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2016年1月

2016年1月31日 (日)

美味亭 (ビミテイ) 御徒町

Photo

中国東北・延辺料理「美味亭」 (ビミテイ)

最寄駅は上野ですが御徒町からも徒歩圏内。某日は飯友さんとの会食で現地集合。

店舗の入っているビルのエレベーターを利用し、降りると新しさの漂う小綺麗な店内が

いきなり目に飛び込んできた

3名いたフロアスタッフさんの一人が声をかけてくれたので、予約名を告げると、

予約は受けていないという。

「上野店ですか?(店は)錦糸町にもあります」という話。

当店は錦糸町で13年の歴史をもつ「美味亭」の2号店。オープンは2014年11月。

私自身は上野店と連絡をもらっているから、くらいついて予約なしでも入店できるかを尋ねる。

幸い先客は1組のみ。予想外の展開にハラハラしたが、

空いているのでどうぞ、と4人掛けのテーブル席へ着くことができた。

卓上には紙ナプキン。2名用にロゴ入り箸袋に入った箸、取り皿、業務用タオルおしぼり(直置き)が

セットされ、メニューもいただくことができた。ドリンクを注文する間もなく、サーブされたのは

仕切り皿に入った3種(モヤシ、揚げ塩ピーナッツ、大根キムチ)のお通しトリオ。

東北・延辺系ではお馴染みの面々であります。

羊肉串(羊カルビ串)@150(@162税込)×4

飯友さんが到着。聞くと席の予約を忘れたという。こっちは焦ったというのに困った人だ。

何事にも動じない飯友さんが着座後、一も二もなく注文したのが羊肉串。

唐辛子もクミンもたっぷりで状態は良し。酒のつまみに嬉しいチョイスです。

京醤肉丝(五種野菜の干し豆腐巻 肉味噌添え)@980(@1,059税込)

当店の料理の守備範囲は「延吉香」さん同様、四川料理にまで及びます。

グランドメニューからのチョイスは2品。

京醤肉丝は北京のポピュラーな家庭料理ですが、甜麺醤を効かせた細切り豚肉の

甘味噌炒めを中央に配し、五種の野菜を包んだ干し豆腐巻を花びらのように

盛り付け、そのいでたちは宮廷料理の風貌さえ感じさせ、誠に雅である。

硬めの干し豆腐にきっちり巻かれたシャキシャキ野菜。

この歯触りの違いが食感のコントラストとして冴え、また肉味噌自体にこってりとした

重たい甘さがないため食傷傾向にも陥りません。

鍋包肉(揚げ豚甘酢あんかけ)@1,280(@1,382税込)

衣をつけかりっと揚げた豚スライス肉を、あっさりとした甘酢でまとめる。

ニンジンやネギ、ニンニクも参加していますが、脇役に徹しバランス感も良好。

冷めても衣がべちゃっとなりすぎないし、なかなか旨い。

欲を言えば、価格設定が1,000円以内ならば、もっと喜んでしまうのですが。

ドリンクは瓶ビール(サントリプレミアムモルツ)@550(@594税込)、

ホッピーセット@500(@540税込)、焼酎@250(@270税込)

ほか、飯友さんがお茶をお願いしたのですが当店では有料。

銘柄も聞かれなかったため、あつかましく無料だと思っていましたが、会計時伝票には

ウーロン茶@300(@324税込)×2と記されていました。ご留意を。

Hand01 お会計は、1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)

注文した料理も少なく、酒もボトルを頼むわけではなく酒量は多くないのですが、

安いのか高いのか微妙な支払い。同行の飯友さんは何度か訪問しているため、

注文する料理がかぶることを極力避けチョイスしましたが、味自体は悪くないと思いますし、

特色のある他の料理も平均値以上のものを提供してくれることでしょう。

個人での再訪は考えにくいため、複数人での利用の際、選択肢に入れたいお店です。

 

美味亭 (ビミテイ)上野店

東京都台東区上野6-9-11 三真ビル 5・6F

TEL      03-6240-1886

営業時間/ 11:30~14:30 17:00~24:00

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月30日 (土)

三希房 (サンキボウ) 九段下

Photo

中國郷菜「三希房」 (サンキボウ)

最寄駅は九段下。5番出口から目白通りを飯田橋方向に直進した道沿いのビル2階。

某日は、文京区在住の旧友とのランチである。

予め電話を入れたところ昼の予約は受付不可。しかもオープンと同時にかなりの早さで

席が埋まってしまうとの話。近隣のビジネスマンが利用するのかしら。

ならばピークタイムを外してと、13時15分で待ち合わせをしたが、客足は引かず、

結局待ちの列に並んだ。席への案内が叶ったのは13時30分を過ぎた頃。

それでも店内満席状態。サラリーマンたちのランチタイムは読めぬものだなあ。

待ちの時間帯に確認したがランチセットはどれも1,050円均一。

各メディアにも紹介される当店は「神田雲林」さんの2号店でもあり、ネームバリューの

高い味が、このお値段でいただけるとなればお客様が集まるのも納得。

店内はカウンター席と掘りごたつ席でレイアウトされ、私たちに指示があったのは、

靴を脱いであがる掘りごたつ側。細長いテーブルを使うため、ちょっとした相席感覚。

久しぶりに会う旧友とのランチなのだ。まずはランチビール@400×2を。

スタッフさんに聞くと、現在ランチコースはやっていないとのこと。

然もあらん。これだけお客様が時間差で来店してくるのだ。

品数ばかり多い安価なコースを出していたらもっと大変なことになるだろう。

使い捨ての紙おしぼりと茶がはじめにサーブされた。

なお、(茶の)お替わりは卓上のウォーターピッチャーからセルフである。

四川麻婆豆腐“激辛”ランチセット@1,050

麻婆豆腐、ライス、スープ、点心、副菜、漬物付き。

これらセットメンバーは角盆にのせ一緒出しスタイルで供される。

 

ワカメと玉子のあっさり塩味スープ、副菜は太目の糸こんにゃくとネギの麻辣和え、

漬物は大根。ごろっと肉々しい焼売は、中華スパイスを効かせた甘めのタレでいただく。

滑らかな舌触りの豆腐に挽肉もその食感を伝える粗挽きタイプで惜しみなくどっさり。

豆鼓、葉ニンニク、山椒の痺れもしっかり効いて白飯とのマッチング力も高い。

本場四川バリバリの直下型な辛さを好む方のツボにははまらないかもしれませんが

日本人シェフの作る上手な麻婆豆腐で、食べ進めることで味が深化する小鼻じんわり系の

ウマ辛さがあります。

1,050円均一としては、そのボリューム、味ともに上々なのではないだろうか。

付近に勤められる方の御用達のお昼処という感じ。2名以上のグループでの利用が

多いためか回転率も早いとは言い難く、ランチ利用の際はご留意を。

ワインがお手頃価格から取り揃えられているので、個人的には夜の方が楽しめそう。

機会をみてお邪魔させてもらいたいと思います。

 

三希房 (サンキボウ)   

東京都千代田区九段北1-10-5 サンブリッチ九段 2F

TEL      03-5226-1970

営業時間/ ランチ  11:30~14:30(L.O.14:00) 
        平日ディナー 17:30~23:30(L.O.22:30)
             土曜ディナー 17:30~22:30(L.O.21:30)

定休日    日曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月29日 (金)

香港・澳門旅行2015 №32  蛇王芬 Ser Wong Fun

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蛇王芬」 Ser Wong Fun

香港冬の味覚「蛇羮」(蛇スープ)を求めて中環で途中下車。 

当店は蛇料理が有名なレストラン。ヒルサイドエスカレーター沿いに店舗を構えています。

入店後、指示を受けたのはレジ脇の4人掛けテーブル席。混雑時は相席になります。

着座後はテンポ良く小皿、小碗、レンゲ、箸がサーブされ、お茶も運ばれてきました。

卓上に差し込まれたメニューでもお目当てのスープは確認できますが、

テーブル脇にもメニュー、調味料等が準備済。

当店での課題は季節のスープで胃を開くこと。銘々にチョイスを違えました。

蛇羮毎碗HK$120

秋冬鮑魚燴五蛇羹より。

蛇スープは溢れんばかりに注ぎ込まれ、その具材密度は高く、受け皿付きでサーブ。

表面にはマッチ力の高い薄脆とレモングラスがポジショニングされて、私が当初イメージ

したようなおどろおどろしさはなく端正な面持ち。

(ノブロー) なかなかのハンサムスープだべ。

当店の蛇スープは5種類の蛇を合わせて調理してるんだよ。

細切りにした蛇肉は鶏ササミのようにあっさりとした味わいで癖がなく、キクラゲほか

具材がみっしり入っているため食べるスープ的なご馳走感があり、

またベースとなるスープを丁寧に取られているから、味に奥行きがあり、生姜の風味と

山椒のようなスパイス使いが感じられ、身体の内側からぽかぽか温まっていきます。

抵抗感なく食べれて味も良い。これなら大歓迎だわ!うんまい!

蜜瓜瑶柱燉螺頭(秋冬)HK$100

合時燉湯より。

蜜瓜(メロン)、瑶柱(干し貝柱)、法螺(ほら)貝のスープ。

甘みのあるメロンに海産の乾貨の旨味がぐわーっと入り込み、形容しがたい味の深化。

この取り組みありなの?

とひと口ふた口、己の舌を確認するように飲み進めていくと――。

(寝太郎) うめー!これも絶品じゃん。

まずは寝太郎さんが反応した。当該スープは胃袋に到達した時点でその本領を発揮。

未知なる味は、飲めば飲むほどに手離したくなる旨さを放ち2人を虜にしたのである。

食事後は、卓に置かれた伝票を持って、レジでのお会計。

Hand01 埋單は、1人当たりHK$110 (訪問時のレートは、HKD1 → JPY16)

超絶に満足度の高いスープをいただけた。対価以上の幸福感である。

なお、当店も蔡瀾氏ご推奨の店になります。

蛇王芬 Ser Wong Fun
中環閣麟街30號地舖
TEL 852-2543-1032
営業時間  月~日:11:00-22:30

2016年1月28日 (木)

香港・澳門旅行2015 №31  花園餐廳 Sweetheart Garden Restaurant

ランチを済ませた後はホテルのある銅鑼灣まで戻ってきました。

書店巡りの途中で、気になるレストランを発見。

(先生:イメージ) 「花園餐廳」私の大好きなお店です。銅鑼灣にもあります。

ステーキが美味しいんです~。

食事を済ませたばかりなので連食はできませんが、お世話になっている先生のためにも、

お店の無事を確認せねば。店はビルの4階。

先生曰く、大人気というステーキハウスは安くてボリュームもたっぷりなんですって。

いつの日か私も訪問できる機会があるかなあ。

香港・澳門旅行2015 №30  名都酒樓 Metropol Restaurant

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名都酒樓」 Metropol Restaurant

最寄駅は金鐘。エレベーターを利用して4階まで。

昼のピークタイムということもあり、店内満席状態。

当店は入口で入店整理をしているお姉さんに利用人数を告げ、番号札を発券してもらうシステム。

私たちはA27。呼び出しもありますが、該当する欄に自分の番号が表示されたら

一目散に向かいましょう。 準備を整えたテーブル席へと案内してもらえます。

相席かと思っていたのですが見ていると基本、申し込んだ利用人数単位で卓を使えるよう。

4人掛けテーブル席を独占です。

フロアスタッフさんにより手早く白いクロスが交換され、テーブル・セッティングは、取り皿、

箸置き、箸(縦置き)、小碗、レンゲ、茶杯(ソーサー付き)。

OpenRiceによると座位數目は1300という超大箱店。

昔ながらのワゴン式の飲茶が楽しめるということですが、ともかく広いのでなかなか

ワゴンが回ってこないし、来たところで、お目当ての點心に出会えるとは限らず。軽くジレンマ。

フロアの中央にはビュッフェコーナーのようなものが設けられていたので顔を突っ込んでみました。

目で見て選べ、伝票にスタンプを押してもらい、各料理はセルフでテーブルに持ち帰るシステム。

確かに合理的だけれど、ちょっと味気ないな。

まあ、あまり選り好みしてたら、食いっぱぐれちゃうし、郷に入れば郷に従え。

旅の限られた時間なので、柔軟にならなきゃね。

甜醤、麻醤、辣醤、このあたりは好みで小皿に注ぎ持っていこうっと。

さて、下記點心名はopenriceを参考にしてますので、正確さに欠ける点はご容赦ください。

山竹牛肉球

湯葉を敷いた香菜入り粗挽き肉団子。ソースはウスターソースのような味わい。

蝦餃

スケルトンタイプの皮に包まれたエビ蒸し餃子。

(ノブロー) どちらも香港飲茶の定番だな。

一部売り切れになっているようだけれど、ようやくワゴンが来ました。

(みに:イメージ)「咩呀?」

鮮蝦滑腸粉

エビ入り中華蒸しクレープ。これもごく一般的なチョイス(汗)。

もっちり皮にプリプリむき身海老と甘みのある醤油だれ。少し醤油の主張が強いかな。

悪くはありませんが、上記3品とも模範的な味わいで、興奮させてくれないなあ。

(寝太郎) ビールのつまみに、1品リクエストしたよー!

寝太郎さん大好物の脆皮焼肉は卓上に置かれた用紙に書き込み、スタッフさんに渡すことで完了。

脆皮焼肉

粉トウガラシをといたようなソースも同行。皮目はパリッと、肉には旨味もあるし塩加減も良好。

シートでの別注文は正解だけれど、並んだ料理があまりにベタすぎるのかもしれない。

やはり退屈だ。

Hand01 埋單は、啤酒数本を含め、約1人当たりHK$205

当店は香港島の中心部のオフィスビル内にあり、ビジネスエリートたちが日常使いに訪れ

自身のステータスを満足させキープする店という印象。

香港の街場の雰囲気を肌で感じ取りたい観光客な私たちには少々中途半端な物足りなさが

ありましたが、これも経験値を高める大事な要素。

相席は当たり前で、卓上水びたしの地元のお客様を対象とする店もあれば、

ホテルの洗練された空間でいただくラグジュアリー飲茶もある。

知るほどに面白くなるなあ、今回もとても勉強になりました。

 

名都酒樓 Metropol Restaurant
金鐘金鐘道95號統一中心4樓
TEL 852-2865-1988
営業時間  月~日:08:00-22:45 

2016年1月27日 (水)

香港・澳門旅行2015 №29 中環での買い物

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午前中は中環での買い物。

まずは 「泰昌餅家」 Tai Cheong Bakeryへ。

蛋撻の有名店ですが、当店では日持ちのする杏仁酥や原味蛋巻を購入。

これらはすぐに土産を渡せない友人用です。

店の屋根にはスズメがちょんちょん。

店の外で、出来立ての蛋撻や沙翁(香港風ドーナツ)を頬張るお客様のおこぼれに与る感じかな。

次に向かいます。

12月なので、通りの店ではクリスマスツリー用の木が搬入。

このあと、「G.O.D」でのお買い物。

右側の折り畳みスリッパを購入。

次は前もお邪魔した「九龍醤園」へ。

店のおじさんが快く写真に応じてくれました。

幅の狭い坂道には青空市場。歩いているだけでも楽しい。

ここは別の坂道。

小さなお店が集まっていて、その中の1軒で。

2016年のカレンダーを購入。表紙は香港のデイリーイベント「シンフォニー・オブ・ライツ」

のものをチョイス。今回はじめて観れた記念ね!

蓮香樓」さん近くの「RECYCLED」では

新聞紙を加工して作ったエコなポーチを購入。

物欲は果てしないのですが、そろそろランチに向かいます。

RECYCLED
香港中環威靈頓街127號地下
TEL 852-2191-6865

2016年1月26日 (火)

香港・澳門旅行2015 №28 康記粥店

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康記粥店

最寄駅は天后になりますが、宿泊先のホテルからも徒歩で向かえる距離。

当店はOpenRiceによる「大坑Top 10人氣食店」に選ばれており、

香港ツウのお友達の大のお気に入り店。

おじいちゃんが作る腸粉がとっても美味しいんですって。

私も訪問するのを楽しみにしていましたよ。

相席で着差。卓上には好みで使える各種調味料と箸が完備。

食べたい朝ご飯はもう決めてあります。早速、指さし注文。

炸一腸HK$9

油条を腸粉で巻き、醤油だれをかけたもの。日本のお醤油と違ってしょっぱくないんですわ。

銀芽炒麵HK$10

具はモヤシのみという超シンプルな炒麵。純白なモヤシがドキッとするほど美しい。

媚びたところのない味で驚くほどはまりますよ。

ブログマスコットたちもハートを射抜かれた模様。おじいちゃんの腸粉に見惚れてます。

皮旦痩肉粥HK$19

皮蛋と赤身肉の粥。中央には刻みネギと落花生が浮かぶすっきりとしたビジュアル。

炭水化物三兄弟が卓に集結!目前にして、この幸福感は半端ない。

どれから食べていってよいものやら、迷う迷う。

とろりとした粥にレンゲを差し込むと、中にはカットした皮蛋がざくざく。

炸一腸は、はじめそのままでいただき、途中からお約束どおり沈めましたよ。

粥の味付けがナチュラルなのでこの合わせ技は効果的。うんまい!

訪問時、買って帰られるお客様も多くいましたが、当店は外賣歓迎。

その際は容器代としてHK$1がかかります。

「如有不便敬請見諒」

また、書き言葉ですが、ご不便のところがありましたらすみません。と記されているよう。

このお店はいい!

店の佇まいも素敵だけれど、香港の街角の自然体な美味しさが伝わってくるし

長靴を履いて黙々と働くおじいちゃんの存在がとても微笑ましい。

全てにおいて好感度が高く愛すべき店だ。

推薦してくれた友達は、シブイところをついてくる。

香港に対するアンテナもたちまくりで目も舌も肥えているわ~。ひたすら感謝!

 

康記粥店
大坑京街11號地下
TEL 852-2808-4518
営業時間  月~日:06:00-00:00

食いしん坊猫 ~私の大切な香港のお気に入りたち~」作者、あんころりぃ~ん♪さんから。

2016年1月25日 (月)

香港・澳門旅行2015 №27  呉松街臨時熱食小販市場~廟街

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油麻地で夕飯を済ませたあとは徒歩で廟街(男人街)まで。

「金山海鮮酒家」さんからほど近い場所に呉松街臨時熱食小販市場を発見。

ディープ臭漂うここは「大排檔」(屋台)

小さなお店が集まっていて

中はフードコートになってますが、時間帯が遅いせい?お客様はまばら。

先ほど食べた海鮮料理も紹介されてます。

好奇心を刺激されますが、お腹もいっぱいだし、ここもまたの機会にチャレンジしてみよう。

男人街では小さなお土産を購入。

ミニマグネット。でもね、値段がついていないお店で観ていたら、ほかのお客様には

広東語でHK$18と説明していたのに、私には$24だというのですよ。

言葉が全く、わからないだろうと思っていたのね。ひどいわ。

(ノブロー) 1カ所だけでなく奥の店も見てみるだ。

同じ品でもちゃんと値札を貼ってる店もあるで交渉の際、十分対抗できるで。

この辺りも路上にテーブルを出しているお店がたくさん。こっちの方が活気がありますね。

廟街の門。

さて、ホテルに戻ってそろそろ休みましょう。 明日も頑張ります。

2016年1月24日 (日)

香港麺 新記 四谷三丁目店

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香港麺「新記」 四谷三丁目店。

三宿の本店には以前お邪魔したことがありますが当店ははじめて。

最寄駅は四谷三丁目。

A3出口から出て、交差点角の2階とたいへん分かりやすく利便性の良い立地。

1人飯に嬉しいカウンター席の利用。通りを眺められるのでぼんやりランチにも丁度良し。

卓上には小皿、食べる具入りの自家製ラー油、餃子のたれ、爪楊枝、紙ナプキン、メニュー。

箸は箸立てにまとめて収納されており、着座後、スタッフさんから水をもらえたが、

お替わりはウォーターピッチャーからセルフで。

ランチは新メニューをチョイスした。

咖哩鶏撈麺(香港風チキンカレーローミン)@800

香港麺でお願いしましたが、日本麺だと750円。揚げパンとスープ、杏仁豆腐付き。

鶏肉、ジャガイモ、青菜、刻みネギ。

カレーはスパイス使いにエッジが効いたスパイシーなものではなく、グリーンカレーから、

辛味成分を抜き去った感じで、鶏肉はほろりと柔らかく、ジャガイモもとろとろになって

マイルドなソースに溶け込み、ぽそぽその香港麺に絡みついてくるのです。

単調な味わいですから、途中卓上の辣油を少し加えながらいただきました。

揚げパンは、中が糸状になった炸銀絲巻。

ほんのりとした甘みがあり、練乳が欲しくなる味わいです。

ボリュームたっぷりのランチでお腹も満腹。こういうときに駅近だと嬉しい。

新メニューは、面白味があって個人的にはリピあり。味も悪くなかったですよ。

当店の一般的なメニューに飽きた方はぜひお試しくださいね。

 

香港麺 新記(シンキ) 四谷三丁目店

東京都新宿区四谷三丁目8番 四谷三丁目中央ビル2F

TEL     03-6380-0239

営業時間/ 月~金11:30~15:00 17:30~25:00(LO24:30)
           土11:30~25:00(LO24:30)日・祝 11:30~23:30(LO 23:00)

定休日    無休

2016年1月23日 (土)

東北人家 新館 横浜中華街

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横浜中華街、広東道の「東北人家」 新館。

当店では中国東北地方の家庭料理が味わえます。

某日は新館でいただける東北酸菜白肉鍋を囲もうと7人で現地集合。

リザーブされたのは2階、奥の円卓。

テーブル・セッティングは、箸(横置き)、取り皿、使い捨て紙おしぼり。

ターンテーブル上には予備の取り皿も重ねられ、グランドメニューも準備済。

本日はアラカルト注文いたします。

ドリンクオーダー後はお通しのピーナッツがお目見え。

まずは前菜から2品。

家常涼菜(干し豆腐と野菜の東北風冷菜)@780

糸切りの干し豆腐、胡瓜、ニンジン、キクラゲなどを甘酢っぱいタレで和えたもの。

かなりつゆだく状態。

金針緑葉(じゃが芋と香菜の甘酢和え)@880

千切りにし揚げたじゃが芋はまるでスナック菓子のよう。香菜とともに甘酸でさっと和えています。

前菜2種は、味がかぶっちゃったかな。

羊肉大蒸餃(ラム肉のジャンボ蒸し餃子)5個@500×2

ニンニクの効いたつけだれがセットされます。

もっちり厚めの皮に包まれた野菜入りの肉餡。

羊肉独特の風味を感じますが、つけだれとの相性が良好で、計算すると1個100円に

なりますが、値段以上の手応えがあり喜ばしい味わいです。

特色風味羊蝎子(特製ラム背骨の醤油煮込み)@800

サーブ時に使い捨ての半透明なビニール手袋ををもらえるので、各自装着し、

手掴みで骨周りについた肉に食らいつくのです。野生が目覚めそう~。

スパイスも効いていますが、肉の味より醤油が勝り、味は濃い目。私には若干、しょっぱく思えた。

さて、次は待望の東北酸菜白肉鍋。店員さんが準備をはじめます。

まず皿に水をいれ、この上に鍋をセットするのですが、これは熱で卓が焼けるのを防ぐ

ためなのだとか。

そして注文した鍋にセットされている具材も次々に到着。

凍豆腐、キクラゲ、太春雨、豚肉(2)、牡蠣がコチコチに凍っているのはご愛嬌。

また好みで使える、ごまだれも置かれましたが、こちらはぽってりとして、ゴマ濃度が高い。

東北酸菜白肉鍋(大鍋 5-6人)@3,980

発酵させた酸っぱい白菜の漬物(酸菜)は八角と渡り蟹を入れたスープに浸かった状態で

鍋ごとサーブされてきます。

留意点。炭は鍋の胴体部分に入っており、太極図のような鍋の上部を閉めることで

火が消えるとのこと。具材を投入し、肉は自己管理でしゃぶしゃぶさせていただきます。

マイルドな酸味のみで辛さはありませんから、食べやすいものだと思います。

(ノブロー) オラも参加させてもろうてるんだ。ゴマダレが合うな。

スープは無くなりそうになると足してくれますし、具材が足りなくなったらメニューから

好きなものを選び別注文できるので、ゆっくり鍋を楽しむことができますよ。

お酒は紹興酒5年(ボトル)@2,000×2に銘々で好きなドリンクをごっそり頼み

Hand01 お会計は、1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)。激安っ!

横浜中華街では中国東北地方の料理を主体とする店は珍しいので、本店ともども

中国料理を菜系で選ぶ際に考慮したいお店です。

                                                      

東北人家 新館

神奈川県横浜市中区山下町151-3 アートビル 1・2F

TEL     045-664-0888

営業時間/ 月~金11:00~14:00(LO14:00)17:00~翌02:00(LO翌01:00)
           土・日・祝 11:00~翌02:00(LO 翌01:00)

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月22日 (金)

香港・澳門旅行2015 №26  金山海鮮酒家 Kam Shan Seafood Restaurant

Photo_2

金山海鮮酒家」 Kam Shan Seafood Restaurant

油麻地に移動。

「シンフォニー・オブ・ライツ」のあとなので、九龍側で遅くまで営業しているお店を選びたい。

数軒の候補の中から選んだのは、海鮮がいただける当店。

店先にいる白シャツに黒ズボンの男衆は店のスタッフさんなのかしら。

気になるところでありましたが、かまわず入店。

前回せっかく人気の「東寶小館」さんに入れたのに、組み立てを誤り、海鮮を食べ損ねた私たち。

今夜こそ、この恥辱に一矢報いたい。

当店で案内されたテーブル席はどんづまりで位置的に良いとは言い難いのですが

席を担当してくれたおじさん(やはり白シャツに黒ズボンだ!)が、メニュー選びの相談にも

のってくれるし、とても親切なので助かりました。

というのも渡されたメニューに日本語説明なし。

写真がついてるものはイメージできて助かるんですけどね。

まずは啤酒HK$22×3な私たち。

お通しになるのかしら、塩ピーナッツも出てきました。

また、クロスの敷かれた卓上には調味料や各自に食器類と使い捨て紙おしぼりが

セットされ手抜かりなし!

(先生:イメージ) 椒鹽瀨尿蝦、食べてくださいね~。

「瀨尿蝦」は海水から上げるとオシッコのように水を飛ばすので、その名がついてます~。

(みに:イメージ) 「有乜嘢好介紹?」(おすすめありますか?)

おじさん推しは、先生からも香港で食べて欲しいとアドバイスを受けたアノ料理。

不慣れな私たちにテーブルまで見せに来てくれました。1匹HK$75なんですって。

椒鹽焗瀨尿蝦HK$75×2

サーブ時にはフィンガーボウルもセット。大きなハサミも同行してきました。

(ノブロー) おお!なかなか立派なおしっこエビ(瀨尿蝦)だで。

椒鹽焗瀨尿蝦はかりっと揚げたシャコをニンニク、塩、胡椒で調味したもの。

食べ方がわからないだろうと、おじさんの指導付き。

箸を身と殻の間に突き刺し、左右に開くようにして剥がし、脚はハサミで

ちょんちょんと切り落とします。

すこぶる肉厚で、美味しい~!

新鮮な素材の持ち味が生かされる料理ですが、皿に残ったぱらぱらなガーリック

たちも旨いのだ。これを肴にビールが飲めちゃうよ。

お替わりしたいぐらい美味しい料理ですが、せっかくなので他のオススメも食べてみたい。

豉椒秘醤炒聖子王HK$128

食べやすく切ったマテ貝を豆鼓やニンニクを効かせて炒めたもの。

ちょっぴり甘めな仕上がりですから、ご飯との相性も良さそう。

上湯浸時蔬HK$68

野菜も食べないと――。

おじさんが厨房に聞いてくれたけれど、この日、芥蘭も豆苗も完売(涙)。

菠菜(ほうれん草)と皮蛋でどう?(おそらくそう言っているのだろうと推測)

と出してくれたのがこちら。揚げニンニクがまるっと入って全体のボリュームも凄いので

不覚にもお腹が一杯になってしまいました。

お茶は着座時に準備してくれてたけれど、私たちが啤酒を飲んでいたため、

最初のものを捨て、新しく湯を注ぎ、入れなおしてくれたし、

最後は温かいデザート(緑豆糖水)のサービスも。 

紙おしぼりも何度も変えてくれるし、至れり尽くせりでしたよ。

お会計はテーブルチェックにて。

Hand01 埋單は、約1人当たりHK$238

おじさんのサービスに感謝感激。楽しい夕飯になりました。

希望した椒鹽瀨尿蝦を食べれて、すっかりご機嫌になった寝太郎さんは

チップをはずんでいたようでしたよ。

 

金山海鮮酒家 Kam Shan Seafood Restaurant
油麻地吳松街62-68號地下
TEL 852-2332-7366
営業時間  月~日:17:00-03:00

2016年1月21日 (木)

香港・澳門旅行2015 №25  シンフォニー・オブ・ライツ

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3日目の夜は、尖沙咀まで。

自身にとってははじめてになりますが、「シンフォニー・オブ・ライツ」を鑑賞をしようと、

尖沙咀東部海濱公園(プロムナード)へ向かいました。

「シンフォニー・オブ・ライツ」は毎晩20時から約14分ほど開催される光と音のショー。

2003年からはじまり、ギネス世界記録に認定されているのだそう。

無料で観れるし、香港初心者の自分らはクリアしておきたい課題。

この時間帯に尖沙咀東部海濱公園で待機できるよう夕飯も後回しです。

写真の腕もあるのでしょうが、夜空も靄がかかったように薄ぼんやり。

じわじわ始まり、レーザーライトやビルのライトアップも粛々と行われ

イベントのクライマックス感がいまひとつ。

もっとド派手なものをイメージしていたのですが、音の迫力もないし、意外に普通っぽくて

なるほどね、という印象。

ともあれ、課題クリア。もうこの時間帯に縛られることもないため気持ちもすっきりしました。

季節は12月。

近くのザ・ペニンシュラ香港ではクリスマスの飾りがでてライトアップされていましたよ。

2016年1月20日 (水)

香港・澳門旅行2015 №24  沾仔記 Tsim Chai Kee Noodle

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沾仔記」 Tsim Chai Kee Noodle

当初は西環でのランチを予定していたのですが、荷物が増えたため移動に便利な中環で

済ませホテルに戻ろうと予定変更。旅の予備軍としてリストアップしていた当店は

OpenRiceによる開飯熱店大賞2015(粥粉麵店)入圍熱店の一軒に輝く店であり、

ミシュランガイド、ビブグルマン常連店としても有名です。

 

人の流れの多いセントラル。

その立地の良さも関係してか、昼のピークタイムはとうに過ぎているはずだけれど

店内はお客様がいっぱい。

一瞬たじろぎましたが、そんな私たちにスタッフさんが席を見つけてくれ相席で着座。

常時満席状態ですが、見ていると回転率が良いため席待ちのストレスは少なそうだ。

卓上のスタンドメニューからチョイスしますが、日本語の案内もあるので安心です。

至尊三宝麵(招牌雲吞・鮮鯪魚肉・鮮牛肉)HK$37×2

当店で扱う麺の具は、雲呑、牛肉、鯪魚球のみ。

招牌菜は牛肉麵 / 雲吞麵 / 鮮鯪魚球麵。

そこでこの3つが一度に味わえる至尊三宝麵(ワンタン・魚のつみれ団子・牛肉)をチョイス。

一つ一つの具材が大きいので、視覚的にも楽しませてもらえテンション上昇。

もちっとしたワンタン皮に包まれたエビはその存在感も大きく、衝撃のプリプリ食感。

また、牛肉はふわっと柔らかく、魚のつみれはパワフルなルックスにぼわんとした

歯触りを伝え食べ応えもあるし、味が下世話すぎずに丁度良し。

麵は香港麵独特のボソッとしたタイプで、スープは塩味をベースにしていますが、

贅沢な3種のせでも味が汚れず完成されているのが凄い。

卓上に辛味調味料(辣椒油)と赤酢がありまして、私はちょろっと赤酢を垂らして

いただきましたが、これ合いますよ。

郊外油菜HK$15

ゆで野菜(芥蘭)のオイスターソースがけ。

2名以上で来店のお客様はほとんど1皿オーダーされてました。

これで不足しがちな野菜をカバー。食事のバランスも整います。

卓に置かれた伝票を持って、レジでのお会計。

Hand01 埋單は1人当たりHK$44.5

香港ナビさんでは、『旨い、安い、早い。香港の伝統的ファースト・フード』と

当店を紹介されていましたが、まさしくその通り!

オーダーした麵も野菜も手早く提供され、その味に何ら不服なし。

充実具材に心もお腹も満たされ、お財布にも優しく普段使いにとても嬉しいお店です。

 

沾仔記 Tsim Chai Kee Noodle
中環威靈頓街98號地舖
TEL 852-2850-6471
営業時間  月~日:11:00-21:30

2016年1月19日 (火)

香港・澳門旅行2015 №23 榮光手工創意曲奇 Glory Bakery

Glory_bakery

土産購入のため、旺角洗衣街に移動。

榮光手工創意曲奇」 Glory Bakery

香港ツウのお友達情報によると、当店では100%香港で手作りされているクッキーが

購入できるのだそう。喜び勇んで向かいましたよ。

並べられた商品を見ていると、店員さんがあれこれ試食させてくれるし、とっても感じが良いの。

(寝太郎) もぐもぐ。おいひー!僕も買っていこうっと。

当店のものは、絶不含(泡打粉、梳打粉、起酥油)。

※ベイキングパウダー、重層、ショートニング不使用。

はじめは興味の薄かった寝太郎さんも、素朴なさくさくクッキーの自然な甘さにノックアウト。

缶入りアソートも数種ありますが、日本語メニューもあるので、内容だってちゃんとわかりますよ。

缶入りのものと取っ手付きメイソンジャーを数品お買い上げ

これでもう、ジェニーベーカリー要らず。

爆買いの行列に並ぶストレスから解放されて超すっきり~。

そして、帰国後、お土産で渡した方々にも当店のクッキーは大好評で喜ばれましたよ。

さて、土産物で手がふさがってきましたが、ホテルに戻る前に遅めのランチをいただこう。

 

榮光手工創意曲奇 Glory Bakery
旺角洗衣街161號E2D
TEL 852-2203-4300
営業時間  月~日:09:30-20:00

食いしん坊猫 ~私の大切な香港のお気に入りたち~」作者、あんころりぃ~ん♪さんから。

素晴らしい情報をありがとうございました。

2016年1月18日 (月)

香港・澳門旅行2015 №22  九龍城街市へ

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食後は観光を兼ねて九龍城へ。

かつてのスラム街はその姿を変え、整備されたのどかな公園になってました。

平和な九龍寨城公園を通り抜け

目指すは九龍城街市。

途中、茗香茶荘にも立ち寄り

周辺のレストランを見て回り

水槽の中の魚に見惚れつつ

九龍城街市へと移動。ここに来たのはあるミッションをクリアするためですが、まずは市場内の見学。

咸魚。

お肉屋のおじさん、快く写真に応じてくれました。

ピチピチの野菜たち。

そしてお魚屋さんも♪ 市場に働く人たちのエネルギーを感じるなあ。

蛙だあ~💦 カエル先輩がここにもいっぱいおりました。

スッポン!

さて、ゲットしたかったのは市場で入手可能なガイド本。

もちろんこれはお世話になっている香港迷さんへのお土産ね。

皆さん香港スキルが高いから、通常なものでは目新しさがない。そこで香港人女子から

教えてもらった情報をもとに自身の市場でのミッションとしました。

九龍城街市を出た後は

この近くの潮州料理の有名店「創發潮州飯店」の所在地確認。

今回、私たちの訪問リストから切ってしまったのですが、当店は多くの情報誌で紹介されています。

再び九龍寨城公園。ともかく広い。

次の目的地に移動します。

2016年1月17日 (日)

中華ダイニング高格(コウカク) 神田

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中華ダイニング「高格」 再訪

新年のご挨拶を兼ねて立ち寄った。利用は一番奥の右手側4人掛けテーブル席。

アラカルト注文ですが、今回も以前記した料理の細かい記録は省きます。

四喜烤麸(烤麩の煮物)@580

水晶冬瓜(水晶冬瓜)@580

水晶冬瓜のみ、現地の臭冬瓜をそのまま出せないため、アレンジしているそうだが――。

(寝太郎) うんまっ!これ食べたかったんだよー!

程よい酸味が爽やかで好感度の高い美味しさだなあ。

これぐらいのポーションでこれぐらいの価格、しかも美味い!ありそうでない店だよ。

――寝太郎さんにも大好評である。

水晶肉冻(コラーゲンの冷菜)@780

(レンタロー) これこれ、オラ前々からごっちゃんになりたかったんだよー。

コリッぷるんの魅惑的なコラーゲン食感。食べやすくて美味し~

オーナー(リン)さんの話だと、豚皮をいったん溶かして巻きなおしたものなんですって。

下には瑞々しい胡瓜が敷かれ、醤油だれのマッチ力も素晴らしく、勝手ながら

これも自身の必食メニューに決めましたよ。

菊花鱼(白身魚の菊風揚げ)@1,080

飾り包丁を入れ、衣をつけて揚げているので、その身は菊の花のよう。

カリッと揚げた淡泊な白身にソースは甘酢ですが、こってりとした甘さがなくて

とても軽やかだから、ぱくぱく食べれる味わいです。

湯葉の挽肉包み揚げ

「新しいメニューをだしますので、よろしかったら召し上がってみてください。

今月の下旬ぐらいにリニューアルさせていただきます」

と味の紹介でいただいた料理。

湯葉に包まれた挽肉は調味されていますが、散らした薬味はシンプルにネギ塩胡椒で。

これは日本人好みのおつまみだわ。ビールがぐいぐい進むこと請け合いです。

(寝太郎) 同感!これ絶対ウケルよ。まずはビールと1品で頼んじゃうよね。

水饺(水餃子)6個@680

当店の点心はまだ未食。攻略あるのみ!

実は水餃子は外注とのこと。

確かにメニューには「自作」と記されている点心とそうでないものがある。

きちんと明記し、また教えてくれ、リンさんの人柄もそうだが、とても誠実な店なのだ。

もっちり皮に包まれた小ぶりな水餃子。

状態もよく、知っていただく分には何ら不足はありません。ありがとう!

煎饺(焼き餃子)自作 5個@480

「焼き餃子は店内仕込みで自信があるんです。」

(寝太郎) もしかしたら浙江省は小麦粉文化圏じゃないんじゃない?

その中での焼き餃子プッシュだよ。食べる価値ありだ。

「ただし、上海に行きますと焼き餃子ではないんですが、生煎包(焼き小籠包)あります。

うちの地元でも食べます」という話も伺えた。

(レンタロー) 焼き餃子はシェフのオリジナルの配合で肉汁がすげえのさ。

まずはこのままで食べてみて、あとは好みによりますが、黒酢を使うのが理想的ね。

下味がしっかり施されていて、噛み切ると肉汁がじゅわじゅわあふれ出てとってもジューシー!

手切り肉を使ったパワフルな餃子は、肉の甘みにラードの旨さがガツンと感じられ、

そのままでも十分に美味いが、途中で卓上の黒酢を試してみると、これがびっくりするほど合う。

うんまい!これは隠れた人気メニューになり得そうだ。

(寝太郎) 他で食べれないものを自然な味で食べれれるのが嬉しいし、

最高に楽しいよ。シェフの腕も確かだ。リンさんの接客も素晴らしいし、僕も応援したいよ!

 

当店、晩酌セットも始められ、いろいろ集客努力をしていますが、

賑わいを見せる神田駅周辺と違って、目立たない立地のため認知度がまだまだのよう。

当店もオススメできる1軒。よろしかったらぜひ足を運んでみてくださいね。

 

中華ダイニング高格(コウカク)

東京都千代田区神田富山町28-5 大曾根ビル 1F

TEL   03-6206-8682

営業時間/ 月~金 11:00~23:00 ラスト22:30
            土 11:00~23:00 ラスト22:30 土曜は不定休あり

定休日    日曜日・祝日(加えて不定休あり)     -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月16日 (土)

喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

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温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) 定期再訪→前回

(ノブロー) 2016年の管理人の誕生日も去年同様、きりんさんで迎えることが出来ただ。

今回、予算を告げ、リクエストした料理は3品。ほかはシェフのお任せでコース料理を組んでもらった。

リザーブした特等席は、カウンター中央のシェフズテーブル。やっぱりここでなくっちゃ!

テーブル・セッティングなどは、変わりがないため省略。

当店、卓上に菜譜の用意はなく、サーブ時に口頭説明というスタイル。

料理は、基本的に各人ごと のポーションで供されるが、大皿の場合は各自での

取り分け作業が必要となる。

前菜3種

①花咲クラゲの冷菜・・・食べやすくカットしたクラゲは相性の良い葱・生姜ソースで。

②砂肝の麻辣和え・・・こりこり食感の砂肝とアクセント的に松の実を合わせ、
 ピリッと辛い大人味の麻辣で提供。瑞々しい胡瓜もマッチ力良好。

③豚タンと頬肉の煮凝り・・・八角が程よく効いた煮凝りには、当店の定番、香菜とナッツの
 ソースを添え、下には白菜のマスタードソース和えも。
 煮凝りはそのままいただいても、とても満足度が高い。

丁寧に作られた気の利いた美味しい前菜たちに、思わず笑みもこぼれます。

自家製腸詰と自家製干し肉

干し肉には葱のほか、針生姜も参加。自家製パワー発動!

スパイス加減も丁度良く、噛みしめると名状し難い旨みがじゅわじゅわと広がるのだ。

(レンタロー) オリジナルの自家製辣油はちょいつけで、味覚の切り替えに役立つだよ。

ピリッとコクのある辛さで、こいは万能に使えるで。

喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ

ブログマスコットも大好き!お肉もりもりの別名“キングオブシューマイ” 

本日も"焼売王”の貫禄を見せ、ぶっちぎりの美味さだ。

春巻

きつね色に揚がった皮の中には甜麺醤をベースに調味した牛肉、フォアグラ、青菜が

包まれていて、食べ進めるに従い、味の複合的な変化が楽しめる趣向を凝らした春巻だ。

(寝太郎) んん!ヤバイ。もぐもぐ。おいひー。

このままでも十分に美味いけど、皿に同席する甘酸っぱいフルーティーなソースも合うね。

美味しさが2段活用されるよ。

大根餅

ちょっぴりオコゲが気になる大根餅は、先ほどのオリジナルの自家製辣油を添えて。

かなりトロトロで、中はマッシュポテトのような舌触り。

(腸詰の)八角の香りが食欲をたきつけ、かりっとろふわの魅惑食感を楽しめます。

中華蒸しハンバーグ

【リクエスト1】咸魚蒸肉餅。キター!会いたかったわよ

普段からお世話になっているシェフに上環で仕入れた馬友咸魚を香港土産に渡したので、

リクエスト。私が作るより有益だものね。

手切りしたミンチ肉の頂には白髪ネギを据え、大き目にカットしたハムユイもたっぷり。

そのハムユイの塩分に加え、若干、タレが濃く、塩気がきついため、ご飯を欲する味わい。

しかしミンチ肉の力強さは心地よく、しっかり火が通っているのにパサパサしていないんです。

以前、ランチで広東風蒸しハンバーグ土鍋ごはんをいただいたことがあるけれど、

肉餅は香港を感じさせるメニューの一つ。夜に定番化してもらえたら嬉しいなあ。

ワワ菜とアワビタケのクリーム煮

(寝太郎) ワワ菜って?

ワワ菜はちっちゃなミニ白菜。

「今更、クリーム煮とか召し上がらないと思って逆に入れてみました。」とシェフ。

先ほどの肉餅から打って変わり、クリーム煮は出汁も効き、ちょっぴり甘めで優しい味。

アワビタケにも味がしみ込み、ほっと落ち着く美味しさです。

コースのお料理も味に変化をつけてくれるから安心してお任せできるのだ。

フランス産ひな鳥の乞食鶏風

(みに:イメージ) あ、なんかきた!

聞くと、フランス産ひな鳥を乞食鶏風に仕上げてくれたものだとか。

すっごいインパクト&サプライズ!

2人で乞食鶏が食べれるなんて、想像だにしなかったので大興奮です。

卓上へのお披露目後、スタッフさんが外側を外し再びサーブ。

蓮の葉オープン!好香呀~!

ひな鳥の中には、シイタケ、糯米、松の実、クコの実、生姜、

そして干し牡蠣キター!この干し牡蠣も同様にシェフにお渡ししていたものなの。

牡蠣の旨味を生かすためにやってみた、という話だけれど、ご馳走感&お祝い感は半端ない。

しかし、このサイズで作るのは凄いなあ。

香り鶏の時と同じ、ポーションを小さくするには工夫したことと思う。

やはりシェフの情熱大陸は続いているのだ。

味が足りなかったらと黒酢も置いてくれたが、使わずに十分。

ひな鳥もしっとり柔らかくて美味いし、乾貨の旨味もぐわーっと出て、深みのあるリッチな味わい。

非常好食!シェフに干し牡蠣を託して大正解だったわ続・情熱大陸に感動です。

すっぽんの広東風煮込み

「この時期、ひとつは土鍋料理が欲しいじゃないですか。」

青菜を敷き、肉厚の椎茸も参加。

すっぽんの鶏肉のような身質とぷるんとしたコラーゲンを摂取。明日の美肌が楽しみだ。

蒸しスープ

烏骨鶏のほか、

干し牡蠣、淮山、棗をはじめとする薬膳食材入り。

牡蠣が香り、味がぎゅーっと凝縮され、言葉では言い表せないほど深い深い味わいです。

こんな贅沢をさせてもらって、良いのかしら。幸せ

炒飯

【リクエスト2】咸魚鶏粒炒飯。お腹具合を聞かれたけれど、これを食べずに帰れない。

我儘を言って、少な目に作ってもらいました。

(ハチロー) ハムユイの香りがたまらねえだー。

少なく作ると、どうしても油っぽくなるので、難しいらしいけれど、シェフはパラパラ炒飯の達人。

米粒一粒一粒、べとつき感もなくパラパラにほぐれ、まんべんなく味が絡まっています。

ハムユイの香りと味、鶏肉のプリプリ食感も楽しめ、美味しく完食。

デザート

【リクエスト3】香港薬膳甜品。乾貨(紅棗、龍眼乾、南北杏、雪耳)と冰糖はやはり

香港土産の持ち込み食材。無理を言ってお願いしました。

温かい薬膳デザートスープは2通りのプレゼンで提供。

まずはスタンダードで。イメージどおりの優しい味わいです。

もう一つは、木瓜(パパイヤ)を器にした喜臨軒スタイル。

通常デザートは厨房内のコックさんが作っているらしいが、こちら(雪耳紅棗燉木瓜)は

シェフ自ら作ってくれたのだという。

中華では本来温かいデザートは多い。しかし、なかなか注文がでないため、

店のメニューに置けないのが実情。残念だなあ。美味しいのに。

食べたくてもなかなか食べれない価値あるデザートを堪能し、心もほかほか温まったあとは―。

「お約束のところで……。」

今年は薬膳甜品をお願いしていたので、これ以上のものを期待していなかったのですが

なんという嬉しいサプライズ!プレートにはチョコレートで“Happy Birthday”の文字と、

馬拉糕にはバースデーキャンドル。

芝麻球とココナッツのふんわりしたお餅はカスタード風味で小豆入り。美味しい。

細部にまで心を配ってもらえて感激です。

(ノブロー) ハートフルだで!オラが惚れ込んだシェフだけのことはあるだ。多謝晒呀!

(レンタロー) シェフー!今年も管理人の誕生日に料理作ってくれて、ありがとだ。

準備に時間かかったろ。続・情熱大陸にオラも感動したで。

馬拉糕、打包で明日もこの幸せの余韻に浸るだよ!

 

当店、お正月の営業も大盛況。

満席でタイミングが合わず、お客様をお断りする場面もあったので、訪問は予約が望ましい。

そして、アラカルトも良いが、予算を伝え相談のうえ、シェフのおもてなしの心の入った

お任せコース料理が断然楽しいと思う。

 

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL   03-5787-6982

営業時間/ 月~土 11:30~14:00 (L.O)18:00~22:15(L.O)

定休日    日曜・月曜日ランチ

2016年1月15日 (金)

香港・澳門旅行2015 №21 合益泰小食

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深水埗での食べ歩き、次に向かうのは「合益泰小食

「公和荳品廠」さんから徒歩で移動できる距離。長沙湾道を挟み右と左という位置関係でしょうか。

人々の暮らしを垣間見れる古いビルが立ち並び、その1階部分は店舗という造り。

お店の前に立ち止まり、様子を窺っていたら、洗濯物の水がぽたりと頭に落ちてきて

生活臭がぷんぷんだ。

大衆的で味のある街、深水埗。ここは香港の下町と称されるエリアなのだそう。

お目当ての店に到着。

当初は「維記咖啡粉麵」を予定していたのですが、訪港前に香港人の女子に

(訪問)リストを見せ相談したところ、招牌菜の豬潤牛肉麵はスープが濁っているので、

好き嫌いが分かれるかもしれないという話。彼女自身は苦手なのだそう。

深水埗に行くのだったら、と推してくれたのが当店であります。

店内で軽食もいただけますが、

私が求めたいのは腸粉。

さっそく列に並びました。

片手に手袋をはめたお姉さんが皿を準備して

腸粉の入っているBOXに手を突っ込む。

これお湯かなあ、蓋を開けると白い湯気がもくもくとあがります。

皿に引き上げたところでハサミでちょんちょんと切っていきます。

再び突っ込んでは

ちょんちょん!

仕上げに目前でソースをかけるのですが、これが数種類ありまして、ソース入れに

入っているのが醤油味ベースのタレ、甘ダレ、ピリ辛ダレ。

広東語でのやりとりになるので、列で待つ間に先客の指示を参考にさせてもらい

指さしでお願いする感じです。

次は薄いゴマダレ。

もう1種類はケチャップのような赤いとろんとしたタレ。

このあたり、かけてもらうタレをきちんと指示できれば良いのでしょうが、そんな達者な

語学力ありませんからスタンダードをイメージして合わせがけをお願いしている感じ。

最後に胡麻をふりかけてもらい完成で、腸粉と引き換えにお金を支払います。

いろいろかけてもらってHK$10。

細長い串をさしてくれてますから、店の脇でちゃちゃっと立ち食い。

くるんと丸い腸粉をシンプルにタレの味で楽しむ。この素朴な味が意外とはまる。

おやつ感覚というより駄菓子屋さんで菓子を買い食いしているような面白さがあります。

使ったお皿と串はバケツに入れて返却。

さて、このエリアにはもう1軒そそられるお店がありまして、それが「新香園」さん

ネット検索で当店の招牌菜「蛋牛治」(タマゴとビーフのサンドイッチ)に一目惚れ

物凄く食べたかったけれど、立て続けの2軒のあと。

1日で食べれる食事量も限界がありますから、こちらへはまたの機会に訪れることにしましょう。

 

合益泰小食
深水埗桂林街121號地下
TEL 852-2720-0239
営業時間  月~日:06:30-20:30

2016年1月14日 (木)

香港・澳門旅行2015 №20  公和荳品廠 Kung Wo Dou Bun Chong

公和荳品廠」 Kung Wo Dou Bun Chong

最寄駅は深水埗。2日目の朝食としてリストアップ。

(先生:イメージ) 「護老院」は老人ホームのことです。悲しいですー。

ローカルな雰囲気漂うこのエリアは、庶民の暮らしを支え、生活に密着している感じ。

安くて美味しい庶民派グルメが期待できます。

当店は創業1893年という歴史のあるお豆腐屋さんで、OpenRiceによる開飯熱店大賞2015、

得獎熱店(最優秀 深水埗 開飯熱店)の一軒に輝く店。

招牌菜(看板料理)は豆腐花。連食の多い旅にはうってつけの選択ね。

「公和」とメニューを掲げるお店は通りを挟んで、もう1軒あるようなのだけれど、こっちは別の店?

どっちがイートインできるのかしら。とジロジロきょろきょろな私たち。

左手側の「公和」さんに客席があるのが見えたので、ともかくに突入を試みる。

入口に並ぶのは外賣でも求められる豆乳やら揚げ豆腐などの豆腐シスターズ。

これらの横をすり抜け店内に足を踏み込むと、私たちには幸いなことに先客は2名。

到着した時間が遅く、朝のピークが過ぎているからかしら?

相席は当然と考えていたけれど、壁際のテーブル席を2人で利用することができた。

壁の白タイルに不愛想な床。剥き出しな店内はぶっきらぼうな造りだが、これが味わい深いのである。

簡易な椅子に腰を下ろしたあとは注文を決めるわけだけれど、もちろんメニューなどは出されない。

店内に吊るされ又は貼られた品書きから選ぶのだ。

豆腐花は熱or冷のチョイス可能。私たちは温かい豆腐花を注文。

店のおばちゃんが壺から掬ってサーブしてくれた。

荳花(熱)HK$8

あ、当店で間違いない。ネットで見た器と同じロゴ入りだわ。

純白でふわふわの豆腐花は口当たりも滑らかで、甘すぎず大豆の味がしっかり感じられ

とても優しい。

サーブ時に特に説明はなかったが、オレンジ色のパラパラとした粉が卓上に据えてある。

先客を横目に見ると豆腐花にかけていたので、私たちも使用してみた。

謎の粉は黄糖。こうした食べ方が慣れないせいもありますが、チープな甘さで

おもちゃっぽい味になってきたぞ。私には要らないな。

ほか3種の豆腐料理が1皿に盛られたメニューもあるので、いろいろ食べてみたい方には

この選択もありかも。

さて、食後はそのまま席をたち、お店のおばちゃんに声をかけお支払い。

そういや伝票も出されなかったわ。

店の外に置かれている外賣メニューを見ると、日本語が併記されていたので、

これを確認してから入店するのも良いかもしれませんね。

のちに知ったのですが、道を隔てた隣のお店は当店とは関係ないらしい。

事情を知らない私は、てっきり2号店かと思いましたよ。危ない、危ない。

公和荳品廠 Kung Wo Dou Bun Chong
深水埗北河街118號地下
TEL 852-2386-6871
営業時間  月~日:07:00-21:00

2016年1月13日 (水)

香港・澳門旅行2015 №19 渝酸辣粉 Yu

Yu

ホテルに戻り、外賣のローストグースを食べ休息をとったあとは再び街に。

移動疲れも残っているので、遅い夕飯はホテルからも徒歩で向かえる銅鑼灣で済ませよう。

渝酸辣粉 Yu

『FRaU』2015年9月号「食べて、歩いて、また食べてあがる香港」で紹介された

当店では四川料理がいただけます。

店の前に到着したのは22時近くですが、驚くことに並ばれているお客様がいるではありませんか。

あわてて後ろに並び待つこと20分。

カジュアルさと今風なお洒落さが共存し、店内は普段使いに丁度良い雰囲気。

見ると客層は若い方を中心に、カップルや女性同士の利用も多い。

立地も悪くないし、店のキャパ的には30席ぐらいなので、回転率にもよりますが

ピークタイムには待つことも予想できる。

隣との間隔は広くありませんが、テーブル・セッティングもされて小綺麗だし、

店員さんもフレンドリーなのでまずまずの居心地。

ドリンクは啤酒HK$34からスタートして紅酒(赤ワイン)HK$52を数杯注文。

青椒拌皮蛋HK$39

漬けた青唐辛子を刻み、皮蛋と合わせた青椒拌皮蛋。

ビリリと刺激な辛さに皮蛋のコクが調和し酒のつまみに良し。どんどん飲めちゃう。

また、これは〆の麵のトッピングにも使えそうだ。

店内で渡されたメニューは英語が併記されていますが、日本語はなし。

しかし、朝からちょこちょこ食べてますからそんなにお腹に入りません。

注文したい料理はすでに決めてあるので、私的には無問題。

四川擔擔麵HK$44

辛さが選べたので「辣」でお願いしました。

肉そぼろ、クラッシュナッツ、小ネギ。味付けには花椒もビリリと効いて、辛さに追行する

仄かな甘みがあり味わい深い旨辛系だ。

細めの美白なストレート麵が次第に辣油カラーに染まっていきます。この過程に興奮。

そしてここに先ほどの青椒拌皮蛋を少量トッピング!

辛さにキレがでてきてエッジがぐいぐい立ちますよ。

こてこての四川ではなく、その味にもすっきりとした洗練感がある。

お洒落で味も良いのだから、流行に敏感な若い方に人気があるのも納得です。

 

渝酸辣粉 Yu
銅鑼灣耀華街4號
TEL 852-2838-8198
営業時間  月~日:11:30-17:00; 18:00-23:00

2016年1月12日 (火)

香港・澳門旅行2015 №18  華星冰室 Capital Café

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2010年オープンの香港カフェ「華星冰室」 Capital Café

当店はOpenRiceによる開飯熱店大賞2015(港式餐廳)得獎熱店の一軒に輝く店であり、

「生記清湯牛腩麵家」、「蓮香居」同様、「香港トラムでぶらり女子旅」でも紹介されています。

今回私たちも、旅の予備軍(灣仔エリア)としてリストアップ。

程よくレトロでモダンな店内に足を踏み込み「兩位」と告げると、スタッフさんから席の

指示を受けられた。夜には少し早い中途半端な時間帯。

そのためか、店内は空席もちらほらで、4人掛けテーブル席を2人で使わせてもらえた。

歩き疲れてくたくただし、少し座って冷たいものが飲みたいのよ。

テーブル天板の下には現地仕様のメニューが挟まれているけれど、

店頭には日本語で記されたメニューもあるのでご安心を。

(先生:イメージ) 茶餐廳で、奶茶ばかりじゃつまらないですよ~。

(みに:イメージ) 茶餐廳のメニューレッスン受けたのよ。違うの飲もうね!

杏仁霜(凍飲)HK$21と阿華田(凍飲)HK$21

寝太郎さんを巻き込みチョイスしたのが、薄い杏仁風味のミルク(杏仁霜)(左)と

ミロ風味の(阿華田)(右)。イメージどおりの味で満足。

三文治(雞蛋+午餐肉)(雙拼HK$22)+烘底加1元

それだけでは申し訳ないので、トーストサンドも注文。

こんがりとトーストされた厚めのパンにふんわりオムレツとスパムがサンドされていて、

塩気も丁度良し。パン自体の味は後日訪問した茶餐廳の方が口にあったけれど、

この時点では何ら不足なし、とても美味しくいただけました。

そののち知ったのですが当店の名物メニューには、ふわとろっのスクランブルエッグ(炒蛋)に

黒トリュフをトッピングした「黑松露炒蛋多士」HK$25と

黒トリュフとチーズの「校長多士」HK$42になるのだとか。

宿題を残す結果になりましたが2年前香港に来たとき、この店の前を通って

ずっと気になっていたのですよ。まずは、入店が叶って良かった。

まだまだ香港初心者の自分、メジャーなところから1つずつ攻略出来れば、

いつの日かは香港ツウの方々のお仲間入りができるのではと願っています。

(みに:イメージ) ところで、ティータイムメニューに「魔鬼豬扒包」と「魔鬼潛艇」と

いうものがあったんですけど、これは何ですか?

(先生:イメージ) 「魔鬼」ってデビルです。お店がつけた名前でしょう。

ポークステーキのパン。「潛艇」は潜水艦という意味なのでおそらくホットドック的なもの

だと思いますよ~。

※潛艇=潜水艦。つまり、サブマリンサンド、ロングロールのサンドイッチ。

華星冰室 Capital Café
灣仔克街6號廣生行大廈地下B1號舖
TEL 852-2666-7766
営業時間  月~日:07:00-23:00

2016年1月11日 (月)

香港・澳門旅行2015 №17 甘牌燒鵝 Kam's Roast Goose

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「蓮香居」さんをあとに向かったのは尖沙咀の重慶大廈(重慶マンション)

両替商の並ぶこちらで円を香港ドルに両替するのだ。

レートは店舗により違うため、まずは各店のレートをチェック。

入口近くの両替商はレートが悪いため、奥の左手にある両替商さんで交換。

次に買い物を兼ね中環へ。

当初予定していた1軒目の店に立ち寄ると、閉店時間も早いがすでに完売で入店が叶わず。

凄い人気である。香港初心者のうえ、アドリブの利かぬ我々は、すぐさま、スマホを確認。

今回予定していた店に入れなかった場合、まごつくことがないよう予備の店もリストアップしてあるのだ。

まずはこの日の行動予定に沿って灣仔に移動。

甘牌燒鵝」 Kam's Roast Goose

当店は鏞記(ヨンキー)創立者の3代目が独立しオープンさせた店であり、

ミシュランガイド2015で1つ星を獲得しています。

また、OpenRiceによる開飯熱店大賞2015(廣東菜館)入圍熱店の一軒にも輝く店。

私もぜひに購入したい。外買を申し出て、外賣燒味價目より甘牌燒鵝を半隻(HK$255)

チョイスし会計を済ませる。

すると受付番号の記された紙をもらえるので、呼ばれるまで外で待機。

こうしてゲットできましたが、日本円に換算すると約4,000円。

いいお値段ですが、憧れのヨンキーの味。

そう思えばリーズナブルにいただけているに違いない。

ホテルの部屋での実食。

実は購入後、1軒寄り道をしたのですが、記録はまとめて済ませますね。

梅ジャムソースと薄いしゃぱしゃぱなゴマソース付き。

甘牌燒鵝は上庄(1/4)HK$135、下庄(1/4)HK$165、半隻HK$255、全隻HK$490

というラインナップ。

マカオでの胡椒鴨があまりに美味しく、1/4では少なく感じたため、欲張って半隻で求めた。

確かに美味いとは思う。日本ではこれがいただければ大喜びすることだろう。

皮の下の脂部分も嫌味がなく、香港の燒味のレベルの高さを実感できるものですが、

身は硬くしまり、正直なところ先日インパクトが大きかった胡椒鴨の味には及ばず、そのため

2人ではこのボリュームを持て余した。焼き上がりから時間がたっているからかしら。

サイズを小さく1/4で求めればよかったなあ。いろいろ勉強になったのであります。

甘牌燒鵝 Kam's Roast Goose
灣仔軒尼詩道226號寶華商業中心地舖
TEL 852-5408-7740
営業時間  月~日:11:30-21:30

2016年1月10日 (日)

蓮香(レンシャン) 白金高輪

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中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香

場所は、白金高輪駅方面から都道305号線を恵比寿方面へ向かった道沿い。

最寄駅は白金高輪になる。

当店は、「ナポレオンフィッシュ」で料理長を務められていた小山内耕也氏が

独立しオープンさせた新店。(オープン日は、2015年12月18日)

さっそく小山内シェフのお任せコースをいただこうと、2015年12月、同士が集まった。

店の前には綺麗な花がいっぱい並んでおり、名前を見ると、お祝いを送られている

メンバーも錚々たる顔ぶれだ。期待値も高まる。

スタイリッシュな店内は左手奥に厨房を配し、その前にはカウンター席。

ほか片側ソファのテーブル席でレイアウトされ席数は23席ほど。

冷蔵庫がフロア中央にあるので、お酒は客自ら選び取り出すスタイル。

現在、店はシェフと奥様の2人体制だが、スタッフさんはこれから募集されるのかも?

当日、卓上に菜譜の用意はなく、料理は全て大皿での提供で、各自での取り分けが必要。

サーブ時に口頭説明がありますが、聞き取りが難しく、正確さに欠ける点はご容赦ください。

補足的に、店内の黒板メニューを参考にして記します。

3種盛り合わせ

①ウニと押し湯葉(百夏)木姜子風味・・・しっかりした歯触りの押し湯葉は木姜子と好相性。
 爽やかな風味で箸を進めさせる。

②西双版納アーモンド

③大根・ドクダミのサラダ・・黒板メニューの大根・ドクダミ・ミント西双版納レモン風味になるのかしら。
 ドクダミは雲南のものとのこと。カシューナッツも加わり、一見穏やかそうですが、
 大根をかじるとハッとする辛さがある。この刺激的な辛さもハーブを使うことで、
 清涼感のある味わいに仕上げています。

※西双版納(シーサンパンナ)は
『中華人民共和国雲南省最南端に位置するタイ族の民族自治州』-Wikipediaより-

料理は中国西南地方を主軸とし、国境を接する隣国の影響を受けエスニックな要素もあり、

シェフのセンスで様々に提供される。

鉢鉢鸡 四川省自貢市名物

(ノブロー) ピーナッツが散らされ、下にはセロリも入っているだよ。ベストマッチだべ。

ソースは香味野菜入りで旨味の層が深く、ふくよかな甘さの中に爽快感のある辛さが

力強く生きている。この加減が素晴らしく、激烈に美味い。完飲すべし!

また、柔らい鶏肉は皮の部分まで美味いのだから、申し分ありません。

青菜の発酵おから炒め

青菜への火入れ加減が凄腕!

シャキシャキ感が半端なく、調味にはニンニクも程よく使用されているようですが、

乳酸発酵おからのナチュラルな塩気と旨みが味に丸みを出し、飽きのこない美味さに。

(寝太郎) うまー!僕的には青菜炒め史上かなりの上位だよ。最強と言いたいくらいだ!

黄ニラ、ニラ、きのこ、自家製小魚、豆鼓炒め

説明によると、小魚と豆鼓を一緒に漬けこんだもので、中国ではポピュラーな調味料なのだそう。

香り高い炒めもので、豆鼓が塩っ辛くないので、これもぽくぽく食べれて味も良い。

酒の肴にも喜ばしい1品です。

白身魚と春菊の土鍋仕立て

(ノブロー) 唐辛子と頂には香菜だ。

オイル入りの汁で煮込んだ白身魚は魅惑のふかふか食感。

唐辛子はちょこっと同席している程度なので辛くはありません。

春菊の香りもマッチして、安心感をもっていただける味わいです。

発芽大豆のドクダミに漬けこんだみそ炒め

これも良い香り。豆の食感も豊かで、ピリッと辛く、酒の最高の朋友。

カキの唐辛子とセリホンの漬物蒸し

ぱっと見は給食のソフト麵っぽいのですが、中国(河北省と聞いたように思いますが)

の太いビーフンと一緒に蒸したもの。

(ノブロー) 漬物蒸し言うても、牡蠣の美味さを損なわない絶妙な味付けなんだよ。

湖北のオムレツ 名物百花菜入り

ぷりっぷりの海老を百花菜の塩気で食べさせるもの。

たまごのふわふわしっとり感も素晴らしく、技量の高さを感じます。

(寝太郎) ガツンと目の覚めるスパイシー使いをするかと思えば

こういう優しい味もある。メリハリがついて、シェフは引き出し持ってるなあ。

桂林豆腐

唐辛子味噌(桂林醤)を使った豆腐の煮込み。

エッジの効いた四川的な辛さではなく、旨味のある辛さで、コクもしっかり。

ひと味違う美味しさで食べ手を魅了する。

サーロインと青トマトの炒め ミント風味

肉とトマトは一緒に食べることを推奨。

(ノブロー) お肉うめえ!こりゃあ質のええ肉を使っているだよ。でへへ。

雲南省のポルチーニを使った煮込みそば

仕上げには黒胡椒。

ポルチーニ茸の風味にぽくぽく食感の豆鼓と鹹蛋のコクが合わさり、ともかく美味い!

シェアするのでなければ、抱え込み独り占めしたいぐらいです。

(ノブロー) すっげえアレンジ力の高さだで。しかもウルトラうめえ!びっくりだよ

 

シェフは発酵系の旨さを調理に生かす名手。

料理のところどころに発酵調味料を使われていて、コクのつけ方がとても上手だ。

凄い新店が白金高輪にできたものである。予約の取りにくい店になる日も近いことだろう。

雲南の先にはベトナムがある。個人的には隣接国とリンクした料理も楽しみで興趣が尽きない。

 

蓮香(Renshan)

東京都港区白金4-1-7

TEL   03-5422-7373

営業時間/  18:30~21:30(L.O.)23:00(CLOSE)

定休日/   不定休

2016年1月 9日 (土)

古月(コゲツ) 新宿御苑前

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中国料理「古月」 再訪

当店は私が注目している店のうちの1軒。

某日はHPより、季節の食養生コース 5,200円(税別)を予約し訪問。

その際の情報によると、メニュー構成は

・前菜4種盛り合わせ ・季節の炒めもの ・季節のお料理 ・養生スープ
・メインディッシュ ・四川マーラー豆腐とご飯 もしくは 季節の養生粥 ・デザート
(内容は季節や、仕入れの都合によって変更になる場合がございます。) という計7品。

氏名を告げ、スタッフさんより案内を受けられたのは、店内奥の4人掛けテーブル席。

テーブル・セッティングは、箸置き、箸(縦置き)、コースター、ナプキン。

卓上には一輪挿しと爪楊枝。

菜譜は各人に置かれ、着座後にタオル地のおしぼり(トレー置き)が供された。

料理は全て各自分での提供で、サーブ時にも口頭説明を受けられるスタイルです。

入店後、私に気が付いた奥様からお声掛けがあり、その奥様が厨房に伝えてくれたのだろう。

シェフからも挨拶を受けられたのでたいへん恐縮した。

美人の奥様と人当たりが良くとても優しそうなシェフ。絵に描いたような微笑ましさで、

お二人の様子を見ている当方まで幸せな気持ちになれるご夫婦なのだ。

ドリンクは、カメ出し加飯酒5年 ポット(300ml)@1,836でスタートから最後まで通した。

おそらくだが、4ポット以上はお替わりしたのではないだろうか。

前菜四種盛り合わせ

「失礼します。前菜の四種盛り合わせでございます。説明させていただきますね。」

①皮蛋豆腐・・・細かくカットしたトマトやキュウリとともに水切りした豆腐を主役の皮蛋と和えたもの。
  塩味ベースにゴマ油が香り、美味しい精進料理テイストです。

②海蜇(クラゲ)と野菜の甘酢漬け・・・野菜はミョウガとレンコン。こりこりとしたクラゲには
  ゴマ油が効き、甘酢とのバランス感が絶妙である。

③大根と毛鹿鮫のフカヒレの醤油煮込み・・・繊維のしっかりした毛鹿鮫を使用。
  こっくりと味がしみ込み大根の甘みも活きている。

④蒸し鶏ネギ生姜ソース・・・キュウリを下に敷き、むっちりした蒸し鶏をネギ・生姜と
  ホワイトペッパーを効かせた深みのあるソースで味わう。

私たちの間では――

(みに:イメージ) 私は①→②→④→③の順で好みかな~。

(菜太郎) 僕は、①→②→③→④だよ!もちろん全部美味しいけどね。

細やかな仕事がなされた前菜は、繊細で味の完成度が高く、我々の好奇心を刺激。

こうして前田シェフの作り上げる料理にぐいぐい引き込まれていくのである。

(季節の炒めもの)蝦夷鹿と葱の炒めもの 焼餅添え

(ノブロー) 焼餅は自家製だな。表面には胡麻がたっぷりだで香ばしい。

赤身の旨さを味わえる蝦夷鹿はシンプルに塩と胡椒で調味し、

時間差で投入された歯触りの良いネギとともにつまめば、酒の良き朋友に。

しかし、それだけではない。このお料理は参加型の楽しいアトラクション付き。

サクサク食感の焼餅にサンドするというドラマティックなお楽しみがあるのだ。

一皿で二度美味しいエンターテインメント性も高い料理の次は――。

(季節のお料理)白菜 栗餡かけ

凝縮した素材の甘みに金華火腿の旨味が味を深化させ、名状しがたい余韻を残した。この味、妙味!

養生スープ

烏骨鶏のスープ。同時に甘酸っぱいタレも運ばれてきた。

生姜、干しシイタケ、淮山、クコの実といった薬膳食材入り。

表面にはちらちら脂が浮き、烏骨鶏の旨味がぐっとしみ出たスープは、滋味豊かな味わいで

ひと口ごとに、体の内側からぽかぽかと温まってくる。

たぶん、ホロホロに柔らかくなった肉を、先ほどのタレにつけても、という計らいだと思うが、

活躍の余地なし。このままバクバクいただき、骨はポイしちゃいました。

滋養効果が高く、たいへん美味しいスープです。大満足素晴らしい!

(ララ・メイ) ね、奥様、都内中国料理店の三大美女なのよね。
  悔しいけど、大人の魅力に溢れてるわー。私も彼女みたいになりたいな♪

(ノブロー) なあに、ララだって、こんブログの紅一点!オラたちのアイドルだで。

(メインディッシュ)マコモ茸と海老の煮込み

針生姜と香菜を頂に据え、2種の海老に味のしみやすいヤマブシタケも参加。

マコモ茸は衣をつけ天麩羅状に仕上げ、ソースにはエビの殻から取った出汁を使い、

煮込み合わせている感じかな。

(ノブロー) シェフのアイデアが盛り込まれた創作的な逸品だ。オリエンタルなイメージだで。

四川マーラー豆腐とご飯

食事は各人ごとにチョイス可能。

今回は寝太郎さんに実食してもらいましょう。スパイスミルも登場。

(寝太郎) コク深くて、煮詰めたような濃厚な美味しさがあるね。大人味で美味いよ!

僕的には「の弥七」さんの煮込み系の旨さが際立った、あの麻婆豆腐を思いだしちゃったよ。

(みに:イメージ) 中華史に永遠に語り継がれる味わい!のね。

季節の養生粥

煎り玄米粥。

(ノブロー) 薬味は香菜、クラッシュナッツ、赤いのは自家製豆板醤だべか。

ただの玄米粥ではないのです。

とろふわっの滑らかな湯葉入り、ここに食感のアクセント、クラッシュナッツが効果的に働き、

香菜が香りを添え、スープには貝柱の旨味も感じられて繊細で優しく素直な味わいだ。

これは美味い。

食事が終わったので、デザートかと思ったら、テーブルに茶器一式が運ばれてきて

奥様によるお茶のサービス。手さばきを見せてくれます。本日使用されるのは蜜蘭香。

茶壷(急須)を茶船の中に置き、茶海や茶器も温め、茶葉を入れた茶壷にお湯をかけ、

葉を開かせていきます。

揃いの茶杯がとても美しい。透けて見える感じが良いではありませんか。

甘く馨しい茶を楽しんでいると――。

この日はクリスマスイブ。嬉しいサプライズです。

ラブリーなエッグタルトのサンタさんが登場して卓を賑わせました。

お顔の部分はバナナなんですよ。愛溢れる作品!当店ならではの心温まるクリスマスの演出です。

数分後にはパクッと私たちに食べられちゃいましたが、

エッグタルトも意外と言っては失礼ですが美味しかったです。

デザート

デザートも3種より違えてチョイス可能。(杏仁豆腐、カメゼリー、黒米とゴマのプリン)

寝太郎さんチョイスはこちら(黒米とゴマのプリン)。

甘みを抑えたナチュラルな味だったそうでご機嫌でした。

カメゼリー

漢方臭くないです。黒蜜のシロップが効いてこれなら毎日でも食べたい味だわ。

店は基本的に奥様とシェフで切り盛りされていますが、デザートも手抜きがなくそのレベルも高し。

 

――美味しく楽しい時間は過ぎるのも早い。

帰り際にはシェフと奥様の丁寧なお見送りを受け退店。ありがとうございました。

Hand01 お会計は、1人当たり10,000円(千円未満四捨五入)。

自分たちは酒代が高くつくため、このお値段になりますが、食後に本格的なお茶の

サービスがつき通常では考えられないCPの高さに脱帽。

前回は特別料理を含んだコース料理でしたが、それだけはわかり得なかった店の

通常時の真価を知ることができたように思います。いい店だ。

当店に定期的に通う常連さん達の気持ちが良く分かりました。

私もまたお邪魔させてもらいたいものです。

 

古月 (コゲツ)

東京都新宿区新宿1-5-5 2F

TEL     03-3341-5204

営業時間/ 11:30~14:00(L.O) 17:30~21:00(L.O)
ティータイム(日曜日のみ)14:30~17:00(L.O.)

定休日    月曜日(毎月1~2日間不定休あり)

2016年1月 8日 (金)

香港・澳門旅行2015 №16_002 蓮香居 Lin Heung Kui(滋補金牌蛇宴)

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日本に戻ったら、先生に内容を教えてもらおうと持ちかえったちらしメニュー。一部を記録します。

(先生:イメージ) ①お得なセット、ファミリーの集まり、予約歓迎します。

宣伝文句ですね。

毎席(供十二位用)ひと席12人でHK$3,388、半席(供六位用)半席6人でHK$1,888

縁起の良い数字「8」發で終わってますね。

②經理はマネージャーです。
予約したい人は下の3人のマネージャーのうちの誰かへ連絡してください。ということです。

滋補金牌蛇宴→体に栄養を与えてくれる「金牌」金メダルなヘビの宴会。

金錢雞燒味拼盆→鶏とチャーシューとかの焼物盛合せです。

蓮香覇王鴨→「蓮香覇王」店の名前に覇王をつけてカッコ良く書いてるだけですね。鴨です。

酥炸五蛇丸→蛇肉団子のさくさく揚げです。

七彩駝鳥柳→「七彩」はレインボー。意味なし。駝鳥はダチョウ、柳は胸肉です。
柳は脂身のないことを示します。

太史五蛇羹→「太史」は昔の人の名前ですね。東坡肉と同じ感じで料理名についてます。
蛇のとろみのあるスープですよ。

豆汁蒸蟠龍鱔→豆鼓蒸しのブツ切りウナギ。「蟠龍」は鱔をカッコよく書いてるだけです。

雙冬羊腩煲→ここに書いてないですけど、雙冬はたぶん冬菇、冬瓜じゃないですかね。
この2種と羊の脂身ついてる肉の土鍋。

蒜香一品燒雞→ガーリック風味の焼いた鶏。「一品」は階級の高い、一番良いことを表します。
ただの燒雞じゃつまらないので、ちょっと六文字七文字にします。
一品燒雞は日本語でいうところの一流焼き鶏ですね。

臘味糯米飯→臘味(中華サラミ)を切って入れたおこわ。

香滑馬拉糕→香滑の2文字はいい香りがして食感も滑らかの意味。馬拉糕は蒸しパン。

蓮茸焗布甸→蓮茸はあんこ。茸は当て字ですよ。本当は「蓮蓉」の蓉を使います。同じ発音。
焗布甸はオーブンで焼いたプリン。

(みに:イメージ) 先生、ありがとうございました♪

太史五蛇羹・・・広東料理の一つで、三蛇羮の食材の他に、ヒャッポダとホウシャナメラの
2種のヘビ肉を加えたもの。1904年に科挙で進士となった江孔殷は、役人となり江太史と呼ばれたが、
グルメとしても有名で、江太史の屋敷で考案されたので、太史五蛇羮とも呼ばれる。-Wikipediaより-

 

2016年1月 7日 (木)

香港・澳門旅行2015 №16_001 蓮香居 Lin Heung Kui

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蓮香居」 Lin Heung Kui

当店は「蓮香楼」さんの姉妹店であり、OpenRiceによる開飯熱店大賞2015

(Open Rice Best Restaurant Awards 2015)得獎熱店

(最優秀 廣東菜館 開飯熱店)の一軒に輝く店。

訪問した香港好きの方々がみな高評価をされているので、私も訪問リストの1番にあげていました。

そして……。

(先生:イメージ) 良いお店です。おすすめしますよ。

珍しく先生からも太鼓判を押されたので期待大。遅めのランチに訪れた。

店はビルの中に店舗を構えているので、エレベーターを利用して向かいます。

昼のピークタイムはとうに過ぎていますが、お客様はいっぱい。

店内奥になんとか空席を見つけると、店のおじさんがそこに座りなさい、というようなジェスチャー。

相席での利用です。

飲茶バトル開始!

当店はワゴンスタイルですが、お目当ての料理がある場合は自分から申し出て勝ち取るべし。

(広東語は声調が難しいので、メモに料理名を書いて見せる!自信のない場合はこれでOK)。

まず、卓にセットされたのは、箸(直置き)、皿、茶杯、 小椀、レンゲ。

しかし、洗杯用の器が見当たらず、きょろきょろ、うろうろな私たち。

灯台下暗し!テーブルの下の段に置かれていましたよ。

ワゴンが近くにきたら「唔該」を連発して呼び止め、指さしで

(みに:イメージ)「咩呀?」

蒸籠の中を見せてもらいましょう。

運よく好みの點心に出会えば良いのですが、お腹もペコペコなので、視覚的にOKならば

一籠(ヤッロン)でゲット。まずは空腹で痩せた腹の虫が暴動を起こすのを阻止せねば。

蒸籠をもらうと、ワゴンおばちゃんはテーブルに置かれた用紙にスタンプを押してくれます。

また卓上にメニューなどはありませんので、下記點心名はopenriceを参考にしてます。

したがって、正確さに欠ける点はご容赦ください。

鮮竹卷

豚肉や海老、タケノコなどの具材を湯葉で包み蒸したもの。

オイスターソース風味で、味がしっかりしみこみ王道的な味わい。

叉燒包

甘い味付けのチャーシューをふかふかの皮で包み蒸したもの。

生地も甘みがあって、笑みのこぼれる美味さだ。

豉汁排骨

スペアリブの豆鼓蒸し。ニンニクも使用。味のバランスも優れ、満足度高し!

鮮蝦粉果

スケルトンタイプのもっちり薄皮からは、塩味でまとめた具材がお目見え。

エビの食感に香菜が爽やかに香り、好味。

(タクロー) テーブルの上は水びしょびしょだで、オラ管理人にタオル敷いてもらって参加だよ。

啤酒はフロアを担当するおっちゃんに声かけて出してもらっただ。

次々に4品平らげた後は――。

(寝太郎) 今回、みにの最終選定で「陸羽茶室」さんが切られちゃったんだ。

今度こそ、釀豬膶燒賣(豚のレバーのせ焼売)をと思っていたんだけどなあ。

でも、調べたら、当店でもレバーのせ焼売が食べられるらしいね。注文してくるよ!

豬膶燒賣

寝太郎さんが恋い焦がれた豬膶燒賣はリクエストという形で提供してもらえた。

生姜の効いたたれにはうっすらソースの味を感じたけれど、尖ったところはなし。

鮮度の問題か処理の仕方かは不明ですが、レバーは独特の風味が残っているので、

内臓系の苦手な方は避けた方が良いのかも。

(寝太郎) ははは、こういう味かー。食べれて、満足したよー。

腐皮夾

湯葉がキクラゲやシイタケ、ニンジンなどとともに層を成す蒸し物。万人受けが期待できる味わい。

さて、店も15時を回った頃には、空席が見かけられるようになりました。

当店でも香港、冬の風物詩という「蛇スープ」がいただけるようだ。

入口にチラシがあったので持ち帰り、先生に見てもらおう♪

右側は日替わりの糖水(スープデザート)の紹介。

人心地ついたところで、卓に置かれた伝票を持って、レジでのお会計。

Hand01 埋單は、啤酒数本を含め、約1人当たりHK$112

選んで正解!ローカルな雰囲気に本場の飲茶を体感出来て2人とも大満足。

当店は訪港するたびに訪れたい店になりました。


蓮香居 Lin Heung Kui
上環德輔道西46-50號2-3樓
TEL 852-2156-9328

2016年1月 6日 (水)

香港・澳門旅行2015 №15 ノブローからのお知らせ(旅紀行再開とサイクルについて)

(ノブロー) みな穏やかな正月を過ごせただべか?

今年は4日から仕事がスタートってケースも多いんだろうな。

香港・澳門の旅紀行は明日から再開するな。

記録が終わるまでの間は、平日が旅の記録、週末が日本のぐるめレポというサイクルで

進めていくことになっただ。また、今年から管理人基準の満足度数は廃止な。

引き続き「夢色探索」及び「中華日和」を宜しくお願いするだよ。

招来川菜館 (招来菜館 ショウライセンサイカン) 一橋学園

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四川料理「招来川菜館」 (招来菜館 ショウライセンサイカン)

西武多摩湖線、一橋学園北口下車。東中央通りを右手に直進すると、左手に店が見えてくる。

飯友さんとの会食。予め電話を入れたところ、予約は4名以上で受け付けるとのこと。

夜のオープン時間は17時なので、ピークタイム前に入店してもらえば、すぐに案内できる

であろうというアドバイスももらえたので、現地には17時45分集合。

当店は一軒家レストラン。HP及びネット情報によると、総席数は140席で、

客席は3階まで有し、シーンや人数に合わせた席が設けられているという。

入店後、2名での利用を告げ、指示を受けたのは1階スタイリッシュな店内奥の

ボックスシートタイプの4人掛けテーブル席。中華系のBGMが流れ落ち着いた雰囲気だ。

また、1階には中央にカウンタータイプの席も用意されているので、1人客でも気兼ねなく

入店することができる。

着座後、リズムよく箸、業務用おしぼり、茶、メニューがセット。

ほか卓上には調味料(醤油、酢)が置かれている。

料理はグランドメニューからアラカルトで、まずは2品チョイス。

はじめてなのでボリュームを含め様子見です。

ドリンクは札幌ビール(黒ラベル中ビン)@550、黒糖焼酎(里の曙)グラス@480を数杯注文した。

泡椒牛肉(牛肉の泡椒ソース煮込み)@2,700 唐辛子印2 

泡椒ソースの煮込みは烏賊でも紹介されていたがチョイスは牛肉で。

泡菜とニンニク、ショウガで煮込まれソースは甘酢っぱいマイルドな辛さ。

柔らかい牛肉と爽やかな香りのセロリは好相性だ。

重庆崽儿鸡(重慶人ご用達料理)@2,200 唐辛子印2

「塩っ辛いのでスープは召し上がらないでください。」

キクラゲ、胡瓜、ネギ入り。

赤い唐辛子の海を探ると、花椒も確認できたけれど、痺れを感じようにも

眉間にシワが寄る塩分の強さ。どれだけ塩を使っているのだろう。

また、これだけたくさん唐辛子が入っているのに香りや肝心の突き抜けた辛さがなく、

塩辛さだけが前面に押し出されているのは、四川ミステリーだ。

これでは肉質の悪さをカバー出来ず、戦意喪失。申し訳ないが箸が止まった。

舌に塩が残り、泡椒牛肉の味までわからなくなってきたよ。これはチョイスミスだ。

陳麻婆豆腐@1,500 唐辛子印3

早々に引き上げること決意したが、四川は麻婆豆腐を食わないと!という

飯友さんのリードでチョイス。

細かくカットした木綿豆腐、豆鼓、肉はペースト状にどろりとして、どっしりとした

口当たりと味の深さ。

辛いはたしかに辛いのですが、辣油が重たくキレの鈍さが気になります。

本場四川的な味とは一線を画する日本人コックさんによる重厚な味わいの麻婆豆腐という印象。

この味は数人でシェアしていただくのが理想です。

お酒(ボトル)は比較的いいお値段ですが、ワインは2,400円からとお手頃価格。

料理チョイスミスもあり、今回はそこまで至りませんでしたが。

Hand01 お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

訪問日も地元客を中心に客足は途絶えず大盛況。付近の人気店なのだろう。

なお、当店は完全禁煙です。

 

招来川菜館 (招来菜館 ショウライセンサイカン)

東京都小平市学園東町1-4-28

TEL      042-345-1515

営業時間/ 月~土 11:30~14:45 17:00~21:45 (L.O.21:00)
           日・祝 11:30~21:45 (L.O.21:00)

定休日/  12/31~1/2・不定休         -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月 5日 (火)

麻布長江 香福筳 (アザブチョウコウ コウフクエン) 西麻布

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麻布長江 香福筳」(アザブチョウコウ コウフクエン) 再訪

当店も私が好きな店のうちの1軒。

某日はぐるなびを見て、贅沢上海蟹コース【スタンダードコース】 @11,000(税込11,880円)を

2名で予約。(期間:平成27年10月15日~平成28年1月中旬頃)。

その際の情報によると、メニュー構成は

季節の前菜盛り合わせ 
酔っ払い上海蟹(1/2杯) 
北海道産帆立貝柱・蓮の実・卵白ふわふわ炒め 
上海蟹の蟹味噌入り肉団子のスープ仕立て
上海蟹の姿蒸し(1杯) 
ほぐしフカヒレと上海蟹の蟹味噌煮込み(お一人様+3,000円(税・サ別)で姿煮に変更可能です)
四川麻婆豆腐と白飯
本日のデザート                 という計8品。

重視したいのは、割増料金による変更。 せっかくなので姿煮でお願いしました。   

 

この日の案内は店内中ほどの4人掛けテーブル席で、着座後、タオル地のおしぼりを

トレー置きでもらう。     

テーブル・セッティングは、箸置き、箸(縦置き)、スプーン、カニフォーク、リング留めナプキン。

卓布は白色と芥子色の布製2枚重ねで、昼とは異なるワンランクアップした

夜のおもてなしの装いである。       

当店、卓上に菜譜の用意はなく、料理は一部を除き各自分での提供で、サーブ時に

口頭説明を受けられるスタイルです。

ドリンクは、乾杯用にグラスでピノ・ノワールの泡を。(カシスで色を付けてくれました♪)
続いて、赤ワインは前回と同様、ベル・カント・メルロー/ブリューレ・ラ・ショームをボトルでお願いした。

季節の前菜盛り合わせ 

運気上昇を願う特注の有田焼の皿でサーブ。

①日野菜かぶとあやめ雪かぶの金華火腿和え・・・2種の瑞々しいかぶを金華火腿の
  旨味と塩気で味わうリッチな前菜。

②鶏せせりのニンニク、酢醤油漬け・・・こりこりくっきりとした食感で、漬け加減も良く
  おつまみ力のある小粋な味わい。

③自家製からすみ、大根添え・・・ソフトなからすみは品良く、後味が綺麗。
  まさに恍惚感に浸れる美味さ。

④烏龍茶スモークのあん肝・・・ねっとりとしたあん肝を烏龍茶スモークで馨しく。

⑤クラゲ、紫菊・・・料理人のセンスでクラゲをお洒落にさっぱりと。

⑥茹で鶏の麻辣ソース・・・四川ではよだれ鶏(口水鶏)と呼ばれる冷菜。当店の定番。
  赤い粉は一味唐辛子なのでお好みで。

マネージャーさんは一つ一つ丁寧にゆっくりと説明してくれる “口福”への案内人。

料理のイメージが高まるし、外食の特別感も得られるのだ。

次の料理に先立ち、フィンガーボウルと殻入れが運ばれてきました。

酔っ払い上海蟹(1/2杯)

聞くとこの蟹は女の子(雌)!正しい!嬉しい! 

(ノブロー) ぶったまげたのは、酔蟹も足を丁寧に処理しとることだで。 

こりゃあ、手がかかってるだ。お蔭で爪を下にして押せばええで、超楽チンだで。

「お酒だけだと芯まで漬からないのと殺菌も含めて1週間は漬けこまないといけませんので

その際、醤油とか浸透性のあるものを入れてまいります」

漬けダレはお店により違いがあり特色も出てくるところ。

当店のタレは甘すぎずその塩梅も丁度良い。

北海道産帆立貝柱・蓮の実・卵白ふわふわ炒め

ホタテはスライスではなく、繊維にそってタテ切り。

口に含んだ時、ぷりぷりとした歯応えを楽しめるから充実感もアップ。

ホコホコ食感の蓮の実のとのコンビ力も秀逸で、卵白はとことんふわふわで軽やか。

口当たりが優しく、気持ちがほっこりできる味わいです。

上海蟹の蟹味噌入り肉団子のスープ仕立て

「お待たせいたしました。中には上海蟹の蟹味噌を閉じ込めてございます。」

(ノブロー) 清燉蟹粉獅子頭!管理人もオラも大好物だで。テンション上がるな!

丁寧に出汁を取り、澄んで旨みのあるスープは味も美しく、

ころんと大きな肉団子も、肉のダイナミックな歯触りを残しつつ程よい溶け感がある。

飲んで良し、食べて良しのたいへん美味しい肉団子スープです。

再びフィンガーボウルと殻入れ、そして針生姜を入れた酸っぱいタレ(酢醤油)がサーブ。

上海蟹の姿蒸し(1杯) 

オス・メス食べ比べで出していただけました。感謝!

しかし、このビジュアル。ちょっとお皿が大きすぎるのかしら。

鑑識に出された後の蟹がアートしているみたい(失礼を申してすみません)。

写真左が男の子(雄)、右が女の子(雌)。蒸蟹も丁寧に足は処理済。

若干蒸しすぎた感もあり、味噌や白子、内子(卵)もピーク時に比べ、心細く感じてしまいました。

シーズンも終盤なのかなあ……。(訪問日12月半ば過ぎ)。

来年はもう少し早くに利用させてもらおうっと。

(ノブロー) 無礼千万とは管理人のことを言うだな 罰当たりだでー。

(レンタロー) なあ、小まめにおしぼりを差し替えてくれるだよ。

滞在中は、入店時、蒸蟹後、デザート前と計3回あっただ。

あとな、サービススタッフさんに大型新人さんが入荷しただ。

マネージャーさんも太鼓判を押すイケメンなんだよ。

フカヒレ姿煮と上海蟹の蟹味噌煮込み

+3,000円で、ほぐしからチェンジ。

気仙沼産のこのフカヒレ、想像していたものより大きくて繊維を噛み切る醍醐味あり。

自家製の発酵白菜を添えてますが、酸味も穏やかで混ぜ合わせると、

蟹味噌ソースともしっくり馴染み協調性のある味わい。

まろやかでコクのあるソースは絶妙なハーモニーでフカヒレと一体感を成し、

単に贅沢な食材を合わせただけではない、しっかりとした味の豊かさを感じます。

四川麻婆豆腐と白飯

(レンタロー) 麻婆豆腐は片手土鍋でのプレゼン。こいは、スタッフさんにより取り分けられるだ。

香菜もセット。白飯が少し遅れ小碗でサーブ。

幸せな麻婆オンザ白飯♡ ひょっとしたら当店で麻婆豆腐を食べるのははじめてかも。

豆腐は滑らかな絹タイプで山椒もビリリと効き、辣油がすっきりとして美味く

品の良い爽快感のある辛さだ。断然、好み。もっと早くに知るべきだったわ。

ココナッツのお餅

手で優しくつまみあげて。淡雪のようなデリケートな口溶けを楽しみましょう。

中国茶

丸みの曲線が美しい蓮の葉と花をイメージしたと思われる茶器を使用。

中国茶にも詳しいマネージャーさんの説明では広東省鳳凰山の蜜蘭香(烏龍茶)と

福建省の鉄観音(烏龍茶)の2種のブレンドだそう。

香ばしくふわっと優しく華やかに香り、含むと口中と鼻に抜け、広がる甘みの余韻がエレガント。

淹れてもらったお茶は配合的に蜜蘭香が勝っているのかしら。

これは好きなお茶リスト入り決定です。

本日のデザート 

洋梨のパフェ。上から順に洋梨の泡、白キクラゲの蜜煮、普洱茶のアイスという3層構造。

梨の甘みと普洱茶の苦みが味のコントラストとして働き、蜜煮の甘さと間にサクサクとした

クッキー食感を挟んだ満足度の高いデザートです。

会計は、テーブルチェックにて。 Hand011人当たり21,000円(千円未満四捨五入)。

コース料理前半にはシェフのご挨拶を受けることができましたが、

退店時には再び、シェフやマネージャーさんの丁寧なお見送りがあり、今宵もまた心に残る

素晴らしい時間を過ごせました。“口福”を求めにまた来たいと思います。

 

麻布長江 香福筳 (アザブチョウコウ コウフクエン)

東京都港区西麻布1-13-14

TEL  03-3796-7835

営業時間/ 火~金 11:30~14:30(L.O) 18:00~22:00(L.O)
                土・祝・日 12:00~14:30(L.O) 18:00~22:00(L.O)

定休日    月曜(祝日の場合翌日休み)

2016年1月 4日 (月)

台湾屋台 阿Q麺館(肉粽) 南砂町

Photo

台湾屋台 阿Q麺館

テイクアウトの肉粽(小)@300を 実食。レンチンも良いけど、せっかくなので蒸籠で蒸しました。

冷凍でカチコチ状態のため、自己流ですが、およそ20分を目安。

蒸しあがり、皮を外さず、表面を布巾で包み余分な水分をとりのぞきます。

小サイズですから、通常のものに比べ一回りぐらい小ぶりで女性の朝食に丁度良い大きさ。

嬉しいのは具材がケチくさくないこと。

台湾南部の"茹でるちまき"を提供している「ちまき屋」さんと異なり、茹でピーナッツこそ

参加していませんが、小さなボディには、豚バラの角煮、干しシイタケ、干しエビと

主要メンバーがきっちり入り、その存在感が大きく、おかずっ食いの自分には

理想的なもち米と具材のバランス感であります。

味付けも濃すぎず薄すぎずで、角煮のとろんとした脂をクライマックスにぺろりと平らげた。

(レンタロー) 管理人が、えれえ美味い土産を買うてきてくれただ。

物足りなさのねえ具材たちが、1食の満足度を高めてくれるな。

300円という値段では有り得ねえCPの良さだよ。また食いてえなあ。

 

台湾屋台 阿Q麺館

東京都江東区東砂7-10-12

TEL       080-4341-0066

営業時間/  11:00~14:00 17:00~22:00

定休日     月曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月 3日 (日)

台湾屋台 阿Q麺館 南砂町

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台湾屋台 阿Q麺館

南砂町駅下車。葛西橋通りに出てひたすら葛西橋に向かい歩き進めた通り沿いに

面しているのだけれど、この道のりがけっこう長い。

この先に飲食店が現れるのかと不安になりながら、歩くこと10分強。

ようやく到着すると、店頭のガラスにはメニューがところ狭しと張り出され、陽気な外観。

飯友さんとの会食で現地集合。一足早く着いたので、入店すると、

店内は奥に細長い造りで、屋台村の提灯が下がり肩の凝らぬ雰囲気だ。

「どこでもどうぞ」

店の快活なママさんの言葉を受け一番奥の4人掛けテーブル席に着く。

さらに、この奥は食材が保管されている倉庫になっているようだ。

卓上には調味料と爪楊枝、紙ナプキン。箸は、箸箱に収納されている。

ほか、好みで使える辛味調味料。酸味を伴う刺激的な辛さで塩っ辛い。

当店、メニューはもらえたが、おしぼりはなし。

気になる方は化粧室前に独立した洗面台があり、手を洗えるのでそちらでどうぞ。

飯友さんの到着で、メニュー選び。

当店は創業1977年の台湾の人気店「阿Q麺館」(台北松山空港近く)の日本進出店。

ママさん(台湾人)の話によると、夜は300円均一の料理から3品チョイスし

ビール一杯とセットできる「ちょい飲みセット」@1,180もオススメだという。

2人だから、これなら料理を6品食べれるしお得感があって嬉しいわ。

しかもビールも選べるのだ。おまけに飯友さんは台湾梅酒を選んでいたがこれも認められた。

親切なアドバイスを受けられ、幸先のよいスタートを切る。

菜脯(切干ダイコン卵焼き)単品で@300

もちろん300円均一なのでポーションは少ない。

しかし、ちょこちょこつまみたい食いしん坊にはこれで適量。飽きるほど食べては後が続かないよ。

フライパンで手早く焼いてくれたのかな。茶色の焼き目が家常的な安心感を与えてくれる

卵焼きは切干ダイコンのほかにネギも参加し、もったいぶらない美味しさを提供。

タラ魚肉団子スープ 単品で@300

2人でシェアしているので一人2個。

ぷりっと弾むような弾力のある魚肉団子にぐっと歯を入れ噛み千切る。

中に肉餡を期待していたけれど、すり身のみのスタイルで淡泊な味わい。

スープにちらちら肉が浮いているので、味のバランスは整っているように思う。

燙青菜(茹で野菜)単品で@300

野菜は何かと尋ねると台湾にしかない野菜とのお答え。

あっさりいただけ、味も悪くない。歓迎したい1品だ。

香腸肉(台湾ソーセージ)単品で@300

「これ、人気です」とママさん。

スパイス加減も丁度良いので食べやすく、添えられた刻みネギが薬味として活躍する。

6品チョイスの際、この日、蘿蔔糕(大根餅)がないため

「明日の宴会料理で使うの、できたばかりの料理あります。良かったら。」

と嬉しい提案を受けられ、宴会のお客様のおこぼれに与ることが出来ました。

紅焼猪脚。豚足をじっくりと醤油味をベースに煮込んだもので、上には刻みネギと香菜を配置。

骨を掴んで、ツゥルンツゥルンのコラーゲンを摂取。うんまい。私は好きだな。

「台湾人は誕生日、食べる習慣があります。お祝いの料理、あと牢屋から出てきたときも。

すごく運が悪いから、豚足食べると運が良くなる。」

フレンドリーなママさんは台湾の文化についても教えてくれるので、自分たちも初回とは

思えぬ気安さで寛げてしまうのだ。

「あと、もひとつ量が少なくても大丈夫ですか?」

こちらも明日の宴会料理からのおこぼれ。

牛肚(ハチノス)を使った辛味和え。きちんと下処理されているので、臭みなし。

以上6品が、「ちょい飲みセット」でチョイスした料理及びママさんのご厚意により

提供してもらえた宴会料理からの一部で、全て300円での計算ですが、

値段以上のクオリティで満足度も高く、これは超楽しい。

 

肉圓@580

「忘れてた!もう一つ裏メニューがあります。ばーわん」

肉圓は、お祝いのとき、必ず出すものだそう。

二つ返事でお願いすると、奥の倉庫から取り出してきて調理してくれた。

香菜を頂に、甘いミソのようなタレがけスタイル。

サツマイモ粉(地瓜粉)などで作ったぶよぶよもっちり食感の生地の中には

カットした肉をはじめとする具材が包まれています。

台湾の人はこの食感好きなのかなあ。

蚵仔煎で遭遇する地瓜粉や浮き粉の入ったもっちり食感の不得手な自分には、

あまりときめかぬものですが、素朴で味は悪くありません。

この味が当店でいただけること自体喜ばしいものかと思います。

清蒸魚@1,000

醤油ベースのタレに調味にはニンニク、唐辛子、豆鼓を使用。

白身の魚はカレイとのこと。

注文しておきながらですが、食べるものがなければ別ですが、ここではあえて清蒸魚を

頼む必要はないと思う。興味深いお料理は他にもあるしね!

麻辣花生

唐辛子と山椒入りのスパイシーピーナッツはお店からのサービス。

さて、その興味深い料理は〆の食事にもあります。

サバヒーは、台湾中南部ではポピュラーな大衆魚。現地(台南)では屋台の朝ごはんとして

親しまれてるもので、当店ではお粥でいただくことが可能です。

虱目魚粥@780

煮玉子はオマケしてもらえました。味がしみてて美味い。多謝。

取り碗もきちんといただけました。

サバヒーの旨味の出たスープには葱が散らされ、生姜が効果的に働き生臭さはなし。

細かく切った切り身もたっぷり入って、味に嫌味がないからさらさらとお茶漬け感覚で

違和感なくいただけます。これは現地でも試してみたい味だ。

ママさんが見せてくれたのだけれど、当店が掲載された雑誌によると

一押しは牛肉麺とのこと。

となれば、初回はマストで押さえたい。

牛肉麺@880

八角がほんのり香る牛肉麺には青菜と刻みネギ入りの台湾味。

「麺はもしかしたら台湾より美味しいかも♪」と話好きの明るいママさん。

「出来れば、刀削麺が一番いい、でも私削れないし、専門店じゃないから。」

某製麺会社に行きつくまでは苦労があったようだが、特注の白い麵は、表面はなめらかで

(台湾の麵より)芯にきちんと硬さがある。

適度な歯応えを残した肉を頬張りつつ、麺をすすり上げる。

媚びたところがない味だからどんどん箸が進むし、また好感度も高い。

豆花

後半には、ママさんの旦那様(日本人)もいらして、お店が1周年目を迎える節目に

あたるのでと豆花もサービス。これが驚きの美味さ。

しっとりホクホクした茹でピーナッツと黒蜜の効いた甘いスープをいただいた瞬間に

「古早味豆花」さんで食べた、あの日の記憶が鮮明に思いだされた。

この豆花は現地の味そのものですよ。

黒くて粒の大き目のタピオカといい、通常では300円で提供されているようだけれど、

どこよりも本場味なのにこのお値段は奇跡的。必食をオススメしたいデザートです。

酒はほかにホッピーセット@380×2となかのお替わりを数杯。

Hand01お会計は、1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)

当店はかなりおすすめ 

最寄り駅からも遠く、決してアクセスの良い立地ではありませんが

台湾料理が好きな方々は早々に注目し、妥協しない台湾味を目当てに(お客様の)中には

遠くからわざわざ足を運ばれる人もいます。

私もこれまでいただいた料理で、当店の味に信頼を寄せれたため、お土産に

肉粽(小)@300を3個購入。聞くと茹でるのではなく、蒸すタイプなんですって。

そして、話によると、台湾も北と南では作り方が違うとのこと。

南はピーナッツが好きで料理にちょこちょこ入るらしいから、台北出身のママの店では

ピーナッツ抜きかな。後日レポしますね。

 

台湾屋台 阿Q麺館

東京都江東区東砂7-10-12

TEL       080-4341-0066

営業時間/  11:00~14:00 17:00~22:00

定休日     月曜日          -店舗情報「食べログ」より-

2016年1月 2日 (土)

家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店

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高級広東料理「福臨門 家全七福」 再訪

某日は“XO醤飲み”を目的とする6名での会食で、コース料理仕立て。

予約名を告げ、リザーブされた円卓の個室へ向かう。

窓の外には、皇居と遠くビル群が望める贅沢なロケーション。昼からリッチだ。

テーブル・セッティングは、ナプキン、箸置き、箸(縦置き)、レンゲ、茶杯(ソーサー付き)

おしぼり用トレー。着座後には、タオル地の提供があり、白いテーブルクロスを広げた

ターンテーブルには一輪挿しで花が飾られている。

 

以下の料理は、すべて幹事さんが、事前に足を運び、店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理に興味のある場合は、お店へ確認等を願います。

料理は、大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが入り混じったスタイルで、

基本、大皿の場合はお披露目後に店側で取り分けてくれた。

なお、サーブ時に説明を受けられますが、卓上に菜譜の用意はないため

正確さに欠ける点はご容赦ください。

ドリンクは生ビールからスタートして、紹興貴酒陳年十年に進行。3本は飲みましたよ。

もちろん、中国茶も別注文。

三拼盆

(ノブロー) こいが今日の主役、激うまXO醤だよ。味の深みが凄えだ。

各組(2人)に1個用意されてるんだ。

鹵水牛展(牛スネ肉の冷菜)②白切雞(蒸し鶏の冷菜)③燻蹄(豚スネ肉の冷菜)

鶏肉には手もとでネギ生姜ソースをかけていただく。豆板醤はお好みで各料理に。

それぞれに素晴らしい完成度の高さで、味に品の良さを感じられる。

自分は特に豚スネ肉の冷菜が気に入ってしまった。

例湯(各自分)

ニンジンとキャベツのスープ。

じっくり煮込まれているので素材の旨み、甘みが濃縮され、しみじみとした美味しさ。

取り澄ましたところのない素朴な味わいで広東スープの奥深さが光る。

優しい味わいにレンゲを持つ手が休もうとせず、一気に完飲してしまった。

齋素鵝

精進野菜をゆばで巻き焼いたもの。

これには香港スタイルに倣い、リーペリンソースをつけていただく。

かりっと綺麗に焼かれたゆばはベタつき感もなく、精進野菜の自然な美味さを

味わうことが出来る。

鮮蝦焼売皇

黄色い皮が嬉しい蟹子焼売。

もりもりとした豚肉の食感も豊かで、本日は幸運なことに飛子の量も多いように思える♪

金銭酥

銀座店【閉店】でもいただいた金銭酥は、バターの効いたサクサクのパイ生地に

金華火腿とエビをサンドしたもの。

 

部屋を担当してくれたスタッフさんによると、点心は今回の席用に、齋素鵝と金銭酥を

入れてくれたのだそう。

点心は事前にリクエストいただければメニュー以外のものも相談が可能で、

(点心の)種類は80種類ぐらい、そのうち常に出しているものは20~50種類ほど。

(季節ものもあるので用意できるものが限られてくるとのこと)。

また、香港テイストのものもご要望があれば作りますという話です。

荔芋香酥鴨(合鴨のタロ芋包み揚げ)

お頭付きであります。

同時にターンテーブルに置かれたのは、細かくカットしたシイタケ入りのとろみソース。

これを手もとでかけていただく。

「ソースは多めにかけていただいたほうが。頭の部分はかぶりついて召し上がってください。」

(ノブロー) ナイフとフォークもセットされるだ。付け合わせはレタスだで。

身を開き味付けした鴨にタロイモをつけて揚げたもの。

ひと口で説明すると素人ではこんな感じだが、とても手間がかかっているのだ。

むっちりとした鴨肉はソースをかけていただくことにより、衣のタロイモがとろんとして

次第にさくっと食感が、マッシュポテト状のねっとりとしたコクのある舌触りへと変わるのも面白い。

直球勝負のローストダックとは異なった、はじめていただく味わいに感動もひとしおです。

上汤豆苗(各自分)

豆苗も上質で、香りが高く食感豊か。

上湯も味がクリアで綺麗だから、バクバク食べれて飽きがこないのだ。

(寝太郎) 僕、これも楽しみにしていたんだよ。マジ美味いなあ。驚きだ。

鹹魚肉餅煲仔飯

「香港風の土鍋ご飯です。中華アンチョビと豚ミンチ肉を合わせ、タイ米で炊きました。」

――うおー!香り最高!

幹事さんの話によると、冬のシーズンを考えシェフが鹹魚茸蒸肉餠より鹹魚肉餅煲仔飯を

オススメしてくれたのだそう。一同のテンションも上がりまくりです。

取り分け直後はこんな感じですが――。

手もとで醤油をプラスさせ自分味を構築させるのだ。

がしがしがし。絵面的には険しくなるけれど、これが美味しいのです。

本場感があって豊かに味が広がり、品の良さも共存!そして、うま~い

土鍋に残ったご飯は次のお楽しみに。

香りをたたせるために、ワゴンでカセットコンロ始動。

スタッフさんがつきっきりで面倒を見てくれ

スープ投入!

張り付いたご飯を土手にしてますから

アレがどうなるか楽しみ。

それは香ばしいオコゲ!ネギと香菜も参加し

オコゲご飯おじや風の出来上がり。

お椀にソースや豆板醤を入れ、自分の好みに味を整えるのだ。

焼いたお餅をいただくような香ばしさがあって、二度目の美味さに突入。

これもまた新感覚の味わいで心もお腹も贅沢をさせてもらった。

 

さて、デザート前にはおしぼりの差し替えあり。細かく気を配ってくれてます。

沙琪馬蛋撻(各自分)

中華風おこしとプリンタルト。

姜汁汤圆(各自分)

(ノブロー) スープは生姜がきっちり効いて甘みもしっかりだ。

もちもちのお団子を噛み切るとツブツブの黒ゴマがとろ~り。ご機嫌になれる美味さです。

広東料理の実力店。こちらは皆様にオススメしたい1軒です。

 

家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店

東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F

TEL       03-3283-2002

営業時間/  ランチ(月~金)/11:30~16:00(L.O.15:00)
              ランチ(土・日・祝)/11:30~16:00(L.O.15:30)
              ディナー(月~土)/17:00~23:00(L.O.21:30)
              ディナー(日・祝)/17:00~22:00(L.O.21:00)

定休日     無休

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります

2016年1月 1日 (金)

真不同(チェンプートン) 広尾 おせち料理

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2015年、年末。当店で販売されるおせち料理(広東二段重)の説明を聞きに向かった。

話によると、コンセプトは、お酒のつまみにもなるおせち料理。

当店のおせちは去年からはじめて今年が2回目。

購入された常連さんからダメ出しがでたものを変えて提供。

今年は去年多かった珍味要素を変更するという。

ボリューム的には少人数向けで、数が少ないため常連さん相手のおせち料理であり、

個人店のため仕入れ状況により、料理が入れ替わる場合もあるとのことだった。

 

申し込みにあたっては、考えるところがあった。

当店のおせちは30日作って30日に渡す。(郵送可能30日出し31日着)。

大晦日の料理にいただきたい自分にとって、自宅の冷蔵庫に1日寝かしておかなければならないことだ。

しかし、どうしても食べてみたいメニューが組まれていたため、購入を決意。

受け渡し日時(30日12時~15時)に引き取りに行った。

広東二段重はちょこちょこと計16品。お酒を飲まれる方は上の段からつまみ出して欲しいとのこと。

なお、お品書きには温めが必要なものに対する留意点が記されていました。

(ノブロー) どんれ、オラが品書きを読んでやるだ。

一の重

1.四色野菜の甘酢漬け

2.筍と干椎茸の旨煮

3.隠元豆の唐寿美炒め

4.餡掛け胡桃

5.自家製窯焼き叉焼※温めを推奨

6.地鶏の黄酒漬け

7.芝海老のチリソース煮※温めを推奨

8.クラゲの麻辣和え

9.大粒いくらの醤油漬け

この中で自身のお気に入りは、地鶏の黄酒漬けとクラゲの麻辣和え。

芝海老のチリソース煮とありますが、あんかけはなく、その存在感は希薄でした。

二の重

10.和牛の八角ワイン煮※温めを推奨

11.四川ダックチャイナスモーク/天然帆立のXO醤炒め※温めを推奨

12.鮑の蝦子オイスター煮※温めを推奨

13.名物頂湯焼売/蟹爪の海老すり身巻き※温めを推奨

14.魚翅姿煮おこわ蓮の葉包み

※フカヒレを上にした状態で蒸し器又は電子レンジで温めてお召し上がり下さい。

私が購入を決意したのは、このおこわに興味があったため。

蓮の葉にくるんだフカヒレを上湯のゼリーでとめておき、温めることによって、

その上湯がおこわ(粽)に入っていくという1品だ。

「フカヒレを上にした状態で」とあるがそもそも、どちらが上かわからない。

これに関しての温めには、蒸し器又は電子レンジと記されていたため、蒸し器で。

蓮の葉の香りがうつったおこわには、旨味のある具材もサンドされていて、

想像していたとおりの美味。

うんまい!蟹爪もだけれど、これは一人1個食べたかったわ。

(レンタロー) 当店の名物!金華ハムのスープを蓄えた頂湯焼売もうめえよ。

鮑も柔らかくて美味かったな。

感想としては、広東らしく優しい味付けで、そつはなくどれも美味しくいただけるのですが、

ボリュームが少なすぎる。私は2人で食べましたが、あっという間になくなり、その結果

ほかに料理を作らなくてはならなくなり、これは計算外でした。

こちらは大晦日のメインの料理にプラスする感じで求めるのが良いかもしれません。

謹賀新年2016

1601

2016年、明けましておめでとうございます。

新年を迎え、皆々様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

今年もpandaさんのご厚意で、カレンダーが出来上がりました。感謝。

(ノブロー) 新年、あけおめだで~♪ 今年も宜しくお願いするだ


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