Sai (サイ) 中野
中華料理「Sai」(サイ) 再訪。
ランチ訪問の際、夜の利用を申し出、予め、前回美味いと感じた清蒸魚をリクエスト。
ほかは、当日にグランドメニューからアラカルト注文をする形でお願いした。
利用はダイニングの片側ソファテーブル席。
テーブル・セッティング等は、変りがないため省略します。
黒バイ貝の香味醤油煮込み@700
本日の鮮魚よりチョイス。サーブ時には、ピックと殻入れも置いてくれた。
香味野菜やニンニク、唐辛子などで柔らかく煮込んだ黒バイ貝は、山椒がぴりっと効いて
ほんのり甘辛く、肝の苦味と好相性。
前菜三種盛合せ(2人前)@1,550
(寝太郎) 僕はみにが昼に食べている蒸し鶏が食べてみたいよ。
前菜の盛合せは、蒸し鶏を入れて、おまかせした。
①叉焼・・・自家製の蜜汁叉焼。肉質または部位によるものかは不明だが、噛み切りづらかった。
②クラゲの冷菜・・・こりこりの食感はライムの香りと共に。
③蒸し鶏の冷菜・・・しっとり柔らかな蒸し鶏を葱塩だれで。
富山県産 ホタルイカの山椒塩炒め@900
本日の鮮魚よりチョイス。
フリッター状にからりと揚げたホタルイカを、かりかりの揚げネギチップ(油葱酥)と
山椒で味調整したスパイシーな炒め。
ワタがコクを深め、おつまみ力も大きい。レモンを絞ってさっぱりといただこう。
また、付け合わせの(野菜の)ドレッシングは六種の野菜を使ったソースとのこと。
上記3品は一度にお願いしたが、進行具合を見ながら1品ずつ提供してくれているよう。
自家製XO醤@430
貝柱、唐辛子ほか、蝦子(シャーヅ)入りで複合的な旨味があるが、
本日のものはやや油が多く、そのためオイリーに感じた。
「お魚はこちらのイサキのご用意になります。」
調理に入る前には、奥様からイサキのお披露目があった。かなり大きく立派だ。
山口県産 イサキの姿蒸し@2,000
(寝太郎) あ、いま油をじゅっとかけた音がしたよ!
蒸魚鼓油。山盛りの白髪ネギや香菜を従がえて登場。
(イサキ) 昇天デス……。
(レンタロー) 解体作業は奥さんがやってくれるで楽チンだ。見事な手さばきだで。
身は骨からするりと外れたな。
清蒸魚の様子を見に来たシェフの話では、魚の状態や蒸し加減は、
今まででベスト3に入る出来ばえとのこと。
聞くと、このイサキは台風の影響があり早めに入荷させたもので、まず内臓を抜き、
ペーパーに巻き、さらにラップで巻いて袋に入れ、氷水の中で熟成させたものだそう。
シェフ自身も魚を寝かせるという試みははじめてのチャレンジで心配だったのだろう。
使用に際し、確認したところ、嫌な匂いもなく、開いた時には刺身に使えるぐらいの
コンディションで、包丁に吸い付く感じを覚えたらしい。
とはいえ、私も熟成魚の清蒸は初めてで不安がある。
熟成により旨味が増したことを期待しながら、いただく。
ライス小@210
せっかくの清蒸魚なのでライスの小を注文。
これは炊いてあったご飯(日本米)を蒸したのだろう。
サウナ風呂に入った白飯が大汗をかいているようで物悲しいが……。
その上に、魚の身、ネギ、香菜をのせ、スプーンでタレをドバドバかけていただく。
皮はとろりん、身はふかふか。熟成魚の不安はひと口目で吹き飛んだ。
カサゴの時はあっさりした醤油使いとコクのあるまろやかなオイル使いが印象的だったけれど、
今回はイサキの身質を考え、中国醤油とピーナッツ油の量も調整したのだろう。若干濃いめ。
“清蒸の神”かつての艇家さんとは、少しタイプは異なる姿蒸しだが、
その味には骨太な手応えがあり、事実美味い。
さて腹が一杯になった。確かに魚のボリュームはあったが、自身のチョイスの偏りで
後味を重くさせ、箸の進みが止まってしまったのかもしれない。
自身のチョイスが偏りすぎたのかもしれない。
なお、当店、中国茶のサービスはないため食事もここで終了。会計をお願いした。
酒はビール×2、古越龍山 エクストラスムーズ@2,400×2を注文。
会計は、1人当たり6,000円(千円未満四捨五入)
良心的な値段で、海鮮料理を味わえる店であり、強火で一気に蒸しあげた
清蒸魚はふっくらとして、その身離れの良さが魅力である。
Sai(サイ)
東京都中野区野方1-6-1
TEL 03-6454-0925
営業時間/ 平日ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00) 土日ランチ12:00~14:30(L.O.14:00)
全日ディナー17:30~22:30(L.O.21:30)
定休日 月曜日(月曜が祝日の場合は火曜休み) -店舗情報「食べログ」より-
※中国料理満足度数は、3.7~5.0
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