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« 上海わんたん・食彩厨房 蒲田 | トップページ | CHINESE DINING 新北京(シンペキン) 御茶ノ水 »

2013年7月 9日 (火)

艇家大牌トン(テイカダイパイトン) 日暮里

Teika

香港海鮮屋台料理「艇家大牌トン」(テイカダイパイトン)。

4度目の訪問(→前回)、ということで、

みにに代わり寝太郎が執筆を申しつかりました Onegai02_2

今回は香港コース(@¥5,000)。

卓上にこんなカードが。以前からあったのですが、記事には写真は未掲載。

“最初にドリンクのご注文をお伺いします。当店では、お酒をのみながら、
ゆっくり食事を愉しんでいただきたいと思っています。
アルコールが苦手な方、お子サマはソフトドリンクをどうぞ♪”

もちろんいただきますよ~♪

まずは生ビールで乾杯!

野菜の甘酢漬けを出していただけました(ニンジン、キュウリ、大根) Usisi_4

活き巻海老の姿蒸し(2名分)

これこれ、これですよ! お決まりの一品目。

紹興酒に漬けた海老の香りがよい。臭みなんてみじんも感じられません。

しっかり詰まった身は、絶妙の火の通し加減で固くならずにむっちりと見事な弾力。

つけダレも、旨味と辛さのバランスがよく、海老本来の持ち味を邪魔しないどころか、

海老の旨味をさらに引き出し、香りをさらに引き立ててくれるかのよう。

醤油が入っているんですが、この濃さがほんとにほどよい。

もちろん、いつものようにこのタレはキープ。

酒飲みのわれわれには、これだけでつまみになります。

豆腐と帆立のわけぎソース

二品目。初めてのメニュー。

「豆腐は味がついていないので、混ぜてお召し上がりください」とのこと。

ほどよく水切りされた絹ごし豆腐の上に、にんにくの入ったわけぎのソースと

粗く刻んだ帆立、プチトマトが載っています。

さすが。帆立がさほど好きではないみにが「うんうん、旨い旨い」と舌鼓。

帆立自体のもののよさと、さっぱりしつつもしっかりにんにくのコクと塩、

わけぎの苦味が効いていて、香りよい油もくわわり、物足りなさを感じさせない。

酒飲みにもうれしいオードブルです。

(ノブロー) ロゼのグラスワインだで!Usisi_3  

黒バイ貝と春雨のエスニックソース

三品目。これも初めていただくメニュー。

各自に小さな土鍋で提供されます。ぐつぐつの鍋焼き。

具材は他に、赤、青、黄のピーマン(パプリカ)、シイタケ。

薬味は香菜と白胡麻です。

――旨い!

(ノブロー) シェフは香菜使いもうめえな。

ピリ辛で甘みは控えめ。沙茶醤も入っているのかな??

濃厚な味つけでありながら、大きく刻んだ黒バイ貝の存在感もしっかりあります。

もちろん臭みなし。ごらんのように腸(わた)も入っていますが、臭みも苦みもなし。

やっぱりものがいいんだろうなあ。

ばっちり決まったエスニックな味に、酒が進む進む。ご飯にかけても旨そう。

海鮮揚げ団子と海老のパリパリ揚げ

四品目。揚げ物。

(ノブロー) お好みでさんざしの甘酢ソースをつけるだよ!

みには、さんざしソースの塩梅はこれまで食べたなかでも最良、

ぱりぱり海老に合って旨いと喜んでただ。

揚げ団子は叩いた白身魚と海老。

外はふんわり軽く、なかはぷりっぷり。シンプルだけど旨いのです。

点心をメニューに載せているお店だと、衣のサクサク感を重視して

もっとしっかりした衣にしがちですが、こちらの揚げ物はいい意味で

手作り感があって、衣が重くない。油臭さもなく、すんなり体に入ってくる感じです。

シンプルだけど、軽くぺろりといただけちゃう。

アイナメの姿蒸し(2名分)

来ましたっ……!

五品目はメインの姿蒸し。

本日はアイナメ。調べてみたらカサゴの仲間なんですね。

旬は冬なんだそうです。では、この時期(6月)のお味はいかがでしょう?

いつものように、シェフが見事な手さばきでライスの上にとり分けてくれます。

息をつめ、唾を飲んで待つみにと寝太郎。

とり分けいただくと、さっそくむさぼりつきます。

――うんうん……旨ーーい!!

骨まわりがレアという、いつもの絶妙な火加減はこの日も健在。

タレも文句なしです。

で、肝心のアイナメですが、身はまったく痩せておらず、締まっていながら

しっとりした素晴らしい食感。胸びれ周りのシコシコ感もたまりません。

もうね、タレも絶品なので、オン・ザ・ライスでわっしわっしかっこむのも幸せ

なんですが、魚自体が美味しいので、寝太郎は頭の部分は手づかみで

タレもつけずにゼラチン質までせせり、目ん玉まで食べちゃいましたよ。

これがまた、べたつかないんですよね。くう~~、恍惚のひととき……。

脂の乗り方がなんて上品なんだろう、というのがこのアイナメへの寝太郎の感想です。

(ノブロー) 何度来てもシェフの清蒸は裏切らねえだな Love

イカと野菜の汁ビーフン

六品目にて〆となります。

もやし、ニンジン、細切りの青梗菜、エノキ、それに白胡麻。お好みでラー油を。

みには「お肉がないので私は好き」との意見。

シェフらしい、優しい味わいの〆です。

あっさりいただけて、トータルの食後感は良好。

さて、この日、食事のあと、五十嵐シェフに少しお話を聞くことができました。

魚の味を決めるのは、絞め方がすべて、とのこと。

身が焼けてしまうのが一番いけないので、そうなると網で獲ったものより

釣ったもの、という選択肢になる――が、これを見分けるのは難しい。

この辺りまでは、寝太郎も知識として知ってはいました。

が、つぎのシェフの言葉には、唸りました。

「死んでいても、生きているような状態になるよう絞めるのが理想です」

――なるほど。

字義どおりに受けとると「?」となるフレーズです。

でも、彼の清蒸を食べていると、この言い回しがすっと腑に落ちる。

ばかりか、じつにこの言葉が、われわれをしてこの店に足しげく通いつめたいと

思わせる秘密を雄弁に語っているように思えました。

たんなる生魚を、包丁技術を駆使し、魚を繊細に扱うことで芸術へと高める

日本料理のお造り。

火を通した料理でありながら、旨い清蒸には、それに通じる、魚の本質を教えてくれる

ような感動がある。五十嵐シェフの清蒸を食べてそう感じていたのですが、

その真髄のヒントをもらったような気がしました。

4回目の訪問にして確認できたことが、もう一点。

豆腐を使った料理や、土鍋を使った一品など、骨格や素材は共通しながらも、

五十嵐シェフの献立には、比較的短い期間に再訪しても、ちゃんと変化が感じられる。

これは、通いたくなるお店を選ぶ重要なポイントのひとつでしょう。

そういう意味でも、やっぱりわれわれにとってこちらのお店は特別なのだと

あらためて感じました。

ワインはマズリエ・シャルドネボトル(@2.600)を2本、それにグラス(@550)を2杯

追加して、

Hand01お会計は1人当たり9,000円(千円未満は四捨五入)

中国料理満足度数は、★★★★★ 特別です。

……で、いいんだよね、みにさん??

みに加筆: もちろんです Yahho01_2      

 

香港海鮮屋台料理 艇家大牌トン(テイカダイパイトン)

東京都荒川区東日暮里6-14-4 19メモリービル1F

TEL      03-3806-4427

営業時間/  月~土 18:00~23:00(L.O.22:00)

定休日    日曜日 (定休日のほかに月2回休み) 

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コメント

寝太郎さん、初めまして!まるっとと申します。

みにさんには沢山の素晴らしいお店を教えていただき、幸せな中華料理ライフを送っております(o^-^o)

死んでいる筈なのに、お皿の上で生きている、を先日私も体験して参りました。
今まで他で食べていた清蒸は、一体何だったのだろう、とさえ思いました。
まるで別物ですよね。

私にとっても特別なお店になりました。
ありがとうございます♪

まるっとさん

はじめまして、寝太郎です。
みにが大変お世話になっておりますm(_ _)m
まるっとさんとお知り合いになれたことで、彼女の中華料理ライフも
確実に充実度を増しているのではないかと拝察しております。

こちらはみにが発見し、われわれ二人とも大好きになったお店ですので、
喜んでいただけるとほっとします……というより、大変うれしいです(*^-^)!

清蒸に関しては、ここでいただいてからは、自分のなかでひとつ物差しができたように感じます。
われわれにしては足しげく通わせてもらっていますが、まだ裏切られたことはありません。
必ずしも意見を等しくするわけではない二人ですが、このお店に関しては、これまでのところ、完全に合致しています。

コメント、ありがとうございました。
今後とも、みにをよろしくお願いします。

寝太郎さん、ご無沙汰しております!
例の感想もお伝えせずじまいで...申し訳ないです。

またこのお店を訪れましたか!?
前回は確か5月か6月くらいでしたかね...?

良いお店は何度訪れてもよいものです...文章からもお店への愛情といいますか、一種の尊敬のようなものが伝わってきます。
ちなみにこのお店を訪れたら必ず活き巻海老の姿蒸しを食べようと心に誓っております(笑)

白熊二代目さん

ご無沙汰しております……!
いえいえ、感想など、よろしいですよ! こちらの勝手で送らせていただいたものなので。

はい、また行ってきました。
前回は5月に行ったばかり……。
ひと月に1度は?こちらの蒸し魚を食べずにはいられない体になってしまいました(笑)。

料理が好みというだけでなく、ご主人と奥様のほのぼのしたお人柄の魅力も大きいのです。
記事を見ていたら、早くもまた食べたくなってしまいました(笑)。

あ、白熊さんも興味を持っていただけましたか?
また東京にいらっしゃる機会があって、諸々タイミングが合うようでしたら、
ぜひご案内させてください。
みにも、「白熊さんをお連れしたい!」と申しております。

コメント、ありがとうございました。
暑い日が続くようですので、どうかご自愛ください。

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