命説明

してくれる内容をしっかりと聞かなくてはならない。

この日の鍋は5種、うち肉が2種と魚が3種だった。

ほうれん草とピーナッツの和え物

前菜たちはテンポよく次々に登場してくる。トップバッターはほうれん草とピーナッツの和え物。

トマトの冷菜 

白胡椒を効かしたあっさり味。

羊のアキレス腱

ゼラチン質豊富なアキレス腱は旨味たっぷりで、酒との相性も抜群。

よだれ鶏

下には茄子が敷かれ、鶏肉の上にはナッツや胡麻、刻みネギがふりかけられたスタイル。

爆発的な辛さや味に四川独特の奥行き感はないのですが、品よく仕上がり悪くはない。

野菜の合わせ(ニンジン、大根、胡瓜、ネギ、パプリカ)

野菜はごろごろっとした肉入りの濃厚な甘辛味噌をつけて食べる。

旨味の強い味噌なので、これを日本の食卓に置けば、ほかほかご飯の良きパートナーとなり、

おかず力を発揮しそうです。

塩タマゴ、皮蛋豆腐、胡瓜の和え物

「よく混ぜて召しあがってください。」

柔らかい豆腐に、カットした皮蛋、塩タマゴ、キュウリ、パプリカ、長芋が彩よく散りばめられた

見目良いビジュアル。混ぜることにより塩タマゴのコクが味に深みを与え、また瑞々しい

野菜たちの食感が立体感を生み出し、あっさりとした口当たりですが物足りなさなし。

鍋の前だから控えめに食べておこうという自身の計算とは相反し、食の進む味わいです。

木耳の冷菜

肉厚ぷりぷりのキクラゲ。

以上で計7品。このあと、2種類の鍋が運ばれてくるのであります。

前菜は味付けも極力シンプルに提供され、ご馳走すぎないバランス感が素晴らしい。

大豆の煮もの

これは箸休め的なものでしょうか、飛び入り参加の大豆たちは唐辛子を担いで登場です。

さて、鍋にそなえての酒選び。

ドリンクは、ワインに力を入れていて、店内中ほどの冷蔵庫に取り揃えられ、

各ボトルには値段が記されています。

「味坊」さん同様、自分で冷蔵庫から選び取り出すもの、と思っていたところ、

今回たまたまなのかはわかりませんが、赤ワインを希望すると店のお姉さんが

卓上に並べてくれました。

紹介のあったワインの値段は3,000円~4,000円台が中心。

選んだのはモルドバ共和国の赤。

これはお客様に人気が高いという話ですが、確かに香り高く、美味い!

なお、紹興酒はショット売りでいただけます。

魚と発酵高菜の煮込み鍋

お姉さんがコンロに火をつけ、卓上に鍋をセット。

ぐつぐつと煮立ってきたら、食べられるとサジェスチョンが有り、待機時間は5分ほど。

魚は青森県産のソイを使用。シメジ、ネギ、香菜、細モヤシも入って、発酵高菜は毒々しい

酸味ではなく、程のよい旨酸っぱさ。

淡泊な味わいのソイは身もふかふかで、さっぱり飲めて後味の良いスープが

めちゃくちゃ美味いから、お替わりを求めて争奪戦になりましたよ。

この日、他に説明のあった魚の鍋は、唐辛子煮込み鍋、東北風煮込み鍋でしたが、

好みの味をチョイスできたと自分を褒めてやりたいわ。

ラムと大根の煮込み鍋

肉の鍋は豚のスペアリブと隠元の煮込み鍋からの2択。当然初回は羊肉を外せない。

しかし、こちらの鍋は蓋をして思いっきり待ちの態勢。

立ち上る湯気からスパイスをまとった羊肉の馨しい香りがしますが、じっと我慢。

お姉さんは大根に火が入ったかを確認しているようだけれど、彼女が蓋を開けるたびに、

GOサインがでるのではないかと、顔色をうかがう我々はおあずけをくらったワンコのよう。

やっと蓋が開けられたと思ったら、ここからが正念場。

味坊」さんでも見学させてもらいましたが、鍋にトウモロコシ粉でできた生地を貼りつけ

肉の上には花巻の生地をのせ、再び蓋をして蒸すことにより完成させるのです。

――うおぉぉぉー!仕上がったぞー!

お姉さんから、OKをもらったときは絶頂感有り!これは盛り上がるわ。

同時に、梁さんは、鍋貼を各卓の鉄鍋でやりたかったんじゃないかしらと思った瞬間です。

見守り続け育てた感のある煮込みはじっくり煮詰められたことで、味がしみこみ濃厚。

羊肉の旨味を吸い込んだ大根も家常的な美味しさで好感度が高く、この時を待った

甲斐があったというもの。

「トウモロコシパンと花巻、汁つけて食べるとおいしくなります」

お姉さんのアドバイスに従い、鉄鍋を駆使して作った花巻、鍋貼玉米餠(トウモロコシパン)を、

羊の脂や旨味エキスが混じり合った煮汁につけ口に運ぶ。

こうしてチチハル的食べ方を実践できるし、お楽しみが満載だ。

水餃子(各人に1個)

「お待たせしました。ラムの水餃子でございます。」

2種類提供される水餃子は小ぶりなボディですが、ボリュームのあるコース料理の〆には

丁度良し。もっちりとした皮にキュートな羊肉の餡が包まれています。

ここでセットされるのは青森県産のニンニクを漬けた黒酢。

つけていただくと、味がキリリと引き締まって美味しさ&満足度もアップ。

次は醗酵白菜と豚肉の水餃子。

同じく黒酢と好相性。仄かな酸味が豚肉の甘みを引き立て、餃子に関してはこちらの方が好み。

白キクラゲの糖水が食後のデザートでした。

Hand01 お会計は、酒代を含め、1人当たり8,000円(千円未満四捨五入)。

梁さんの故郷、チチハルの家庭の味、鉄鍋を使った煮込み料理をコースで堪能でき、

結果的には大満足。日本の食材を厳選して仕入れ、味付けはワイルドな魅力をもつ

「味坊」さんより品よく仕上がっていると思います。

当店は、4名以上で来店し卓を囲む方が効率よく食べられ話も弾む店。

またキャパシティ的に予約は賢明です。

 

味坊鉄鍋荘

東京都台東区上野1-12-9

TEL  03-5826-4945

営業時間/ 18:00~23:30

定休日    無休           -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月17日 (木)

蓮香(レンシャン) 白金高輪

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中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香」 再訪。 当店、営業はお任せコース5,000円のみ。

某日は6名での予約で現地集合。

入店後上着を預ける場合、ここでは自分で入口近くのハンガーラックに吊るすシステム。

利用はドリンクメニュー、取り皿、箸がセッティングされた中ほどの片側ソファテーブル席で、

着座後奥様から手渡しでタオルおしぼりをもらう。初回同様、卓上に菜譜の用意はなく、

店内の黒板メニューがこの日の提供料理の一部であると説明を受けられた。

料理は全て大皿での提供で、各自での取り分けが必要。

サーブ時にも口頭説明がありますが、諸事情により正確さに欠ける点はご容赦ください。

また、以前記録した料理に大差がない場合は、細かい記録は省きます。

なお、当店ではワイン、紹興酒は店内中央の冷蔵庫へ向かい、自らチョイスするスタイルで各2,900円。

抜栓は店側でやってもらえますが、使用するグラスは冷蔵庫上に用意されているので

客側で取ってくる必要があります。(チェイサーは奥様が人数分コップに入れてサーブしてくれます)。

3種盛り合わせ(6名分)

①春筍のスパイス揚げ・・・こんがり小麦色の春筍へのどぎつすぎない調味加減は
 妙妙たるもの。サクッとした歯触りで春の甘みに満ち、香ばしさも食欲を
 炊き付けるスパイスとなり、季節の食材の持ち味を最大限に生かしている。

②押し湯葉、佐土原きゅうり北京の辛子油風味・・・しっかりとした歯触りの押し湯葉は
 開花から収穫までの期間が短い佐土原きゅうりと合わせ、そのフレッシュさを損なわせない
 北京の辛子油のほんのりとした辛味ですっきりと仕上げている。

③細モヤシ、ミントの西双版納サラダ・・・前回の「ミント細もやし西双版納サラダ」と同じ。
 ミント、レモングラスが香る清涼感のある味わいです。

鉢鉢鸡 四川省自貢市名物(6名分)

初回と同じ、鉢鉢鸡ですが、下に敷かれていたのはレタス。

またこの日の香味野菜入りのソースは芝麻醤のようなコクもあり、花椒をはじめ数種類の

スパイスがブレンドされ、香り高く、甘みと辛味それらが複合し、調和を果たした深みのある味わい。

シェフの匙加減内での変化はありますが、その主軸となる旨辛さは不動。お見事であります。

極上雲南金華ハム香り炒め(6名分)

ニンニクと塩を効かせ、雲南省の金華火腿を使った贅沢な旨味が味の決め手。

ター菜にシャキッと感を残す火入れ加減は申し分ないのですが、個人的にはシェフ

お得意の発酵調味料を使った青菜炒めが恋しい。

しかし、厨房の都合もありますから我儘は言えませんね。

発芽大豆、ささげ漬物とひき肉炒め(6名分)

※前回と同様。

自然薯、生キクラゲ香り炒め(6名分)

ホクホク食感の自然薯とぷりんぷりんの生キクラゲがメインキャスト。

生姜を効かせた穏やか味わいは、素材たちの勝負どころ。

コース料理の流れを通じ、味に強弱をつけた組み立ても流石で、スキルの高さを感じます。

豆腐麻辣煮込み(6名分)

初回にいただいた桂林豆腐とはまた違うものなのかと聞き直し、セリと豆腐と聞こえた

のですが、ひょっとしたら雪里紅?大盛況の店内はお客様の歓談の声や笑い声が反響し

聞き取り困難で詳細不明。

辛さ控えめ、角のない丸みのある味わいだから、するすると食べれて旨味はきちんと。

(ノブロー) 味に薄っぺらさがねえのが嬉しいよな。

カキと丸ビーフン、セリホンの漬物風味蒸し(6名分)

※初回「カキの唐辛子とセリホンの漬物蒸し」の唐辛子抜きバージョン。

漬物の塩気が味の中核を成し、芯に程よいレア感を残した牡蠣はぷっくり膨らみジューシーで、

つるんとした柔らかい丸ビーフンは喉ごしも滑らかです。

湖北のオムレツ 名物百花菜の香り(6名分)

※初回の「湖北のオムレツ 名物百花菜入り」と同じ。

百花菜の塩漬けの塩気のみで仕上げたものですが、本日は玉子の量が多かったためか、

少ししっとり感を失っている感じかな。

さつまいも板春さめ傣族固形納豆風味(6名分)

さつまいも板春さめはもっちりと力強く、かなりしっかりとした歯応え。

きのこと炒め合わせ、前回同様、調味料には西双版納の固形納豆が活躍。

なかなか出会えぬインパクトのある料理でハーブとの相性も上々ですが、個人的には

固形納豆の相手には、硬い板春雨より肉や野菜の方が良いのではないか?と思いました。

スペアリブ西双版納風レモングラスの香り(6名分)

前回はニンニクや唐辛子を効かせたぴりっとスパイシーなタイ族のスペアリブ蒸しでしたが、

今回はレモングラスを使いふくよかで厚みのある旨さで提供。

一つの食材も様々にアレジメントできる懐の深さを感じます。

スペアリブは骨からするりと外せ、肉にも味がしっかりしみこみ笑みがこぼれるほど美味しい。

ここに白飯があったら、肉の旨味エキスが放たれたタレごと、さばーっとかけて食べたいぐらいです。

アヒルの塩たまごの煮込み麺(6名分)

鹹蛋と白湯で煮込んだそば。もっちりとした太麺が特徴的。

中央に香菜を配し、黒胡椒を散らしたスープは、ザク切りの鹹蛋もたっぷり入り、

このコクと塩気が味を一層深化させ、合わせた太麺がぽってりとした口当たりで

濃厚なスープによく絡み、すすり上げる喜びを運んでくれる。

目から鱗が落ちるコンビネーションで断然私のタイプ。夢中になれる美味しさです。

〆の麺ですが、お許しあれば、これ1杯を一人で抱え込みばくばく食べれそうですよ。

食後、プーアル茶とおしぼりの差し替えあり。以上、計13品のコース料理でしたが、

当店、予約人数によってお任せコースの品数が変わるシステムのよう。

3名様で利用されているお客様方は品数が1品少なかったのですが、私達は6名で1つの

大皿料理をシェアしているため、店側が数ではなく提供量で調整しているように推測します。

 

酒は缸缸好、アルザスの白ワイン各@2,900、ハートランド生ビール@700数杯ほかで

Hand01個人別会計は1人当たり7,000円(千円未満四捨五入) 

発酵調味料使いに長け白金高輪で異彩を放つ独創性豊かなお店。オススメです。


蓮香(Renshan)

東京都港区白金4-1-7

TEL   03-5422-7373

営業時間/  18:30~21:30(L.O.)23:00(CLOSE)

定休日/   不定休

2016年3月15日 (火)

哈爾浜大飯店 (ハルピンダイハンテン) 池袋

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中国東北料理「哈爾浜大飯店」 (ハルピンダイハンテン)

最寄駅は池袋。池袋西口交番を背に横断歩道を渡り、中央通り「西一番街」に入った

すぐ左手のビル6F。某日は飯友さんとの会食、その話だと、当店は中国人に人気が

あるようなので予約した方が無難ではないかとのこと。

仰せに従い事前に予約の電話を試みましたが、電話口に出られたスタッフさんは中国人。

流暢ではありませんが、日本語は通じ、何故か電話番号を先に聞かれ、名前はスルー。

おいおい、それで大丈夫なの?

アバウトな対応が心配になり、なかば強引に氏名も告げ、当日も時間きっちりに入店。

「ニイハオ!」

と声をかけられたが、すぐに日本人であることがわかったのだろう。

私も日本語で予約していることを伝えると、身振り手振りで席を指示された。

6F、ワンフロアを独占しているため店内は広め。

しかも席をぎゅうぎゅうに詰め込んでいないから、スペースにゆとりさえ感じられる。

利用は入口の見える4人掛けテーブル席。

奥には仕切りを設け、大人数での仕様も可能なテーブル席も完備。

お客様は中国人ばかりですが、平日、週の前半のせいか空席も多く、予約なしでも

大丈夫だったように思えた。でも、いざやってきて入れないというのも悔しいし、

予約は転ばぬ先の杖、安全対策と言えよう。

テーブル・セッティングは、取り皿、箸、メニュー。

卓上には、醤油、辣油、酢、塩、胡椒、爪楊枝、テッシュボックス、呼び出しベル。

(また、当店、灰皿の用意もあり店内喫煙可です)。

着座後には、急須((ティーバッグ入り)、湯呑み、タオル地のおしぼりが直置きで提供。

現地集合のため、茶でも飲みながらメニューを見てみよう。

到着後、ドリンクは、サッポロ生(黒ラベル)からスタート。

後に知ったのですが春節のサービス価格で230円だったよう。

このタイミングには仕切り皿に入った3種(揚げ塩ピーナッツ、干豆腐、ザーサイ)の

お通しトリオも追行。東北・延辺系ではお馴染みの面々であります。

羊肉串(ラム肉の串焼き)@100×4

スタッフさんが、テーブル脇に立ち注文待ちの態勢。 ありがちなシチュエーションだが、

そこに立たれていると気が急いて、おろおろとしてしまう自分(汗)。

間髪入れず、飯友さんが放ったのが羊肉串のオーダー。さすが手慣れたものだ。

「辛いの大丈夫ですか?」とスタッフさんのお尋ねにも

「うんと辛~くして」と挑発的とも思える返答。我々の羊肉串の運命やいかに――。

こうして登場したスレンダーでキュートな羊肉は、クミンは微少なれど、唐辛子や胡麻がふられ、

噛んだ瞬間、じゅわっと脂が広がり、熱々はなかなかジューシーで美味い。

(冷めてしまうと串から外れにくくなってしまうのでご留意を)。

また、辛くして欲しいとリクエストした割には辛くはなかった。

無謀なチャレンジと思い、手加減してくれたのかしら。

炒肉漬菜粉(漬け白菜と豚肉と春雨炒め)@980

酸白菜を使った料理は、意外にもグランドメニューにその種類を望めず。

選択肢のない中でお願いしたのが東北料理の定番、漬け白菜と豚肉と春雨炒め。

細切りにした漬け白菜自体にツンとくるような発酵臭はなく穏やか。

まるみのある酸味と、汁を吸いこみとろとろになった春雨が美味い。

個人的には白飯に乗せてご飯をかきこみたくなる味わいです。

东北醤大骨(脊骨醤油味煮込み)@890

ダイナミックなプレゼンが魅力の脊骨醤油味煮込み。

サーブ時には使い捨て透明のビニール手袋が各自片手分渡された。

さっそく手袋をはめて骨の周りについた肉をいただきます。

まずはほろりとはがれ落ちる柔らかい肉を楽しみ、次に関節技を決めバキッと骨を折り

かじりつく。それでも骨にへばりついている肉は指や箸を使って徹底的にこそげ落とします。

色味がくっきり鮮やかなので、かなりしょっぱいのではと心配しましたが、八角をはじめとする

スパイスも効いて醤油の加減は悪くない。白酒を誘う味ですわ。(週の前半、我慢です)。

いい感じで脂は落ちていますが、食べ進めていくと徐々に腹に溜まり、

2人で1つを注文していることも要因ですが、もともと肉より海鮮好きの自分は次第に

飽きがきまして、後半は飯友さんに活躍してもらいました。

海鲜疙瘩汤(海鮮すいとんスープ)@980

〆に食べたいと希望していたのが、すいとんもしくは蒸餃。

優しい味を期待して、すいとんをオーダーしましたが、大きな器に注ぎ込まれ

数人でシェアした方が効率が良さそうな分量。一瞬怯みましたが、チャレンジあるのみ。

取り分け用にもらった小碗で挑みます。

具材は、玉子、青菜、エビ、白身魚、牡蠣。

海鮮類はどれも小さく、牡蠣はだしがら状態でそのものにヒットすると嫌な臭みが

口に居座るが、スープ全体がこの味に制圧されていないのが救い。

対して、玉子の扱いは上手く、ふわふわで口当たりが優しく、その持ち味が活かされている。

すいとんは米粒状のものや、それより少し大きい形状のものなどが混在し、

スープの旨味をしっかり吸い込み一体感がある。狙いすましたような派手さはないが、

あっさりとした美味しさで、杯数を重ねることが出来、2人では完食不能と思われた

すいとんスープもきっちり胃袋に落ちていった。これは満足できた証拠だね。

お会計は、追加の紹興酒(グラス)@460を加え、

Hand01 1人当たり2,000円(千円未満四捨五入) サービス料なし!安い!

空いた皿はちゃっちゃと片付けられますが、急須のお茶も頼めばお替りをいただけたし、

フロアを担当する女性陣の対応は悪くありませんでした。

また、化粧室を利用したときに厨房前を通りましたが、コックさんは5名。

当店も料理の守備範囲は、四川料理にまで及びます。 日本人向きに骨抜きにされた味

ではありませんが、現地味でもお手柔らかな食べやすさを感じました。

 

哈爾浜大飯店 (ハルピンダイハンテン)

東京都豊島区西池袋1-23-1 6F

TEL      03-6914-2271

営業時間/ 11:00~24:00

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月13日 (日)

喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

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温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) 再訪

某日、寝太郎さんが友達と訪問するために予約を入れていたのだけれど、急なお仕事が入り

同行を予定していた方が前日キャンセル。

(レンタロー) シェフー!オラだよ。シェフズテーブルに空席は作らせねえだー!

そこでピンチヒッターとして登場したのは、拙ブログの絶対のエース!レンちゃんとお供の私。

聞くと、料理はアラカルトで考えていたとのこと。

幸いレンちゃんが手をあげ参加を表明したからよいものの、コースでお願いし、

人数が確保できなかったら大変なことになったのでは、とファンの私は冷や汗がでました。

さて、私達にとっても久しぶりのアラカルトチョイスは店内のボード及びグランドメニューから。

喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ@250×2

お肉もりもり、肉汁じゅわじゅわの別名“キングオブシューマイ” はマストアイテム。

このところ忙しくてランチにもお邪魔できなかったけれど、やっぱり美味い!

棚ぼた式にお邪魔できたブログマスコットも大喜びです。

北海道産“本白子”タラの白子のフリット“香港黄金パウダー”@1,480

お店で取り分けてサーブ。タラの芽なども入り季節感がアップ。

ぷっくりと大きい白子のフリットは絶妙な火加減で、外はかりっと中はとろんとろんで、

たっぷりかけられた香港漁師風のスパイシーなパウダーは、ナッツの食感をアクセントに

香菜が鮮やかに香り、抜群の相性の良さを誇る。真係好食。

(ノブロー) 黄金パウダー、うめえ!これだけで酒がくいくい飲めちまうな。

山口県“マテ貝”豆鼓蒸し@750×2

2ケより注文可能。シェフズテーブルなので調理する前の状態も見せてもらえた。

こういうお楽しみがあるので、当店のカウンター席から離れられない。

口当たりに角のないまろやかな豆鼓蒸しは、塩っ辛さはないのですが、若干味が濃い目かな。

(寝太郎) そうかな。僕は大丈夫だよ。

鮮度の良いマテ貝はシコシコと締まった歯触りで肝まで旨いし、ソースを吸い込んだ

春雨もベストパートナーだ。屋台感というものを持たせながら、品よく仕上がっていて美味いよ。

季節の春巻き【数量限定】@750×2

「春巻きはちょうどいま(季節の)変わり目なので2種類ご用意しますね。」

冬と春、2バージョンの春巻きは半分にカットした状態で各自へとサーブ。

添えられたソースは黒酢をベースにしたものと、オリジナルのタイ風のチリソース。

①フォアグラと鴨・・・春巻きの中には甜麺醤と松の実なども隠れていて、おそらくこちらが
 冬バージョン。とろりとした黒酢ベースのソースが合う。

②ソラマメと帆立・・・肉厚ホタテとぽってりとしたソラマメのマッシュ入り。
 魚醤のような香りのするエスニックでピリッと刺激的なタイ風チリソースが合う。

(寝太郎) うんめー!季節の春巻きも贅沢で楽しみ甲斐があるなあ。

“特製腸詰”レバー・砂肝入り

この日が週末ということもあり、夜のピークタイム、お客様の注文がたてこみキッチンは大忙し。

その間、卓に滞在し、酒の肴になってれたのが特製腸詰。

力強い香りの腸詰はレバー入りなので、独特のコクがあり、濃厚な味わい。

黄韮と“自家製XO醤”の焼きそば@1,280

麺のタイプは異なりますが、自家製XO醤を使った焼きそばは香港風の豉油皇炒麵を

イメージさせ、おつまみ力も優秀です。

(ノブロー) シェフに甜品、作ってもらえたんだ。あんがとだ。

温度管理も完璧。まあるく綺麗に揚がった熱々はふはふの芝麻球はかりっかりで美味しい。

 

心が弾む料理に酒もどんどん進み、生ビール@600×2、紹興酒 孔乙己@3,600×2、

カメだし紹興酒(グラス)@500×3を完飲し、またも酒豪っぷりを発揮してしまいました。

Hand01 お会計は、1人当たり9,000円(千円未満四捨五入)

相性もあると思いますが、定期的に訪問したい1軒。自分達にはとても落ち着く店なのであります。

 

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL   03-5787-6982

営業時間/ 月~土 11:30~14:00 (L.O)18:00~22:15(L.O)

定休日    日曜・月曜日ランチ

2016年3月12日 (土)

ブログが10年目に突入しました。

2007年3月11日(日)に開設した「みにの夢色探索」も10年目に突入しました。

当初は、まさかここまで続けられるとは思っておりませんでした。

これもひとえに、応援してくださった皆様のお陰です。

さて、10年というこの節目の年を迎えるに当たり、ブログの進退、

または記録の方向性を考え直してみたいと思うようになりました。

補佐的な役割を果たしてくれた寝太郎さんと相談のうえ、結論が出次第、

お付き合いいただいている読者さまにお知らせをしたいと思います。

なお、急にブログを閉鎖することはありません。どうぞ宜しくお願いいたします。

2016年3月11日 (金)

キュイジーヌ トワリコ (trois haricots) 春日

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キュイジーヌ トワリコ」(trois haricots) 再訪

某日は貸切という形での宴会仕様。

以下の料理は、すべて幹事さんが、事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理にご興味のある場合はお店に確認を願います。

テーブル・セッティングなどは、変わりがないため省略。

料理はすべて大皿で提供されるため、各自での取り分け作業が必要。

「今日は料理にボリュームがありますので、品数は少な目にご用意させていただいてます。」

とマダム。そののち、オーナーシェフからご挨拶と料理説明があり、スタートです。

仔羊とひよこ豆のクロケット

ころんとまあるくキュートなクロケットは、香辛料を効かせたエスニックテイスト。

見た目とは異なり、味の輪郭がはっきりしているので食べたときの満足度も高い。

※奥は鹿肉のジャーキー。

ほんのり甘いりんごとウサギ肉のリエット(左)とナチュラルで優しい味の豚肉のリエット(右)。

もちろん自家製のパンも登場します。

アスパラ2種のお楽しみ前菜

季節感を添えるホワイトアスパラは、ペルー産の極太のものを使用。

1つは、下にクリームチーズを敷き、直前にグラナ・パダーノをすりおろし絡めるスタイルで。

香り豊かで微かな酸味がたまらなく美味い。

もう1つはローストをして赤ピーマンベースのソースで。

香ばしいスライスアーモンドを食感のアクセントに、春を感じさせるフレッシュな味わい。

各2種ともに素材の味をダイナミックに楽しめた。

仔ウサギのクリーム煮レモングラス風味

メイン2種。同じクリーム煮ですが、味の違いを食べ比べてもらおうという趣旨らしい。

柔らかい仔ウザギは鶏肉のような質感で味に深みがあり、レモングラスやバジルの

青いような香草の風味がコクのあるクリーム煮にマッチし、旨さを際立たせる。素晴らしい。

ブランケット ド ヴォー

仔牛のクリーム煮込み。 

こちらは、以前もいただいてますが仔牛のダシが味に深みをつけ不動の旨さ。

ブランケット界のキングですな。

これらをリッチなバターライスにかけていただく。

イメージできますよね、とんでもないご馳走になるのです。

本日のデザート

デセールの基本形はババオラム。

甘いものが苦手なメンバーさんにとスポンジ部分にウイスキーをだぶだぶかけ、

食べれるようアレンジも加えてもらえました。

(レンタロー) そいだけでねえよ。今日は他にサプライズがあるのさ。

お店のご夫妻の結婚10周年記念を祝う会でもあるのです。

シェフ、マダム、いつも美味しい料理と温かい笑顔をありがとうございます。

また、お邪魔しますね。

 

キュイジーヌ トワリコ (trois haricots)

東京都文京区小石川1-27-5

TEL      03-3868-2742

営業時間/ Déjeuner 平日 11:30-14:30 LO 休日 12:00-14:30 LO
            Café time 15:00-16:00 Dîner 18:00--21:30 LO

定休日   不定休(店舗HPをご覧下さい)        -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月 9日 (水)

中華ダイニング高格(コウカク) 神田

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中華ダイニング「高格」 再訪。某日は宴会仕様。

以下の料理は、すべて幹事さんが、事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理に興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

テーブル・セッティング等は、 変わりがないため省略。

料理は一部を除きすべて大皿での提供で、取り分け作業が必要。

当日、菜單の提示はなく、口頭説明。

したがって、中国料理名は後日、リンさんから教えてもらいました。感謝!

今回も以前記録した料理の細かい記録は省きます。

冷菜拼盘前菜3点盛)

油焖笋(筍の醤油煮)、四喜烤麸(烤麩の煮物)、绍兴酔鸡肉(酔っ払い鳥)。

炸双拼揚げ物の2点盛

浙江の名物料理、炸响铃(湯葉の挽肉包み揚げ)と春卷。

きつね色に揚がった春巻は、具材をとろりとしたあんでまとめた親しみやすい味。

拖黄鱼(キグチの天ぷら)

スタンダードなもの(拖黄鱼)と衣に青のりを使った(苔菜拖黄鱼)2タイプで提供。

「お好みでつけてお召し上がりください。」

ソースはトマトケチャップですが、黒酢を少し垂らして食べるのもオススメとのこと。

キグチは身がふかふかと柔らかく淡泊なお味。ただし小骨が多いため注意が必要です。、

红焖鸡鶏の醤油煮込み

サーブ時にはナイフ、フォーク、スプーンがセット。

自分たちの手でネギなどを抱き込んだチキンに入刀し、食べやすいように解体する。

ほろほろに崩れた身は味がしっかり浸みこんでいるけれど、濃すぎずベストな塩梅。

この加減は妙妙たるもの。

参加型アトラクション効果大の红焖鸡は、骨のみを残し卓を囲むメンバーの胃袋へと納まった。

乌贼蒸肉末イカとひき肉の蒸し物

黒く見えるのはイカ墨。

ひき肉は少し蒸しすぎた感があり、口に含むとやはり硬かった。

タイミングが狂ってしまったのだろう。調味加減は全く問題ありません。

炒豆苗(豆苗炒め)

ザーサイも微量参加させ、塩味の整え方が絶妙。技量の確かさがうかがえ、

シャキシャキ食感の豆苗を存分に楽しめた。

雪菜大汤黄鱼(石持と高菜のスープ)

包丁を入れ、両面を焼いたイシモチを生姜とスープで煮て、塩胡椒で調味し、

雪菜を合わせ、味を整えたもの。煮崩れ感がなく、見目良いビジュアルですが、

個人的にはもう少し雪菜の量が欲しく、スープに白濁感が欲しいなあ。

生意気に贅沢を申してすみません(汗)。

げせわになりすぎず、きちんとレストラン味がシェフの持ち味なのであります。

青菜扒香菇青梗菜とシイタケの特製ソース掛け

肉厚の椎茸にひき肉を詰め、特製ソースを絡めたもの。

シイタケをコートする艶やかなソースは味にくどさがなく、こなれた旨さを発揮。

品の良ささえ感じます。

(ノブロー) 1個の充実感がしっかりあって、満足度の高い肉詰めシイタケだで🎶

苔菜小方烤(特製角煮の青のり掛け)

雪菜炒饭(高菜炒飯)

ここまでで、12品いただいており、そろそろお腹も一杯になってきましたが、ひと口目で復活。

とっても優しい味だから、このままでも美味しいのですが、他の料理とかけ合せても

抜群の包容力を見せてくれます。エンドレスでぱくぱく食べれそう。

宁波汤圆寧波団子

以上、計13品の宴会料理。油っこさからくる胃袋へのダメージなし。

 

本場の味を大切にした当店は、日本のお客様の口にも合うマイルドな味付け。

神田駅北口から少し目立たない立地にありますが、オーナーのリンさんの誠実で

心温まる接客と、浙江料理のスキルに富んだシェフが作り上げる優しい味が魅力。

皆さまに自信をもってオススメできる1軒です。

 

中華ダイニング高格(コウカク)

東京都千代田区神田富山町28-5 大曾根ビル 1F

TEL   03-6206-8682

営業時間/ 月~金 11:00~23:00 ラスト22:30
            土 11:00~23:00 ラスト22:30 土曜は不定休あり

定休日    日曜日・祝日(土曜日・不定休あり)    -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

2016年3月 7日 (月)

重慶飯店(ジュウケイハンテン) 新館1F  横浜中華街

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中華四川料理「重慶飯店」(ジュウケイハンテン) 新館。再訪

遅めの時間帯のランチ、ピークタイムも一区切りついたようでスムーズに入店が叶う。

店内右手の壁側4人掛けテーブル席を2名で利用。

テーブル・セッティング等は変わりがないため省略。

メニューの束を広げ選んだのは、サービスランチ@1,620(税・サービス料込)。

白飯・今週のスープ・季節のデザート又はコーヒー(温or冷)付き。

A~Eまで5種の主菜(A.ラム肉・エビ・イカの四川風土鍋煮込み
B.白身魚とイカの辛子ニンニク炒め、C.手羽先の醤油炒め、D.牛肉と玉ねぎの炒め、
E.豚肉とロメインレタスのニンニク炒め)は週替わりで、唐辛子印のついた辛い料理は3種。

本日は四川料理の老舗にお邪魔したのだからと、辛い料理にターゲットを絞り、

各自違えてシェアする算段。

また、ランチタイム限定の料理(3種)もお手頃価格で紹介されていたので、

副菜として2品チョイスした。やはり“限定”の二文字は食いしん坊心を捉えるようだ。

(タクロー) ドリンクは生ビール(中)だな。銘柄を選べるだよ。

酒の肴、飯の友になり得る、喜ばしいザーサイは2名分一緒盛りという形ですぐに登場した。

サービスランチのためか、料理たちは一斉にサーブされ、卓は百花繚乱の賑わいぶり。

煙肉什菜湯(ベーコンと五目野菜のスープ)

今週のスープは、ベーコンと五目野菜のスープ。

芳しいベーコンがスープに風味を与え、キャベツや根菜もたっぷり入っているので

食べ応えも十分です。

四川什錦砂鍋(ラム肉・エビ・イカの四川風土鍋煮込み)

週替わりの主菜。蓋は目前で外される。

主役のラム肉・エビ・イカのほか、厚揚げ、ブロッコリー、白菜、春菊、えのきだけ、

春雨なども加わり、具だくさんで土鍋内ぱんぱんの満員御礼状態。

ラム肉独特の風味にスパイス使いもエッジが効いて、爽快感のあるスパイシーな辛さ。

煮込みスープをぐずぐずに吸い込んだ春雨がまた美味く、スープごと

さばっと白飯にかけたい衝動にかられてしまうのであった。

水餃子(3ケ入り)@380

ランチタイム限定。タレは醤油or四川風から選べる。

チョイスはもちろん四川風を選んだが、さらっとしたタイプではなく、とろっとして

辛さより甘みが先行し、特有の舌残りがあるので、2人でシェアして丁度良かった。

白飯もご飯茶碗に持ってサーブ。そして赤いおかずの進撃は続く。

魚香双鮮(白身魚とイカの辛子ニンニク炒め)

週替わりの主菜。

使用している白身魚は深海魚のオヒョウ。説明によるとカレイの仲間なのだそう。

衣をつけ揚げた白身魚をキュウリ、干しシイタケ、タケノコなどと合わせ、

ピリッと甘辛く炒めたもの。魚のふかふか食感は魅惑的ですが、やはり甘みがリードし、

のっぺりとして、いま一歩抜きんでた感がない。

また、 私自身、辛さに耐性があるのかもしれませんが、唐辛子印がついている割に普通です。

正直なところ、イメージし求めたものとのギャップがありました。

麻婆豆腐@400

こちらもランチタイム限定。ミニサイズでの提供。

滑らかな木綿タイプの豆腐で、クラシカルな旨辛さのある麻婆豆腐。重慶飯店的王道でしょう。

ミニサイズというものの意外に量があり、シェアするのが妥当。

迷ったけれど、白飯とのコンビプレーは麻婆豆腐のっけ飯で決まり!ガツガツいこか。

季節のデザートは杏仁豆腐。マンゴーピューレが表面を覆う。

むっちりして粘着度が高い感じ。デザートは別腹なので楽しく完食です。

Hand01 会計は、1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)

辛いもの縛りで、結果、味の傾向が振幅として狭く感じられ、やや油も重たかったかなあ。

ボリュームもたっぷりだから、夕飯の時間になってもまったくお腹が空きませんでしたわ。

ある意味経済的?!ご馳走さまでした。

 

重慶飯店(ジュウケイハンテン) 新館1F

神奈川県横浜市中区山下町77 ローズ ホテル 横浜 1F

TEL      045-681-6885

営業時間/ 11:30~23:00(22:00L.O.)

定休日    無休

2016年3月 5日 (土)

okudo 東京 新宿御苑前

Okudo

新宿方面での仕事を終え、女子会で利用しようと思っていた店の現地確認に向かう。

すると残念なことに店は結業しており、視察のための一人ランチも難民と化してしまった。

非常にまずい事態、大ピンチである。

近くに店はないかしら?

スマホを手に取り、調べ、急遽向かったのが新宿御苑の「okudo 東京」。

最寄り駅の新宿御苑からは徒歩5分ほどの場所にあり、「Okudo Dining Cafe」系列の店のよう。

担々麺の評価が高く、昼に麺を食べようと考えていた自分には丁度良い。

昼の営業の終わりごろに滑り込んだ。

店は奥行きのある造りで、入口近くにオープンキッチンを配し、その前にカウンター席、

奥がテーブル席というレイアウト。外観もだがモダンなダイニングでなかなか小洒落ている。

利用は指示を受けたカウンター席。1人飯には気楽でいいや。

昼の時間帯、厨房とフロアは各1名で切り回している。

着座後、フロアを担当する男性からお茶をもらえたが、おしぼりはなし。

卓上には、調味料3種(酢、胡椒、粉唐辛子)、爪楊枝、紙ナプキンが置かれ、

箸はカトラリーバスケット内に待機。

入店時3組ほどいた先客も、私のオーダーを通した頃には続々と退店していった。

担々麺@750

卓上のランチメニューからチョイスしたのは担々麺。

麺大盛り+100円。特にリクエストしていないので普通である。 

激烈レッドのスープの表面には、ゴマとネギがびっしり浮かび、麺の上に鎮座するのは、

ミートソースかと見紛うような肉そぼろ(冷)のご一行。

セットされたレンゲでひと口飲んでみると、さらりとしたスープは、個性的なスパイス使いで

複合的な味わい。ここにニンニクの効いた肉そぼろが散ると、甘みと辛さが一気に開花し、

味の深化と共に独自な旨味が息づき始める。

また、ドキッとするほどの色味でしたが、見た目ほど、辛くないのも特徴だ。

角張った中太ストレート麺は表面が滑らかで、噛むともっちり。

スープを飲み進めていくうちに、塩辛さも感じましたが、味自体に薄っぺらさがなく、

嫌なくどさもないので、後を引き、どんどん飲めてしまう。

これ、絶対白飯に合うと思うわ。(めしの別注文もできます)。

他店とは一線を画し、独創性を感じる美味しい担々麺でありました。

これで750円はたいへん優秀!ご馳走さまでした。

 

okudo 東京 (オクド トウキョウ)
   
東京都新宿区新宿1-15-14 オムニビル 1F

TEL      03-3354-1049

営業時間/ 月~金 11:30~14:00 17:30~23:00(L.O.22:00)

定休日    日曜日

2016年3月 4日 (金)

三ちゃん食堂 (さんちゃんしょくどう) 新丸子

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新丸子の「三ちゃん食堂」 (さんちゃんしょくどう) 

某日、ドラマ版「孤独のグルメ」にも登場した当店へ初上陸を果たした。

暖簾をくぐり、ガラスの引き戸の前に立つと中から賑やかな声が漏れ聞こえてくる。

このガラスは上部のみ曇りがないため、背の高いお客様のほとんどが覗きこんでから

入ってこられる。利用した時間は16時頃、ワイワイがやがやとした店内にはちらほら空席が

あり店のお姉さんの声かけで、好きな席を選び座ることができた。

卓は長テーブルが縦に並び、当然相席スタイル。

生ビールとともに白菜の漬物がお通しでだされる。サーバーのお掃除もきちんとされている

ようで生ビールが美味い。立て続けに3杯飲んでしまったよ。

(寝太郎) 持論だけれど、生ビールの美味い店は信用できるんだ。

卓には必要とされる調味料一式(醤油、酢、ソース、辣油、一味唐辛子、胡椒、アジシオ、

ドレッシング)や爪楊枝、割り箸、灰皿が置かれ、準備万端という感じ。

料理は店内に貼られた短冊メニューから選ぶ。

TVでも紹介された通り日式中華のほか居酒屋のつまみ、カレーなどもあって、食べてよし、

飲んでよしの大人ワンダフルなラインナップ、そして安い。

もちろんお子様にも食べれるメニューはありますが、店内は喫煙可なので、副流煙は

避けられませんからご留意を。

ほどなく注文した、メンコロミックス@300がキャベツの千切りをクッションに

辛子を皿に伴い登場。想像できるとおり、メンチカツとコロッケの黄金タッグ。

メンチカツはつなぎが多いため柔らかく、コロッケもチープな甘さで攻めてくる。

なんとも愛らしい2人組ではありませんか。自身は卓上のソースで応戦した。

モツ煮込み@350

思いのほか、臭みがなく柔らかくて美味い。好感触であります。

みょうが天ぷら@280

カイワレ菜を従え、食卓塩が添えられている。

でへへ、この塩舐めてればもう1杯酒が飲めますな。

餃子@250

おそらく冷凍餃子、でもそんなことはもはや関係なし。自分で焼く手間が省けているんだもん🎶

ネギぬた@250

ぬたの甘酸っぱさが自分好み!

アスパラマヨネーズ@180

酒は、一刻者をボトルで1本空けちゃいましたよ。いい感じに酔いが回ってきたところで、

卓に新聞(夕刊)をもらえました。この生活感もたまらん。ますます肩の力が抜けちゃうなあ。

当店の営業は20時まで。18時近くになるとまたお客様の波があり、店内は徐々に満席に。

見ていると、やはりみなさんあのガラス戸越しに、中の様子を窺ってから入店してくるので面白い。

1人客で黙々とご飯を食べている方もいれば、カップルやジョッキを片手にグループで

盛り上がっている方々もいる。

ここは“深夜食堂”のような喜怒哀楽の人間模様が展開される大衆食のワンダーランド。

近いのでまた寄らせてもらおう。

 

三ちゃん食堂 (さんちゃんしょくどう)

神奈川県川崎市中原区新丸子町733

TEL         044-722-2863

営業時間/ 12:00~20:15

定休日     水曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月 2日 (水)

台湾屋台 阿Q麺館 南砂町

Q

台湾屋台 阿Q麺館再訪

当店、券売機も有りますが、夜はテーブルで注文を受けてくれます。

さて、今宵も300円均一の料理から3品チョイスし ビール一杯とセットできる

ちょい飲みセット」@1,180からスタート。当店に初訪問の寝太郎さんと一緒のため

以前記したものと同じ料理については、その細かい記録を省きます。

香腸肉(台湾ソーセージ)

菜脯(切干ダイコン卵焼き)

燙青菜(茹で野菜)

少し甘口のタレがかかり、てらいのない味わい。台湾味を身近に感じさせてくれます。

葱油餅

店の人気メニューの一つ葱油餅は、細かくカットしたネギを生地の具として混ぜ、揚げたもの。

生地が折り重なり、まるでパイのような歯触り。スナック感覚でむしゃむしゃいただけます。

(ノブロー) ピリッと甘辛いソースがついてくるで、つけて食べるとうめえよ。

ダイコン餅

前回食べ損ねた蘿蔔糕(大根餅)にトライ。

素朴な味わいで、歯触りねっとりトロトロ系ではなく、ホクホクとしたタイプ。

炸花枝(揚げイカ団子)

五香粉が香る塩胡椒が表面にかけられていますから、まずはこのままでシンプルに

イカ団子を味わい、途中から(卓上の)辛味調味料のチョイつけでアレンジを加えた。

これら全てが300円なのだから、本当に頭が下がる思いだ。

年糕 

「旧正月だから、今日、年糕作ります。」

たまたまですが、訪問日が初二だったので、提供を受けられました。

粉をつけ、カラッと揚げるのがママさんおすすめの食べ方。

ほんのり甘く素朴で、どこか懐かしい味わい。

まさか今日、年糕がいただけるとは思わなかったので嬉し涙。

そして耳寄りなことに今のシーズン、宴会料理の後には必ずこれを出しているのだそう。

(熊猫ズ) ママさん、謝謝!お正月のキャンディもありがとだ。

おこし入りのヌガーみてえでうめえよ

排骨@1,000

衣をつけて揚げた台湾風とんかつは油切れがいま一つのように感じましたが、

カリッと香ばしくて下味もしっかり。なかなか良いではないか。

このまま食べきるのは勿体無いので少し残しておこうっと。

滷肉飯@380

半分にカットされた煮玉子、タクワン、高菜が脇を固め、主役の豚肉そぼろは八角を

効かせた甘辛のしっとりテイスト。面構えも素敵ですが、味も本場力を有し、

この滷肉飯(魯肉飯)は美味い!

レンゲでがしがし混ぜ、煮玉子も崩して、さらに排骨もON!

自由度の高いお手もと飯は、楽しくて美味しさも倍増。

二度魯肉飯を楽しめ、小贅沢を味わえる感じです。

大腸麺線@1,000

本場屋台感ある麺線はボリュームもたっぷりだから、2人以上でシェアできる量。

ママさん曰く、スープは調味料に頼りきらず、また必要以上とろみをつけるのは

好きではないとのこと。

大腸はしっかり煮込んで味をしみこませ、直球勝負で仕上げてくれます。

牡蠣はサービスで入れてくれました。謝謝。

ママさん推奨の食べ方は卓上の辛味調味料を少し使うこと。

そうかとは思っていましたが自家製なんですって。

大腸麺線はモツの独特な臭いが苦手な方にはおすすめできないため、万人受けは

期待できませんが、自家製辛味調味料を使いパンチを加えることで味の調整が可能。

酸味を伴う刺激的な辛さがよく合うのです。

蚵仔煎はママさんからサービス。

玉子と牡蠣の風味に地瓜粉や浮き粉の入ったもっちり食感が共存し、甘いタレとの相性も良好。

この味、マジ台湾!台湾料理が好きな常連さんからも好評を得ているというのも納得。

 

そして、最後に激うま豆花を、と考えていたのですが、不覚にもお腹が一杯になって

しまいました。しっかりお酒も飲んでいるし、後半に頼んだボリュームある麺線が利いたかな

(残った料理はテイクアウト可)。

当店の豆花はローカルな現地の味そのもの。自身は高く評価しております。

 

酒はほかにホッピーセット@380×3と、なか@200のお替わりを数杯。

そしてお土産には、お気に入りの肉粽(小)@300×5を購入。

Hand01お会計は、土産代を除き1人当たり3,000円(千円未満四捨五入) 

話好きで人懐っこい笑顔のママさんや、サポートする優しいご主人のお人柄も魅力。

人間味に溢れ、心温まる台湾料理店なのであります。

 

台湾屋台 阿Q麺館

東京都江東区東砂7-10-12

TEL       080-4341-0066

営業時間/  11:00~14:00 17:00~22:00

定休日     月曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年3月 1日 (火)

2016年3月1日

1603

(ノブロー) 今年の桜の開花はいつごろになるだべか。

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